Uruが今年2月にリリースした最新アルバム「tone」の収録曲「さすらいの唄」が、5月8日公開の映画「未来」のイメージソングに決定した。
「未来」は作家の湊かなえによる同名のミステリー小説が原作。複雑な家庭環境で育ちながらも教師になる夢を叶えた主人公・真唯子は、禁断の計画を立てた教え子・章子を救おうとする。真唯子を演じるのは黒島結菜、章子を演じるのは山﨑七海。ほか坂東龍汰、細田佳央太、近藤華、松坂桃李、北川景子といった豪華キャストが出演する。監督は「ラーゲリより愛を込めて」「護られなかった者たちへ」の瀬々敬久が務めた。
「さすらいの唄」はUruが作詞作曲を手がけた情緒的なバラードナンバー。物語の根幹に通ずるという映画サイドのオファーを受け、イメージソングに決定した。この曲について原作者の湊は「歌声に『祈り』を感じる。観客の皆さんの『祈り』とリンクし、物語の『救い』につながると信じています」、監督の瀬々は「若い人たちが必ず持つ、変わりたい自分への葛藤が優れて表現されている」とコメントしている。
またUru自身も本作のストーリーについて「全ての子どもたちの明日が、健やかで笑顔あふれるものであって欲しい。心の叫びに気づき、手を差し伸べる大人が沢山いる世の中であって欲しい」と語り、「この作品が持つメッセージが、たくさんの方の心に届いてくれることを願っています」とメッセージを寄せた。
YouTubeでは「さすらいの唄」を用いた映画のファイナル予告映像が公開中。
Uru コメント
イメージソングにしていただけたことを光栄に思いながら、私も作品と原作を拝見、拝読させていただきました。
息苦しくなるような胸の痛みを感じながら、自然に一つの願いが心に浮かんでいました。
きっとこれは、この作品を観た全ての方の心に浮かぶものなのではないかと思います。
全ての子どもたちの明日が、健やかで笑顔あふれるものであって欲しい。
心の叫びに気づき、手を差し伸べる大人が沢山いる世の中であって欲しい。
湊かなえさんがあとがきでおっしゃっていた事を、この作品のタイトルに深く、深く、感じることができました。
「さすらいの唄」の主人公もある種の願いを持っていて、それを作った私もまた願いを持って制作した曲です。
この作品が持つメッセージが、たくさんの方の心に届いてくれることを願っています。
瀬々敬久監督 コメント
家路へ向かう夕焼けの空の下を歩いているような雰囲気、そんな情景がまず浮かびました。それでいて「さすらいの唄」。いつもの見慣れた景色なのに、気持ちは常にさすらっている。そういうことなんだろうと想像させる。故郷のような街なのに、どこか遠くを見つめる眼差し。それは、「未来」の中で、いや、湊かなえさんがこれまで何度も小説のモチーフにしてきた、ここではない何処かにある夢の「ドリームランド」に近いものを感じさせてくれました。若い人たちが必ず持つ、変わりたい自分への葛藤。
何もない 何もない
僕はただ 自由なんだよ
どうせなら翼でも生えて
飛び回れたりはしないかな
この歌詞に優れて表現されていて、映画「未来」の青春と重なっていると思いました。
Uruさん、ありがとうございました。
湊かなえ コメント
機動戦士ガンダム「鉄血のオルフェンズ」が好きです。孤児たちの姿に胸が締め付けられる回もありますが、エンディングでUruさんの曲が流れると、心が救われます。Uruさんの歌声に「祈り」を感じるからだと思います。「未来」も苦境にある子どもたちの物語です。イメージソングをUruさんがご担当してくださることを知り、感激しました。「さすらいの唄」は観客の皆さんの「祈り」とリンクし、物語の「救い」につながると信じています。


