女王蜂「全国ホールツアー2026『PERSONAL DISTANCE』」が4月10日に千葉・市川市文化会館で開幕した。この記事では初日公演の模様を一部ネタバレとともにレポートするので、これから各公演を観覧する人はご注意を。
今年2月にリリースされた最新シングル「PERSONAL」を携え、全国13公演にわたって行われる今回のツアー。シングルの収録曲である「PERSONAL」「HELTZ」に通底するテーマ、そしてツアータイトルの「PERSONAL DISTANCE」を想起させるかのごとく、初日ではオーディエンスとの思いをつなぎ合うように丁寧で真摯なパフォーマンスが繰り広げられた。
今回のツアーの衣装はレザーやレースなどの異素材を組み合わせたブラックコーデ。クールさとフェミニンさを併せ持つ装いに、メンバーを迎えた満員の観客からは感嘆の声が上がった。ライブの軸となったのはもちろん「PERSONAL」と「HELTZ」の2曲。アヴちゃん(Vo)は優美に両腕を広げながら「PERSONAL」を語りかけるように歌い、楽曲の世界へとオーディエンスを誘う。やしちゃん(B)が鳴らすベースラインもどことなく悲しげに響き渡り、さらなる深みをもたらした。エモーショナルなバンドアンサンブルが印象的な「HELTZ」は、紫色のライトがステージを照らす中で披露。諦観や悲しみを湛えつつも、前向きさも感じさせるアヴちゃんの歌声に、観客はじっと耳を傾けた。
シングル収録曲だけでなく「デスコ」「バイオレンス」といったライブの代表曲や、ひさびさのレア曲も存分にパフォーマンスされた。「催眠術」の間奏では空間を切り裂くようなひばりくん(G)のギターソロが炸裂し、客席から大歓声が沸き起こる。ライブ終盤、アヴちゃんはオーディエンスに向けて「みんないつもありがとう!」と笑顔で叫び、初日を迎えた喜びを爆発させた。
今回のツアーのうち、6月14日の新潟・新潟県民会館までの各公演のチケットは現在一般販売中。7月5日の石川・金沢市文化ホールと、7月10日に東京・東京ガーデンシアターで行われるツアーファイナル公演のチケットは6月6日に一般販売がスタートする。


