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フォーリミ主催「YON FES 2026」2日目、盟友やオーディエンスと確かめ合った“代えがたい体験”

「YON FES 2026」2日目公演で撮影された集合写真。(撮影:ヤオタケシ)
6分前2026年06月21日 13:07

04 Limited Sazabysが主催する野外フェス「YON FES 2026」の2日目公演が本日6月21日に愛知・愛・地球博記念公園(モリコロパーク)で開催された。

「YON FES」は、フォーリミが地元の愛知に盟友たちを招き、緑豊かなモリコロパークを舞台に開催する恒例の野外フェス。今年で2016年の初開催から10周年を迎えた。2日間にわたるライブのうち、2日目公演には主催のフォーリミのほか、BLUE ENCOUNT、EVERLONG、go!go!vanillas、Maki、muque、My Hair is Bad、Survive Said The Prophet、キュウソネコカミ、ハク。、マキシマム ザ ホルモンが出演。出演者たちはメインステージのSKY STAGEと隣接するLAND STAGEで交互に熱演を繰り広げ、10周年のアニバーサリーイヤーを盛大に祝った。

キュウソネコカミ / EVERLONG

晴天のモリコロパークに1音目を響かせたのは「YON FES」“準レギュラー”のキュウソネコカミ。彼らは「15年、20年続くイベントになってほしい」と「YON FES」へエールを送り、「10年あったら変わることもあれば変わらないこともある。変わったところ変わらないところを内包しながら次の10年駆け抜けていきたいと思います」と自身にも矢印を向ける。そして「スピりスピられ」で“本日のスピ”を“大スピ”と予言したり、「DQNなりたい、40代で死にたい」でアヒルフロートに乗ってファンの頭上を進んだりと、キュウソらしさ全開のステージで2日目の始まりを告げた。

LAND STAGEの一番手は名古屋発のEVERLONG。ギターのリフが炸裂する「POPダイバー」が1曲目に投下されると、会場にそろいの振付が広がる。さらにEVERLONGはライブの人気曲「ヨナギ」でオーディエンスに火をつけ、モリコロパークを一瞬で地元のライブハウスR.A.Dに変えてみせる。2017年以来9年ぶりの「YON FES」出演となった彼ら。この9年間を振り返ったみっちゃん(Vo, B)は「正直つらい日ばっかりだったんですけど、こういう日が幸せに感じられるのはそういう日々のおかげかなって思います」と笑顔を見せ、伸びやかなボーカルが牽引する「透明になってく」や「深呼吸」をさわやかに届けていった。

go!go!vanillas / ハク。

いきなりフォーリミの「monolith」をカバーするというサプライズでスタートしたのは、go!go!vanillasのライブだ。彼らは「平成ペイン」でオーディエンスと声を合わせ、「来来来」ではうなりを上げるバンドアンサンブルで場を圧倒。序盤からSKY STAGEに集まった人々を盛り上げていった。5月にリリースされた新曲「フォーリン」を経て、「まだまだいこうぜ!」という牧達弥(Vo, G)の言葉とともに披露されたのは「one shot kill」。牧はオーディエンスの海に飛び込んで熱唱した。終盤、4人は「SCARY MONSTERS」で会場のテンションを一段と高めると、最後の「生きもの」まで盛り上げ切ってステージを降りた。

「YON FES」初登場のハク。はドラムのもとにメンバー全員が集まって円陣を組み、「dedede」でライブを始めた。ギターとベースの轟音と力強いビートに反応して手を上げるオーディエンス。新曲「宇宙船ハート号」ではメンバーの顔に笑みが浮かび、あい(Vo, G)は「晴れてよかったあ!」と口にした。また、フォーリミが大好きだというまゆ(Dr)は、今までチケットが取れず来られなかった「YON FES」に出演者として来場することができた喜びを語る。そんな初々しいMCとは裏腹に、演奏はオーディエンスのタオルがくるくると舞った「回転してから考える」まで鋭くタイトに続いた。

My Hair is Bad / Survive Said The Prophet

「10周年おめでとうございます。全員ドキドキしようぜ!」との椎木知仁(Vo, G)の声でライブをスタートさせたMy Hair is Bad。「GENさんに『お誕生日おめでとうございます』って送ってから半年くらい未読無視されてたけど『YON FES』に呼んでくれた」と暴露しながらも、「先輩のフェスだし、がっつりやっちゃっていいですか?」と前のめりに「アフターアワー」や「噂」で勢いをつけた。なお、マイヘアは「YON FES」初開催時からの皆勤賞。椎木はこの10年間での変化について「誰かのあとを追うのはやめた」と語り、確固たるマイヘアのステージを見せていった。

RxYxO(B / coldrain)とTeru(G / MY FIRST STORY)をサポートメンバーに迎えた特別体制でフェスに乗り込み、2年連続で出演が叶った「YON FES」への感謝の気持ちを示したSurvive Said The Prophet。彼らはヘビーなサウンドスケープでLAND STAGEを飲み込んでいく。どでかいサークルモッシュを何度も作らせつつ、ダイバーを煽った「Speak of the devil」から「T R A N S l a t e d」へとつなげる容赦ないセットリストでキッズをひたすらに遊ばせた。

BLUE ENCOUNT / muque

7年ぶりの「YON FES」出演となったBLUE ENCOUNT。「俺たちと『YON FES』の物語は終わらない!」という田邊駿一(Vo, G)の言葉とともに届けられた「NEVER ENDING STORY」ではオーディエンスの手拍子と声がステージを覆い、7年の“不在”を埋めていく。その後もブルエンは「KICKASS」「DEAD」と畳みかけて攻めの手を緩めず、SKY STAGEをより一層熱くさせる。「よかった、俺、ひさびさにここに出れて。バンドマンがやってきたことは間違いじゃなかった」。そんな気持ちを解き放ったラストの「もっと光を」はこの日のハイライトの1つとなった。

LAND STAGEに登場したmuqueは、ヘビーなサウンドが鳴り響く「dark game」でオーディエンスの心をつかむと、一転して「nevermind」や「feelin'」といった楽曲でキャッチーな魅力を振りまく。「皆さんも音楽の自由を知ってもらえたらうれしいなと思います」というAsakura(Vo)の言葉通り、ジャンルもスタイルも幅広い楽曲を次々に繰り出しながら、オーディエンスを煽り立ててコール&レスポンスやシンガロングを生み出した。随所にメンバーそれぞれの見せ場も作りつつ、ラストの「Bite you」まで強烈なインパクトを残し続けた。

マキシマム ザ ホルモン / Maki

モリコロパークいっぱいにヘドバンの海を広げたのは、2018年以来の「YON FES」出演となったマキシマム ザ ホルモン。2018年当時はハク。もmuqueも結成されていなかったという事実を並べたのち、「実質うちらが一番若い」という独自の理論で笑いと戸惑いを生み出す。「今日は最年少、中学生に戻ってかましたいと思います」とのMCから学校のチャイムが鳴り響くと「中2 ザ ビーム」が始まり、あっという間に会場をカオスの渦へ。ダイスケはん(キャーキャーうるさいほう)が「YON FES」への愛を「好きすぎて四!」と表して「ぶっ生き返す!!」を繰り出すと、その言葉に賛同したオーディエンスはモッシュやサークルで応戦。熱狂の35分となった。

「名古屋代表」と胸を張りながらも「名古屋がホームというよりも、ライブハウスがホーム。この3人が立ったらどこでもライブハウスだと思う」と自己紹介したMaki。オーディエンスに向かって「『オイオイ!』とか手拍子とかやるなら全力で」と声をかけながらも、ステージ上の3人が誰よりも全力で声を張り上げ、そして音をかき鳴らしていく。それに応えるように「憧憬へ」や「虎」では大声のシンガロングが巻き起こり、終盤の「Lucky」では観客同士が肩を組んで笑顔で体を揺らした。彼らはフェスの舞台でもいつも通りのライブハウスの景色を作り上げつつ、去り際にSKY STAGEに目をやり「あっちのでかいステージでも会おうな!」と約束。会場に集まった多くのファンの期待をゆうに超える熱演でLAND STAGEのトリを務め上げた。

04 Limited Sazabys

今年の「YON FES」を締めくくる04 Limited Sazabysのライブは「magnet」でスタート。会場がいきなり大きな一体感に包まれた。続く「knife」の前のめりなビートとリフがライブの盛り上がりを加速させ、「fade」「escape」と次々に繰り出される楽曲がフェスのボルテージをどこまでも高めていく。「YON FESが終わってしまいます。寂しい!」と心境を明かしたGEN(Vo, B)。彼は「2日間、めちゃくちゃ素晴らしい日になりました。皆さんのおかげです」と感謝しつつ、「出ているバンドがカッコよすぎて、本当に素晴らしい主催者のセンスだなと思いました」と自画自賛も忘れない。そんなMCを挟みつつライブはどんどん進行する。「Kitchen」の軽快なリズムがオーディエンスを踊らせ、「climb」の爽快なメロディがここにきて空に立ち込めていた雨雲を突き抜けるように鳴り響いた。クラウドサーファーが続出した「nem…」に続いては「いい時間が永久に永久に続きますように」というGENの言葉とともに「hello」へ。RYU-TA(G, Cho)が「みんなで歌って!」と呼びかける中、大合唱が広がる。4人が名残惜しそうに最後のキメを鳴らすと、会場中は温かな拍手に包まれた。

続いてGENは「YON FESと一緒に歳をとってくれてありがとうございます。情報は簡単に手に入るし、音楽の聴き方も楽になったけど、わざわざ足を運んで同じ時間を過ごすという体験は代えがたいものだし、AIには奪えないものだと思う」と語り、「音楽って勝ち負けじゃないんだけど、負けたくないなと思ってるし、バンドマン同士のやり合いみたいな作業が大切で大好き。そういう確かめ合いがこの場所にあるのは素晴らしいことだなと思います」とこのフェスで受け取ったものを言葉で表現。そして「ハウルの動く城」の「守らなければならないものができたんだ。君だ」という名ゼリフを引き合いに、彼が「僕の守るべきものは『YON FES』だと思ってます」と述べるとライブは最終盤へ。「Terminal」を経て、HIROKAZ(G)、RYU-TA、KOUHEI(Dr, Cho)と声を合わせながら「Keep going」を全力で届けた。

アンコールではメンバーそれぞれがひと言ずつ挨拶。「またやりたいと思ってるんで力貸してください」とHIROKAZが言えば、KOUHEIは朝、会場内で観客と写真を撮ろうとしたら「誰?」と言われたと愚痴り「10年やってもこれです!」と自虐する。またRYU-TAは「麺やおがた」のラーメンが完売したことを報告。満を持して最後に「monolith」が鳴らされ、これで大団円を迎えたかと思いきや、彼らは「時間過ぎてるけどもう1曲やります」と告げると「758」を届け、2日間のフィナーレを飾った。

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