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りんご娘、はるか夢球場で1万人動員の目標達成「青森県に生まれた意味がここにある」

「りんご娘 はるか夢スタジアムライブ "Dream of Diamond" 輝け!! 10,000人のペンライト!!~40市町村の魅力大発見~」の様子。
2か月前2026年05月21日 10:04

りんご娘が5月16日に青森県弘前市内の野球場・はるか夢球場にて、ワンマンライブ「りんご娘 はるか夢スタジアムライブ "Dream of Diamond" 輝け!! 10,000人のペンライト!!~40市町村の魅力大発見~」を開催した。

2000年に青森県弘前市で結成されたダンス&ボーカルユニット・りんご娘。「音楽と芸能で青森を応援する」という理念のもと、世代交代を重ねながら独自の歩みを進めてきた彼女たちは、現存するご当地アイドルの中で最長クラスとなる四半世紀以上の歴史を持つ。ピンクレディ、はつ恋ぐりん、金星、スターキングデリシャスからなる現体制のりんご娘は2022年春に始動し、その当初から県内最大級の会場であるはるか夢球場でのワンマンライブ開催を目標に掲げてきた。ブレることのない熱い“青森愛”を胸に、「1万人動員」という過去最大の挑戦に向けて県内外を駆け抜けてきた4人。ついに迎えた大舞台当日、彼女たちの夢が結実する瞬間を見届けようと全国から大勢の観客が集結した。

チケット販売数の速報発表

ライブの開演時刻は、空がまだ明るい17:30。朗らかな夕暮れの日差しが会場を照らし、心地よい風が観客の頬を撫でる。壮大なSEに包まれながら4人が手をつなぎ、場内へ足を踏み入れるオープニング映像を経て、「Overture(Dream ver.)」が響き渡った。自信に満ちた笑顔を浮かべ、1人ずつステージに姿を現した彼女たちが最初に歌ったのは、グループの飛躍を願う思いや、夢に向かって輝き続ける決意を込めた春のナンバー「桜ダイヤモンド」。ミュージックビデオにはるか夢球場の写真が登場するこの曲を、彼女たちは堂々と歌い上げた。

ポップチューン「Ring Ring Ringo!!!」の曲中には4人がそれぞれはつらつと自己紹介をしながら、ライブに対する意気込みを口にした。farmer(りんご娘ファンの呼称)も彼女たちのエネルギーにあてられ、前のめりになってライブに没頭。「Candy Apple ~恋はあせらず~」ではリズムに合わせて一斉にクラップを鳴らし、「アメノチヒカリ」ではメンバーとともに勢いよくタオルを振り回す。本公演のグッズであるベースボールシャツやキャップが会場中を彩り、特別なムードを作り上げていた。

「すごくないですか? この景色」と感嘆の声を漏らし、多くのfarmerで埋まった会場をうれしそうに見渡す4人。その後、本公演のチケット販売数が1万84枚に達したことが速報として発表されると、彼女たちは驚きの声を上げて喜びをあらわに。「1万人動員」という目標を見事達成したことを受け、会場が祝福の拍手であふれ返った。

大舞台でも貫かれたりんご娘の基本理念

第80回国民スポーツ大会および第25回全国障害者スポーツ大会「青の煌めきあおもり国スポ・障スポ」のイメージソング「翔けろ未来へ」のパフォーマンスには、大勢のキッズダンサーと大会のマスコットキャラクターである“アップリート君”が参加。このほか青森県内40市町村の魅力を歌詞に織り込んだ観光応援ソング「North End All Stars」を、のぼり旗を手にした各市町村長やご当地ゆるキャラとともに届けるなど、りんご娘は大舞台ならではの多彩かつ華やかなパフォーマンスを繰り広げ、一瞬たりとも観客を飽きさせない。この日は会場の外周エリアに市町村のPRテントや多種多様な青森の名物を堪能できるブースが用意され、午前中からにぎわいを見せていたが、ライブ本編でも「青森の魅力を発信する」というりんご娘の基本理念が前面に表れた。

はつ恋ぐりんの「これからも大切に歌っていきたいです」「生まれ育った故郷を思い浮かべながら聴いてください」という言葉を合図に届けられたのは、青森県最高峰の岩木山をテーマにした壮大な応援ソング「1625」。茜色に染まった日没前の空に、4人のまっすぐな歌声が吸い込まれていく。岩木山神社で行われる伝統行事・お山参詣の登山囃子をモチーフにした「サイギサイギ」では美しいハーモニーが冒頭でこだまし、観客の心を引き付けた。また、現体制初のシングルとして2022年に発表された「りんごに恋したマメコバチ」でも芯のある歌声が響き渡った。

代表曲を現体制で初パフォーマンス

弘前ねぷた参加団体協議会と津軽笛奏者の今力也がお囃子として笛や太鼓、手振り鉦をにぎやかに鳴らしたのち、ライブは後半戦へ。今年3月にリリースした最新アルバム「Dream」の衣装でここまでパフォーマンスしていたりんご娘は、きらびやかな新衣装にチェンジ。デコレーションされた軽トラックの荷台に乗って改めて登場すると、2000年発表のりんご娘のデビュー曲「LOVE & SOLDIER」を歌い、お囃子隊とともに祭りのような活気に満ちた空気感を作り上げた。

日が暮れて、観客が持つペンライトの光がより一層際立つ中、ピンクレディの「私たちにとって新しい歴史を作る曲でもあります」という語りを経て歌われたのは、グループの代表曲ながら現体制では初披露となる「Ringo star」。4人は「輝きたいの私 りんごのようにキラリ」など、純粋な志をつづった歌詞を高らかに響かせると、「うつむくなRingo star」というフレーズで始まる最新アルバムのリード曲「Dream」へとつなげ、現体制4人の決意をりんご娘の長い歴史と重ね合わせて力強く表現した。

「ここからはバキバキに踊っていきます!」

「ここからはバキバキに踊っていきます!」というメンバーの宣言通り、終盤のブロックはりんご娘が結成当初から掲げてきた「Cool & Country」という音楽コンセプトを存分に体現する熱狂的な展開に。メインコンポーザーの多田慎也による洗練されたサウンドと、青森の風土や文化を詰め込んだ歌詞が相乗効果を起こしていく。威勢よく観客を煽った4人は「JONKARA」「YAMABUSHI」などをつなげたメドレーでもう一段階ギアを上げると、ヤッケに身を包んで「DOSA YUSA ROCK」を披露。さらにサングラスを身に着けて「SEBADAVA MAINEBION」を歌唱し、骨太なハードロックサウンドに乗せて津軽弁をアグレッシブに繰り出す。「おめだぢ、ヘドバンってしっちゅうが!?」というりんご娘ならではの煽りが飛び出すと、会場のボルテージがますます上昇した。

「Ringo disco」ではディスコ調のダンサブルなサウンドの上で4人が躍動し、「JIGA-JIGA」ではシャボン玉がファンタジックに舞う。そしてりんご娘は友達を意味する津軽弁“けやぐ”をタイトルに冠した「KE・YA・GU」を通して熱い一体感を生み出し、晴れやかな表情でステージをあとにした。

1人ひとりの挨拶を経て届けられた新曲

“おかわり”を意味する津軽弁「あどはだり」を一斉に叫び、アンコールを求める会場のfarmer。その声に導かれるように、最新アルバムの収録曲「け」でライブが再開した。この曲はわずか1音にして12の意味を持つ青森弁“け”を題材にした、ユーモラスで中毒性抜群のファンクチューン。青森の魅力やアイデンティティが凝縮された“魔法の言葉”を連発しつつ、観客を巻き込みながらはつらつと踊った4人は、続いて「Re-Start」を歌いながら観客のすぐ近くを移動する。この曲では観客による撮影が可能になり、メンバーはサインボールを投げたりシンガロングを繰り広げたりと、farmerとともに特別な思い出を作り上げた。

ここで4人は観客に向け、それぞれ挨拶の言葉を述べていく。金星は「ライブをしながら皆さんの顔をずっと眺めてたんですよ。ライブ中の皆さんのキラキラした笑顔や本当に幸せそうな横顔がすごく印象的で、これからも青森県にこんな笑顔が咲き続けたらいいなって思ったし、その笑顔や元気を生み出していくのが私たちりんご娘の使命なんじゃないかなって今日強く思いました」と充実感を顔ににじませ、はつ恋ぐりんは「まだまだみんなと叶えたいことがたくさんあるので、これからも大きな夢に向かって、さらに進化し続けていけたらいいなと思います」と感極まった様子を見せながら決意を口にした。

スターキングデリシャスは「『40市町村の魅力大発見』というテーマでお届けしましたけど、私たちも再発見することだったり大発見することだったり、さらに青森県が大好きになりました。青森県のことを好きになってほしいという思いでこのライブを開催したので、皆さんにその魅力をお伝えできたことがすごくうれしいです」とライブに対する確かな手応えを明かす。ピンクレディも「りんご娘になれたこともそうですけど、この青森県に生まれたこと、そしてこの環境でライブができていることだけでも本当に青森県で過ごせてよかったなと思いますし、青森県に生まれた意味がここにあるんじゃないかなと思います。本当に叶うのかなっていう状態の中で全力で突っ走ってきました。そして今日この景色が見れたのは、本当にご褒美だなと思っています」と晴れ晴れとした笑顔を浮かべた。

そしてピンクレディが「夢を追いかけること、そして仲間を信じること、今日ここに来るまで全部学んだような気がします。皆さんも夢を追いかけたときもあると思うし、今現在追いかけてる人もいると思います。そしてこれから追いかけようかなと思ってる皆さんもいると思います」と言葉を続けたのち、りんご娘は新曲「Diamond」をパフォーマンス。この日に至るまでのストーリーに思いを馳せつつ、観客1人ひとりに楽曲のメッセージを伝えるようにして丁寧に歌声を届けた。会場が万感の思いで包まれる中、最後に披露されたのはこのライブの幕開けを飾った「桜ダイヤモンド」。ラストのサビ前、金星が「夢を見せてくれて、一緒に叶えてくれて本当にありがとう!」と声を張り、ありったけの感謝の思いをマイクに乗せると、温かな歓声と拍手が会場いっぱいに広がった。

セットリスト

「りんご娘 はるか夢スタジアムライブ "Dream of Diamond" 輝け!! 10,000人のペンライト!!~40市町村の魅力大発見~」2026年5月16日 はるか夢球場

SE. Overture(Dream ver.)
01. 桜ダイヤモンド
02. Ring Ring Ringo!!!
03. Candy Apple ~恋はあせらず~
04. アメノチヒカリ
05. 翔けろ未来へ
06. だびょん
07. ドスコイ金星
08. North End All Stars
09. 1625
10. サイギサイギ
11. りんごに恋したマメコバチ
12. LOVE & SOLDIER
13. Ringo star
14. Dream
15. JONKARA~林檎忍者~YAMABUSHI~SNOW MONSTER
16. DOSA YUSA ROCK
17. SEBADAVA MAINEBION
18. Ringo disco
19. JIGA-JIGA
20. 0と1の世界
21. JAWAMEGI NIGHT!!
22. KE・YA・GU
<アンコール>
23. け
24. Re-Start
25. Diamond
26. 桜ダイヤモンド

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