bokula.の47都道府県ツアー「bokula.全国ツアー『最初は最後、あいまって』」が5月23日に東京・Zepp DiverCity(TOKYO)で閉幕した。
キャリア最大規模
「最初は最後、あいまって」は結成当初から全国のライブハウスを回ってきたbokula.が原点に立ち返りつつ、活動の集大成として挑んだツアー。2月1日にbokula.の地元・広島にあるALMIGHTYでスタートし、5月23日にキャリア最大規模となる東京・Zepp DiverCity(TOKYO)で締めくくられた。ツアーにはUNFAIR RULE、かずき山盛り、ヤングスキニー、リアクション ザ ブッタ、プッシュプルポットなどのゲストも出演し、51本目となるZepp DiverCity(TOKYO)公演のみbokula.のワンマンライブが展開された。
俺ら飛ばしすぎた?
SEとしてELLEGARDENの楽曲「The Autumn Song」が流れる中、えい(G, Vo)、かじ(G)、さとぴー(B)、ふじいしゅんすけ(Dr)がステージに登場し、手始めにそれぞれの音を轟かせる。えいが「俺たちがもらってきた愛情と優しさを音楽で届けにきました。よろしく」と挨拶し、bokula.は気合い十分。「FUSION」でライブの火蓋を切って落とし、聴く者を鼓舞するメッセージと生命力みなぎるバンドサウンドでフロアを満たす。「足りない二人」「バンドマンに恋はやめとけ」では心弾むビートで突き進み、フロアを否応なく踊らせた。その後も、夏の到来を待ち望むように「青くね」、人気のショートチューン「満月じゃん。」というライブ定番曲が投下され、場内の熱気は上昇し続けた。
えいは「全国を回って最強になったbokula.です」と改めて挨拶する。「音楽を通して人と出会うことはこんなにも尊いのかと。君自身に救われてきました。愛される覚悟はありますか?」と投げかけると、オーディエンスから歓喜の声が。「magatama」ではスリリングなギター、うねりのあるベースライン、力強いドラミングが絡み合い、天を突くようなダイナミックなサウンドが生み出された。エモーショナルなロックナンバー「天使になれたら」でも、ありったけの愛をぶつけたbokula.は序盤から満身創痍の様子。ふじいは「俺ら飛ばしすぎた?」とファンも気にかけ、えいは「必死に『愛してるよ』と伝えなきゃ」とフロアを見つめた。
君がいてくれるおかげで生き長らえてる
喪失感を描く「欠片のルージュ」「夢を見てた.」が切なく紡がれ、アップテンポなナンバーが続いた序盤とは打って変わって、フロアには静かな余韻が広がる。えいはギターを弾きながら、全国各地を回ったツアーへの思いやファンへの感謝を込めた即興ソングを届け、シームレスに「愛すべきミュージック」へ。メンバーがサビで歌声を重ねると、オーディエンスも合唱を始め、場内がひとつになった。
「夏の迷惑」でライブは後半戦に突入。重低音の効いたスカパンク調の「Skill」、タイトな2ビートを刻む「ライトメイカー」で再び熱気を呼び込む。興奮渦巻くフロアで、えいは胸の内を吐露し始める。「君がいてくれるおかげで、俺自身はなんとか生き長らえてると思います。きれいごとを言ってもしょうがないから言うけど、このライブをソールドアウトできなかった。ごめんな。みんなが俺たちのためにどんなアクションをしてくれるのか、わかってるよ」と感謝を述べつつ、悔しさをにじませた。「バイマイフレンド」ではそんな悔しい思いや支えてくれるファンの存在を「忘れたくないよ」というフレーズに重ねるように、bokula.が熱演を繰り広げた。
うるさいドラム、おとなしいベース、周りを見てくれるギター、わがままな俺
ライブが終わりに近づく頃、彼らはエールソング「アブノーマル」「群青謳歌」を畳みかけ、ライブでおなじみの「愛してやまない一生を.」をパフォーマンス。魂ほとばしるプレイに呼応するように、観客が人差し指を突き上げてシンガロングを放つ。その後、えいが「『たかが広島のローカルのバンド』っていう声もあるよ。でも、ツアーを回って、うれしい声とかたくさんもらいました。めちゃくちゃありがたかったんだよね。俺たち、これからしっかり売れるよ。ここをパンパンにするよ。君にもらった期待があるから。君の中のバイブルになるような音楽を、君を助けられる音楽を作っていきます」と愛すべきファンの前で誓いを立てると、場内からは激励の拍手が。本編ラストは「心配性」で、オーディエンスにそっと寄り添うように、優しく届けられた。去り際にえいは「うるさいドラム、おとなしいベース、周りを見てくれるギター、わがままな俺、bokula.でした」と改めてメンバーを紹介した。
アンコールではbokula.が、えい自身の思いを色濃く描いた「こんな僕ですが、何卒」を披露。えいはお立ち台に乗って鮮烈なギターソロを見せつける。「一瞬」でステージに立つこの瞬間を刻み付けるように、余力を使い果たすパフォーマンスを展開したbokula.は手を振りながら舞台袖へと消えていった。だが、ファンはなかなか帰ろうとせず、ダブルアンコールを求めて声を上げる。そんな熱い思いに応え、bokula.は「満月じゃん。」を再び演奏し、最後までステージを盛り上げた。
47都道府県ツアーを成功に導いたbokula.は、10月から11月にかけて東名阪ワンマンツアー「ラフを君に」を行う。
セットリスト
「bokula.全国ツアー『最初は最後、あいまって』」2026年5月23日 Zepp DiverCity(TOKYO)
01. FUSION
02. 足りない二人
03. バンドマンに恋はやめとけ
04. 青くね
05. 満月じゃん。
06. トラウマなんです
07. magatama
08. 天使になれたら
09. 欠片のルージュ
10. 夢を見てた.
11. 愛すべきミュージック
12. 夏の迷惑
13. Skill
14. ライトメイカー
15. 高鳴り
16. バイマイフレンド
17. アブノーマル
18. 群青謳歌
19. 愛してやまない一生を.
20. 心配性
<アンコール>
21. こんな僕ですが、何卒
22. 一瞬
<ダブルアンコール>
23. 満月じゃん。
公演情報
bokula.「ラフを君に」
2026年10月31日(土)愛知県 名古屋CLUB QUATTRO
2026年11月1日(日)大阪府 梅田CLUB QUATTRO
2026年11月8日(日)東京都 渋谷CLUB QUATTRO


