ホラー映画「祝山」の公開記念舞台挨拶が本日6月13日、東京・新宿ピカデリーにて開催。主演の橋本愛と共演の石川恋、久保田紗友、草川拓弥(超特急)、武田真悟監督が登壇した。
「ぜひ表情に注目して」
「祝山」は作家の加門七海が自身の体験をもとに描いた小説が原作。スランプに陥る主人公のホラー小説家・鹿角南を橋本が、鹿角の旧友・矢口朝子を石川が、矢口とともに廃墟へ肝試しに行く若尾木綿子を久保田が、同じく肝試しに同行した小野寺淳を草川が演じている。
舞台挨拶の冒頭、主演の橋本は「土曜日のこんな日に、ホラー映画を観に来ていただいて本当にありがとうございます(笑)。撮影したのは去年の11月とかで、まだ半年少ししか経ってないので、できたてほやほやの状態で皆様に届けられるのもすごくうれしいです。わりと少人数で、純度の高い物作りができる環境で作った作品なので、皆様にどんなふうに届くのかすごく楽しみです」と挨拶。それぞれの役どころを語る場面では草川は自らが演じた小野寺を「オカルト系がすごく好きで、空気の読めないキャラクターですね」と評し、「今日、現場に入るときに監督から『とあるシーンの表情がすごくよかった』とありがたいお言葉をいただいて。ぜひ小野寺の表情に注目していただきたいなと思います」と観客に呼びかけた。
出演者たちを襲った恐怖の出来事
橋本は本作が発表されたとき、ホラー好きの友人がポスタービジュアルを携帯で撮影して保存してくれたと明かすが「予告編を観たら『怖すぎて無理かも』って写真フォルダから消したそうなんですけど、何回消しても消えないらしくて(笑)。この映画にはそういう得体の知れない力があるかもしれない、と上映前に皆様にお伝えしようかなと」とニヤリと笑う。草川も「最近家で暑いなと思って扇風機をつけるんですけど、勝手につくので(作品タイトルを示しながら)『これか』と思いました(笑)。皆さんお気を付けください」と恐怖エピソードを語るが、石川に「自分でつけなくて済むからラッキーじゃないですか」とあっけらかんと指摘され、「そんな考えには至らなかったです(笑)。怖くて怖くて……」と苦笑いした。
撮影現場の様子を尋ねられた石川は「怖いシーンを撮るときに(橋本や久保田と)椅子を並べて座っておしゃべりしながら、こんな大きいメロンパンをみんなで食べたりして(笑)。現場の雰囲気と私たちの女子トークのギャップがすごい不思議だなと思いました」、久保田は「森の中で写真を撮り合ったりとか、そういうことがけっこう記憶に残ってます」と、女性陣の和気あいあいとした空気を振り返る。草川は「小野寺はオカルト好きなので常にカメラを持ち歩いてるんですけど。僕自身も『もしかしたら心霊写真が撮れるんじゃないかな』とか思いながらパシャパシャシャッターを切って、ちょっと小野寺になっちゃってましたね(笑)。撮れた写真は小さい画面でしか見てないけど、もしかしたら映ってるかもしれない」と、役の乗り移りっぷりを語った。
富士山に怖気づく草川拓弥に女性陣は……
山を舞台にした作品にちなみ、キャストたちが山にまつわる思い出を語る場面も。橋本は「山は自然も豊かですし大好き。昨日も山の中のサウナに行ってきました」、石川は「通っていた中学校と高校が山の中腹にあったので、登下校が登山みたいな感じ。体力がつきました」と明かす。久保田は「去年から登山を始めて、でも今年の初めに低めの山に登りに行ったら入り口が全然わからなくて、1時間ぐらい山の中でプチ遭難みたいになって……撮影のあとに登ったので『これのせいか』と思いましたけど(笑)、無事に登り切って帰ってこられました」と話した。
「昔は山より海派だった」という草川は「富士山に登ってみたいというのが昔からの夢です。昔から家族で富士急ハイランドに旅行に行って、富士山をよく見てて心が浄化されていたので。今年中にやりたいなとは思ってるんですけど、たぶん無理そうなので……」と若干気弱な様子を見せる。「やっぱり山に登られてる方からすると、いきなり富士山はしんどいですよね……?」と共演者たちに問いかけるが、石川と久保田は「私はいきなり富士山でした」「私も」と即答。場内が笑いに包まれる中、草川は「だそうです(笑)。じゃあいきなりでがんばってみます。チャレンジします!」と気合いを新たにした。


