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「“ライブハウスのFOMARE”をやろう」FOMARE初の日本武道館ワンマン、2時間で26曲を披露

「FOMARE LIVE at 日本武道館」の様子。(Photo by RUI HASHIMOTO[SOUND SHOOTER])
11分前2026年05月29日 7:05

FOMARE初となる東京・日本武道館でのワンマンライブ「FOMARE LIVE at 日本武道館」が5月22日に開催された。

“FOMAREの仲間”8500人が集結

FOMAREは群馬県で結成されたロックバンド。2015年11月にFMぐんま主催のバンドコンテスト「ROCKERS2015」にて準グランプリを獲得し、2020年11月にEP「Grey」でメジャーデビュー。昨年9月に結成10周年を迎え、同年12月から今年6月まで2度目の都道府県ツアー「OVER TOUR 25-26」を行っている。

「FOMARE LIVE at 日本武道館」のチケットはソールドアウト。日本武道館はアリーナ席から2階席までファン8500人で埋め尽くされた。「隣に座っているお客様はFOMAREの仲間です。最後まで思いっきり楽しみましょう。Are you Ready?」というスタッフの影ナレが会場を温めたあと、暗転して白いレーザー光が駆け巡る。そんな開演の合図に反応して立ち上がった観客の前に、アマダシンスケ(Vo, B)とカマタリョウガ(G, Cho)、サポートのりゅうしん(Dr)が姿を現した。ライブの幕開けは、アマダが飼っていた猫への思いをつづった「Lani」。オーディエンスはさっそく両手を上げてシンガロングし、まさにFOMAREの仲間として彼らのライブを盛り上げる。熱気渦巻く武道館でアマダは1曲目を終え、スカジャンをすぐさま脱ぎ捨てた。ショートチューン「Continue」のあとは、炎が噴き出すステージで「風」、真っ赤なライトで染まる舞台上で「5cm」を通じてハイエナジーなパフォーマンスを展開。怒涛の勢いで序盤を駆け抜けた。

“ライブハウスのFOMARE”をやろう

アマダは「群馬県高崎市が生んだFOMAREでーす!」と絶叫。「間違いなくFOMARE好きしかいない日本武道館。お前らロック好き? FOMARE好き?」と投げかけ、ファンとのコール&レスポンスで場内を沸かせる。カマタは「武道館ヤバいわー」と感情をあらわにし、「中学校で剣道部でしたから、夢の舞台ですよ」と目の前に広がる光景を焼き付けた。アマダは「かけがえのない日にしたいですし、マジでいつも通りの“ライブハウスのFOMARE”をやろうと思ってます」と改めて宣言し、カマタもリラックスした表情を浮かべた。

FOMAREと言えばメロディックパンクを軸としたエネルギッシュなイメージが強いが、ライブ中盤には彼らが大切にしてきたバラードソングが惜しげもなく披露される。キャッチーなギターサウンドが印象的な「80%」「恋をする自分が好きなだけだと思う」、大胆にビートチェンジする「余韻」などを通じて、恋愛の酸いも甘いも描かれ、上京当時の不安をつづった「2016」、特別な人との別れを受け入れる「アルバ」などじっくり聴かせるナンバーも届けられた。

AIでは作れない

余韻に浸る間もなく、みずみずしいポップパンク「wave」から日本武道館に再び熱気を呼び込むFOMARE。「stay with me」では2人がパワフルな音をぶつけて盤石のコンビネーションを見せ、オーディエンスの拍手が自然発生する。「Can't help myself」ではステージ上のスクリーンでこれまでのライブのオフショットが映し出され、エモーショナルなムードを引き立てた。そしてアマダは口を開き、胸の内を吐露する。

「武道館に立てるバンドになれるなんて思ってなかったんですけど、9年前にJMSが僕らを見つけてくれて、そこからFOMAREが育って。みんなが武道館に連れてきてくれたように思います。マジでありがとうございます!」「武道館のライブに来てよかったっしょ? この空気とかこの温度とかこの響きとかは現場だからこそ味わえるもので、AIでは作れないと思ってます。これからも群馬のFOMAREを愛してください」

そう思いの丈をぶつけたあとで、FOMAREはファンへの感謝を重ねるように「優しさでありますように」「over」を届け、場内を温かな空気で包み込んだ。

ライブ終盤には、FOMARE印とも言える「Grey」「Frozen」といったパンキッシュなナンバーを連打。つんのめりそうなほど疾走感のあるビートに乗せて、観客は何度も拳を突き上げる。続いては、愛するライブハウスや愛するすべての人々に捧げる「愛する人」。「永遠を歩いて行く ずっと歳をとっても」というバンドの決意表明とも言えるフレーズが鮮烈に響き、ファンは肩を組んで大合唱を巻き起こした。本編はご機嫌なロックチューン「ルー・ティーン」で終了。銀テープが発射され、にぎにぎしいムードが広がった。

2時間26曲

アンコールを求める熱烈な声に応え、ステージに戻ってきたFOMAREはレゲエ調の「One Day」を披露。“最高なとき”を象徴するように、拍手とシンガロングが会場を満たす。最後の曲は、ふるさとへの思いが込められた「夕暮れ」。夕景のようなライティングが場内を照らし、温かく穏やかな幕引きを迎えた。約2時間で26曲をパフォーマンスしたFOMAREは晴れやかな表情で手を振りながらステージをあとにした。

FOMAREは6月20日に沖縄・桜坂セントラルで都道府県ツアー「OVER TOUR 25-26」を締めくくる。10月12日には地元である群馬県高崎市のGメッセ群馬で主催フェス「FOMARE大陸2026」を行う。

セットリスト

「FOMARE LIVE at 日本武道館」2026年5月22日 日本武道館

01. Lani
02. Continue
03. 風
04. 5cm
05. 君と夜明け
06. SONG
07. 夢から覚めても
08. 80%
09. 恋をする自分が好きなだけだと思う
10. 余韻
11. かぼちゃ列車
12. 長い髪
13. 2016
14. アルバ
15. wave
16. 花火散って、君がちょっと遠くなる
17. stay with me
18. Can't help myself
19. 優しさでありますように
20. over
21. Grey
22. Frozen
23. 愛する人
24. ルー・ティーン
<アンコール>
25. One Day
26. 夕暮れ

公演情報

FOMARE「OVER TOUR 25-26」(※終了分は割愛)

2026年6月20日(土)沖縄県 桜坂セントラル

FOMARE大陸2026

2026年10月12日(月・祝)群馬県 Gメッセ群馬
OPEN 11:30 / START 12:30

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