Aぇ! groupが新体制初となるアリーナツアー「Aぇ! group LIVE TOUR 2026 Runway」を開催中。昨日7月4日に神奈川・横浜アリーナ公演初日を迎えた。
32万人動員予定の新体制初ツアー
昨年11月に草間リチャード敬太がグループを離れ、小島健、正門良規、佐野晶哉、末澤誠也の4人体制での活動を開始したAぇ! group。そんな彼らが2月にリリースした2ndアルバム「Runway」を携え、3月より行っているのが「Aぇ! group LIVE TOUR 2026 Runway」だ。このツアーでは全国8都市30公演で約32万人を動員予定。横浜アリーナ公演初日ももちろん大盛況で、立見席までぎっしりとファンが埋め尽くしていた。なお、以降のテキストには公演の一部ネタバレが含まれるので、今後ツアーに参加予定の人はご注意を。
見どころは末澤誠也の手腕光る演出の数々
滑走路を意味する「Runway」にちなみ、飛行機にまつわる演出が随所にちりばめられている本ツアー。来場者の期待値を高める映像演出が終わると、LEDビジョンは青空の映像に切り替わり、メンバーがステージ最上部に設置されたゴンドラに乗って姿を現すというサプライズで公演の幕が開いた。ゴンドラがゆっくりと下降していく中で4人はアルバムリード曲の「Again」を歌い、やがてゴンドラはセンターステージに続く花道に“着陸”。タラップを降りるようにして花道に舞い降りたAぇ! groupは、確かな足取りでセンターステージへと歩みを進めた。
トロッコでフロアを突き進みながら「Break Through」を歌ったあと、Aぇ! groupは「Aぇ☆BEAT」で観客と熱いコール&レスポンスを繰り広げる。ジャジーな雰囲気の「Chameleon」に続いて届けられた「JACKPOT」ではラストにカジノテーブルが出現。正門がそこで手に取った4枚のトランプには「AKAN」と書かれており、シームレスに「AKAN」のステージにつながるという演出も目を引く。衣装、演出、構成を手がけた末澤の手腕が光るパートの1つだった。
「でこぼこライフ」で広がる笑顔の輪
CAに扮したメンバーが「SASUKE」ならぬ「YOSHIKO」に挑戦する幕間映像が終わると、オープニングから着ていたゴージャスなファーやビジューの装飾が施された衣装から、キラキラと輝くジャケットスタイルに着替えたAぇ! groupがステージへ。「UP-DOWN TOWN」で始まったこのブロックでは、楽曲の展開に合わせて細かに駆動するステージ演出も見どころで、特に悲恋のラブバラード「哀結び」では、真っ赤な花びらが舞う中で、リフトアップしたセンターステージが回転するというダイナミックな演出がオーディエンスを驚かせた。
観覧に来ていたWEST.の小瀧望やジュニアの嶋﨑斗亜らと会話するアットホームなMCを経て、4人は初週でハーフミリオンを達成した最新シングル「でこぼこライフ」を披露。Aぇ! groupの初主演映画「おそ松さん 人類クズ化計画!!!!!?」の主題歌である本楽曲をにぎやかに届けると、客席に笑顔の輪が広がっていった。ファッショナブルな衣装に着替えて届けた「Fashion Killa♡」でライブは折り返し地点に。「+You」ではスタンドをトロッコで巡り、距離感の近いパフォーマンスで観客を沸かせると、勢いそのままにコール&レスポンスで盛り上がる「Say Aぇ!」やパワフルに歌い上げるデビュー曲「《A》 BEGINNING」といったナンバーを次々と届けていった。
どこが前かもわからず、とりあえず進もうという時期もあった
ライブのクライマックスでは、バンドセットでのパフォーマンスも披露された。火花や特効を用いた「咆哮」では末澤の熱唱が光り、ロックサウンドに乗せて観客のシンガロングが会場いっぱいに響き渡った。終盤に設けられたMCパートでは1人ずつ今の思いを口にする。正門は「3月からライブが始まりまして、そこから4カ月が経って『Runway』が出たときとは自分の中でメッセージが変わり始めていて、すべてにおいて新鮮な気持ちです。どこが前かもわからず、とりあえず進もうという時期もあったんですが、今ここで楽しい時間を過ごして皆さんからパワーをもらって笑うことができています。本当に幸せです」とコメント。佐野は「みんなホンマにありがとう。『ありがとう』って言葉だけで泣けるのは戦ってきたから。俺たちの8年間の歴史や『Runway』、そして『Again』っていう曲ができたきっかけを知っているみんなが『ありがとう』という言葉を投げかけてくれるから俺たちは前を向けました。俺たちはみんなに支えてもらいっぱなしのグループなので、これから先、いっぱいお返しできるようにこの4人でがんばっていきます。これから先も末永くよろしくお願いします」と胸いっぱいの様子で思いを述べた。
きっとこれからの目標や夢も叶う、まずはドームに
小島は「ツアーが愛知県から始まったときは、新体制でやっていくという自分たちで選んだこの道を正解にしていくという心情でした。今日22公演目ですけど、続けてきて正解やったなと思いました。Aぇ! groupはもっと上に行けると思っています。こんなところで止まってるんやったら、俺は続けるという決断をしていないんですよ。みんなともっと上を見たいから。僕は強欲なんです。これからもAぇ! groupをよろしくお願いします!」と力強く語る。最後にマイクを取った末澤は「Aぇ! groupは、これまで公言してきたことは全部叶っています。ということはこれからの目標や夢も叶うと俺は信じています。まずはドームに立ちましょう。みんなで最高の景色を見られるようにこれからもがんばりたいです」と堂々とドーム公演という目標を掲げた。
「Aぇ! group LIVE TOUR 2026 Runway」は、本日の横浜アリーナ公演2日目も含め、あと8公演。7月12日の静岡・エコパアリーナ公演まで続く。
お金の話だらけの囲み取材、リチャードの復帰に安堵
横浜アリーナ初日公演直前には、Aぇ! groupがデビュータイミング以来の囲み取材に応じた。豪華な衣装や演出の予算感で盛り上がる中、4人はツアー中の4月、3年ぶりにメンバーだけで食事に行ったことを明かす。支払いは最年長の末澤だったそうで、佐野が「いくらくらい?」とツッコむと、正門は「もうええねん! お金の話!」と笑い混じりに暴走する佐野をセーブした。元メンバーで活動休止していたリチャードが復帰したことについて話題がおよぶと、小島は「ホッとしている部分がデカいです。この先何かあるのかは神様もわかりませんが、僕らもリチャードもがんばって、その先で何かがあったらいいなと思っています」と語る。リチャードとAぇ! groupのメンバーで連絡を取り合っているのかという記者からの質問に小島は「誕生日に来ましたよ。メンバーだとあまりないんですよね。正門だけです。誕生日プレゼントをくれるのも」とコメント。「大きく書いといてくださいね」と正門が声を大にすると、佐野が「(プレゼントが)返って来なかったりもする?」と質問する。正門が末澤を指しながら「ここからはね」と毒づくと、末澤は「気持ちはあるんですけどね」とポツリ。すると正門は「気持ちはあるの? それだけでホッとしました」と安堵の表情を浮かべた。


