泉谷しげるのライブ映画「天才か人災か!泉谷しげる全力ライブ THE MOVIE」の制作が決定。本作の上映に向けたクラウドファンディングの受付がスタートした。
「天才か人災か!」の監督を務めるのは、「狂い咲きサンダーロード」「爆裂都市 BURST CITY」でも泉谷とタッグを組んだ石井岳龍。44年ぶりの再集結で80歳を目前にした泉谷の生き様、そのライブパフォーマンスの作品化を目指す。泉谷がコロナ禍でライブハウスを支援する活動を行ってきた背景も踏まえ「『ライブハウスという文化』の価値や意義を改めて認識していただく」という目的のもと、作品の上映は映画館ではなくライブハウスで行われる。
クラウドファンディングには撮影現場や特別試写会への招待、泉谷が描いた「サイバーパンクス」の限定Tシャツ、石井が原作を手がけ泉谷が描き下ろす限定ZINE、5名限定で行われる泉谷のプライベートトーク&ライブへの参加権などさまざまなリターンが用意されている。詳細は募集ページで確認を。
泉谷しげる コメント
いくら自分のライブ映像を創りたいからって、
あの石井岳龍監督の映画に、2本しか関わってないのにだ。
ライブ映画を創ってくれ~なんざナンと自分は図々しいヤツかと思うが、
この実現は嬉しすぎる。
8ミリ映画であったが彼の映像に初めて出会ったときの衝撃たるや、
この男しかいない!と思ったアノ気持ちは今もシッカリあるのだからスゴイ。
運命的だとかの大げさな表現は使いたくないが、
奇跡的な出会いであることはマチガイない。
この映画のタイトルは「天才か人災か!」だ。
石井岳龍がアレで、泉谷しげるがソレなのだ。
ライブ映画が完成するまで、しばらく落ち着かないだろな。
乞御期待せよ
石井岳龍 コメント
昨年の8月、本当に久しぶりに泉谷さんと再会しました。「狂い咲きサンダーロード」公開45周年記念のイベントでゲストに来てもらったんです。その時、会場のシネマート新宿で「電光石火に銀の靴」や「翼なき野郎ども」をソロで歌ってもらったんですが、たまげました。1発目のギター音が出た瞬間、会場の空気が変わりました。ボーカルも老剣客のような気迫さを増していて、バンドと一緒に演ってる時よりロック色が強いんじゃないかと思われるど迫力、ライブ人の真骨頂、親しい友人も初めて生で接するその生力に驚いて、今まで泉谷さん個人に特に興味はなかったけど一発でファンになったと伝えてくれました。
泉谷さんとは、私が福岡から出てきて8ミリ片手に腹を空かせて野良犬のように悪戦苦闘していた頃、出会いました。彼がちょうどペインティング・アートや実験的でぶっ飛んだ映像創作に没頭していた時期で、私は中学生の頃からのファンでしたが、何故か彼の方からのお誘いで親しい交流が始まり、様々なことで刺激を与えてくれて、眠っていた私のクリエイターソウルに火をつけてくれて、一気に燃え立たせてくれました。それが「狂い咲きサンダーロード」や「爆裂都市」に結実していったんです。
彼は、表現者はかくあるべしということを生き様で体現してくれた恩人です。
Rock Spiritとはなんぞやや、表現者の飽くことなきセンス磨きの重要さとかです。
そして、彼は、東京で暮らしているけど、踏まれても抜かれても生えてくる雑草の如き野生の血を秘めた原子人、でも同時にどうしようもない繊細さも秘めて世界を感じる幻視人だとも思われました。
私たちは似ている種族、「ゲンシジン」なんですね、たぶん。
そんなアニキから久しぶりに一緒に何かやろうぜと誘われたら、断れませんよね。
それから、今のバンドでのライブ曲もたくさん聴かせて貰い、いい感じで力の抜けた、でも相変わらず底にたぎるスピリットは変わらない、数十年を経た名曲たちは、色あせず、なおも青い炎を感じさせ、いぶし銀の輝きを放っていました。
今回のコラボは、劇映画ではなくて、はじめてのライブ映画ですが、私は気の合う優秀なスタッフ達との共闘で紡ぎ出す「映画力のマジック」を駆使して、泉谷さんの「現在進行形の今」のOnly One野生の人間力や、ギターを打楽器としても扱う、やはりオンリーワンの野生の音楽力や歌の力、安定した豊かな演奏力で泉谷さんを支え続けるバンドメンバーたちのバックアップ力も勿論のこと、時代や年代を超える輝きを放つ「泉谷しげる原子力」の根元に迫り、力強く的確にそれを刻み込むことに挑みたいと思います。


