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CYNHNがチェロの生演奏とともに描き出した“青のシンフォニー”、新たな扉を開いて結成10年目に突入

「CYNHN 9th Anniversary LIVE -Blue Symphony-」の様子。(Photo by Makoto Nakagawa)
7分前2026年07月03日 10:05

CYNHNが6月29日に東京・LIQUIDROOMで結成9周年記念ワンマンライブ「CYNHN 9th Anniversary LIVE -Blue Symphony-」を開催した。

荘厳なチェロの調べで幕開け

2017年6月の結成から9周年を迎えたことを記念して行われた本公演。開演時刻を迎えると、スリリングなチェロの音色が場内に響き渡る。スポットライトに照らされたチェロ奏者・林田順平の姿がステージ上に浮かび上がり、非日常的な空気が広がる中でライブの幕が開けた。ステージに登場した綾瀬志希、月雲ねる、青柳透、広瀬みのりの4人は、チェロの生演奏とのコラボバージョンで幻想的かつ荘厳な楽曲「水の中の」を歌唱。深みのあるチェロの音色とメンバーの澄んだ歌声が重なり、大勢の観客が集まったLIQUIDROOMを一気にCYNHNの“青”の世界観へと染め上げていった。

観客がステージに釘付けになる中、CYNHNは2曲目にキラーチューン「水生」を投下し、フロアのテンションをまたたく間に急上昇させる。この曲をきっかけにギアを一気に上げると、さらに田淵智也(UNISON SQUARE GARDEN、THE KEBABS)が作曲を手がけた「ループバック・ロールトラッシュ」、アグレッシブなギターサウンドが特徴の「ノミニー」とアッパーチューンを惜しみなく畳みかけ、強固な一体感を作り上げた。挨拶を挟んだあとも「楽の上塗り」「ラルゴ」など、CYNHNの9年間を形作ってきた強力な楽曲が続く。生き生きとした表情を浮かべてフロアを煽る4人と、クラップやジャンプ、歓声で彼女たちに呼応するオーディエンスが熱い化学反応を起こした。

音楽の幅ってすげえや

ライブ中盤にはチェロ奏者の林田が再びステージへ。綾瀬が「いっぱい聴いてきた曲だけど、まだ新しい扉がある。音楽の幅ってすげえやって思いました!」と語ったように、特別なアレンジによって楽曲の世界観が際立つと同時に、新たな一面が引き出されていく。このブロックで披露されたのは繊細なメロディと文学的な歌詞が特徴の「夜間飛行」と、6月3日に配信リリースされたばかりのCYNHN流の春のナンバー「春を攫った」。4人の歌声に込められた情感がチェロのサウンドによってより一層強調された。

その後「2時のパレード」などを届け、綾瀬の縦横無尽なボーカルをはじめ、迫力あふれるパフォーマンスで拍手を巻き起こすCYNHN。広瀬がポエトリーリーディングを披露し、情緒ある言葉の数々を会場に静かに響かせたあとは、そのままシームレスに「空気とインク」へとつながり、ドラマチックな演出が観客を引き込む。ライブ終盤は「ごく平凡な青は、」「キリグニア」を経てピアノロックナンバー「AOAWASE」へ。4人はグループの代名詞である“青”を等身大のメッセージで描き、歌詞の通りこれからも“前へ”進んでいく意思を示した。

メンバーがファンに呼びかけた言葉

観客の熱い声に応えてスタートしたアンコールでは、ライブでめったに披露されない初期のナンバー「甘党センセーション」でパフォーマンスが再開。現在のCYNHNのパブリックイメージとのギャップを感じさせる、キュートでポップな歌が会場に幸福感をもたらした。

その後のMCでメンバーは9月23日に通算13枚目のシングル(タイトル未定)をリリースすることを新たに発表。充実感を顔ににじませた彼女たちは、続いて1人ずつ感謝の思いを言葉にしてファンに伝えていった。最後に口を開いた青柳が前途多難だったこれまでの日々を振り返りながら「これから駆け上がっていくCYNHNに振り落とされないようについてきてほしいです」「1日1日を一緒に駆け上がっていきましょう! 10年目もよろしくお願いします!」と呼びかけると、観客は盛大な拍手でその声に応えた。メンバーとファンの絆がさらに強固になったところで、4人はラストナンバーとして「スターレット」を歌唱。CYNHNのさらなる可能性を感じさせつつ、意気揚々と結成10年目の幕開けを飾った。

なお、CYNHNは11月16日に東京・Zepp DiverCity(TOKYO)でバンドセットのワンマンライブを開催する。

セットリスト

「CYNHN 9th Anniversary LIVE -Blue Symphony-」2026年6月29日 LIQUIDROOM

01. 水の中の
02. 水生
03. ループバック・ロールトラッシュ
04. ノミニー
05. 楽の上塗り
06. わるいこと
07. はりぼて
08. ラルゴ
09. 夜間飛行
10. 春を攫った
11. Pray for Blue
12. 2時のパレード
13. 空気とインク
14. ごく平凡な青は、
15. キリグニア
16. AOAWASE
<アンコール>
17. 甘党センセーション
18. スターレット

今後の公演情報

CYNHN Zepp DiverCity ONE MAN LIVE 2026

2026年11月16日(月)東京都 Zepp DiverCity(TOKYO)※バンドセットワンマン

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