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35.7東名阪ワンマンツアーファイナル、完売のO-EASTで見せた「続いていくための集大成」

35.7(Photo by Kanta Nakano)
3か月前2026年07月03日 12:05

35.7の東名阪ワンマンツアー「35.7 ONEMAN LIVE 2026 "to_ten"」のファイナル公演が昨日7月2日に東京・Spotify O-EASTで開催された。

“航海”をモチーフにしたステージ

昨年「SPACE SHOWER SWEET LOVE SHOWER」「COUNTDOWN JAPAN」といった大型フェスへの出演を果たし、11月には初の全国ワンマンツアーを開催した35.7。今回の東名阪ツアーでは大阪・BIGCATとファイナルO-EASTのチケットをソールドアウトさせ、この日も満員のオーディエンスが“航海”をモチーフにした4人のステージを存分に堪能した。

開演前の場内には波音とキーボードの打鍵音がSEとして流れ、いくつものマリンライトがステージを淡く照らす。ステージにかみのはら(G)、こな(Dr)、さくや(B)、たかはし(Vo, G)が順番に姿を現し、“船出”を想起させるような壮大なインストゥルメンタルで音を重ねたのち、1曲目に披露したのはバンドの原点とも言えるナンバー「eighteen candle」。通常のライブではラストに演奏されることの多いこの曲が始まると、フロアからは大歓声が沸き起こった。

「あした天気になあれ」「あむりた」と疾走感たっぷりの楽曲を連投したのち、さくやは「憧れのEASTでのワンマンがソールドアウト。めちゃくちゃうれしいです!」と喜びを語る。たかはしは今回のツアーのタイトル「to_ten」の意味を「句読点の“読点”です。35.7はこれからも続いていくので、句点ではなく読点」と説明し、大型フェスへの出演やリスペクトするバンドとの対バンなどの夢が実現したことから「今まで得たもの、吸収したことを集大成としてまとめたライブがしたい、と思いました」と、タイトルに込めた思いを明かした。

あきらめきれないな、と思いながら生きていく

「ふたり」「50%」を続けて披露してストーリー性のある世界へファンを誘ったあとは、さくやのベースをきっかけにした不穏なアンサンブルから「Hurtful」へ突入。35.7が持つ、また異なる表現力をオーディエンスにアピールする。フロアから大合唱が沸き起こった代表曲の「祝日天国」、かみのはらの華麗なギターソロとこなのパワフルなドラミングが炸裂した「ハイウェイ」と、ライブ中盤でもさまざまなタイプの楽曲が惜しみなく披露された。

「『記憶は絶対に忘れられる』と思って作った曲です。でも最近は、嫌なこともうれしかったことも心の傷跡のようになって残っていくのかもしれない、と思います」とたかはしが言葉を添えて歌い始めたのは「運命論」。さらに「バッドリピートエンド」「私のせい」といったミディアムチューンでオーディエンスを惹きつけたのち、たかはしは今回のツアーのコンセプトが“航海”であることに触れ「あなたたちは船員です(笑)」とファンに語りかけた。キーボードの打鍵音はバンドの軌跡を振り返る回顧録を表現していた、と明かしたたかはしは「ここまでのセットリストはただ泣きわめいているだけの昔の曲が中心でしたけど、このあとはちょっとずつ、悲しみの中に希望を見つけている曲たちです」と終盤への展開を語った。

たかはしは「昨日も歌詞を書いていて苦戦してふさぎ込んでいたけど、こうやってお客さんの顔を見て歌っているときは肯定されている気持ちになります。あきらめきれないな、と思いながら生きていきたい」と話し、その思いを乗せるように「しあわせ」を丁寧に歌う。「かに座のうた」で4人がエモーショナルなパフォーマンスを炸裂させたのち、たかはしは「続いていくための“to_ten”でした」と告げ、「空気洋燈」で本編を締めくくった。

「ワンマンがすごく楽しい」

アンコールではこなとさくやによる恒例の物販紹介が行われ、会場を和やかな空気へ導く。たかはしは今回のツアーの名古屋公演で発表した、11月からのワンマンツアー「35.7 ONEMAN LIVE TOUR 2026-2027」に触れ「ワンマンがすごく楽しい、と思わせてくれたのは皆さんのおかげです」と感謝の思いを語った。4人は「最果て」を披露するが、ツアーの終了を惜しむかのように先程披露した「かに座のうた」を再び演奏。場内の熱気をピークまで高め、東名阪ツアーの幕を閉じた。

「35.7 ONEMAN LIVE TOUR 2026-2027」は11月5日の埼玉・HEAVEN'S ROCK さいたま新都心 VJ-3を皮切りに全国10公演を開催。イープラスでは7月12日までチケットの先行抽選予約を受け付けている。

セットリスト

「35.7 ONEMAN LIVE 2026 "to_ten"」2026年7月2日 Spotify O-EAST

01. eighteen candle
02. あした天気になあれ
03. あむりた
04. ふたり
05. 50%
06. Hurtful
07. うそうそほんと
08. 祝日天国
09. ハイウェイ
10. nemus
11. 運命論
12. バッドリピートエンド
13. 私のせい
14. しあわせ
15. 百年公約
16. かに座のうた
17. 空気洋燈
<アンコール>
18. 最果て
19. かに座のうた

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