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有安杏果、アコースティックツアー最終公演で完全燃焼!1人きりのステージで大の字に

「有安杏果 A Little Harmony Live 2026~雫ノ音~」最終公演の様子。
10分前2026年07月17日 12:05

有安杏果が昨日7月16日、東京・渋谷CLUB QUATTROにてアコースティックツアー「有安杏果 A Little Harmony Live 2026~雫ノ音~」の最終公演を行った。

ギターとピアノと体ひとつ、1人で回るアコースティックツアー

2019年にソロアーティストとして新たなスタートを切り、地道な活動を重ねてきた有安。今年4月にはこれまでの活動の総まとめと言えるオリジナルアルバム「雫ノ音」を発表した。アルバムタイトルを冠したこのツアーでは、宮城、愛知、大阪、広島、福岡、東京の6会場を短期間で巡り、自身が奏でる演奏と歌のみというシンプルなスタイルで「雫ノ音」収録曲を中心に新旧の楽曲を表現してみせた。

大勢のファンが待ちわびる中、渋谷CLUB QUATTROのステージに1人で現れた有安は、おもむろにアコースティックギターを構えると力強いストロークでイントロを奏でる。2023年に発表したナンバー「夢の途中」だ。変拍子のビートをカッティングのみで表現し、熱唱する有安。歌とギター、そして観客のクラップのみがフロアに響いた。有安は続けてフロア全体を見渡しながらギターをかき鳴らし、ももいろクローバーZ時代のソロナンバー「feel a heartbeat」を歌う。緊張の面持ちで登場した有安だったが、場内にあふれる笑顔を目にしたことで一気にエンジンがかかり、「ツアーファイナル、楽しむぞー!」と大きな声を上げた。2曲を終えたところで明るくなったフロアを前に、「……すごい、めっちゃ人いる。ヤバい泣きそう。まだ序盤すぎるんやけど」と有安は早くも涙目。渋谷CLUB QUATTRO名物の大きな柱に視界を遮られている観客にも回り込んで手を振り、フランクに語りかけた。

ピアノかギターか、多数決で!

再びギターを手にした有安は、「雫ノ音」から「ナツオモイ」「ペダル」「Do you know」と3曲を続けて披露した。ここまでギターを演奏してきた有安だが、ラグマットが敷かれたステージ上にはキーボードセットも1台設置してある。有安はここで今回のツアーの通し企画として行ってきた“多数決”を実施することに。「次の曲は、ピアノでやるかギターでやるか、みんなに決めてもらいます。次に歌うのは『ハムスター』です」と宣言し、演奏する楽器を観客の拍手による多数決で判断した結果、わずかの差でピアノが選ばれた。ももクロ時代、有安が初めて作詞作曲に挑戦した「ハムスター」がピアノ1本のアレンジで歌われ、さらに2020年のコロナ禍に発表されたバラード「虹む涙」もピアノによる弾き語りで披露された。

観客とのフランクなコミュニケーションを楽しみながらツアーを振り返った有安は、再びキーボードの前に座ると、昨年2月のビルボードライブ公演に合わせて制作したバラードナンバー「Prelude」を歌い、美しいファルセットを響かせる。さらに「オレンジ」「指先の夢」をアコースティックギターでしっとりと歌い上げた。ひと呼吸置くと有安は「次のライブが決まりました! 次のライブは、バンドライブです!」と、12月22日に東京・Zepp DiverCity(TOKYO)でワンマンライブ「有安杏果 LIVE 2026 “雫ノ音”」の開催が決定したことを報告。大喜びするファンを前に、有安はこのツアーのために用意した新曲「青が鳴る」を披露した。“青春”をテーマに書き下ろされたこの楽曲。ダンスに明け暮れた幼少期、ももクロで過ごした怒涛の青春期を経て今感じる思いを、有安は軽やかなギターに乗せて届けた。

ライブはいよいよ終盤戦。有安はジャジーでアダルトな「遠吠え」を16ビートの小刻みなカッティングで表現し、川上洋平([Alexandros])が提供した2016年のナンバー「Drive Drive」へとつなげる。観客はタオルを回して「oh yeah!」と声を上げた。充実の笑みを浮かべつつ、有安は最後に「靴ひも」「Runaway」と「雫ノ音」に収められた2曲を力強く歌い、大歓声を浴びながらステージをあとにした。

猛特訓のジャズピアノ&スキャットで拍手喝采

フロアではアンコールを求める拍手が波紋のように広がり、有安は再びステージへ。キーボードを前に腰かけると、幼い頃の自分自身に語りかけるようなバラード「ビー玉」を優しく歌う。続く「LAST SCENE」では一転、感情を鍵盤に叩きつけるように激しいピアノ演奏を披露し、ピアノの旋律とシンクロする後半のジャズフレイバーあふれるスキャットには、息を呑むように聴き入っていた観客も思わず拍手喝采。情熱的な演奏を終えた有安は思わずラグマットの上に倒れ込み、天井を見上げながら「私は、私は、弾いたぞー! ……もう、めっちゃムズいって!」と叫んだ。

このツアーに向けてジャズピアノの猛特訓を積んだという有安。ようやく本当の安堵の表情を見せた彼女は、「ピアノやギターを始めた10年前から考えると……時間はかかってるかもしれませんが、こういう弾き語りのライブやジャズのライブをやったりとか、アルバムが出せたりしていることが本当にうれしくて。みんなの顔を見ていると、受け取ってくれているなというのが伝わってくるんですよ。めっちゃうれしい」と話しながら思わず涙する。「ツアー初日の7月3日は、初めて横浜アリーナでソロライブをやってからちょうど10年ということで、すごく感慨深いものがあって。がんばってきたことは全部つながっていると思うので、10年後にもまたドヤ顔ができるように、もっともっと成長してがんばっていけたら」と最後に語った有安は、ギターを手に「サクラトーン」「ヒカリの声」の2曲を熱唱し、1人きりのツアーを終えた。

セットリスト

有安杏果 A Little Harmony Live 2026~雫ノ音~@渋谷CLUB QUATTRO

01. 夢の途中
02. feel a heartbeat
03. ナツオモイ
04. ペダル
05. Do you know
06. ハムスター
07. 虹む涙
08. Prelude
09. オレンジ
10. 指先の夢
11. 青が鳴る
12. 遠吠え
13. Drive Drive
14. 靴ひも
15. Runaway
<アンコール>
16. ビー玉
17. LAST SCENE
18. サクラトーン
19. ヒカリの声

公演情報

有安杏果 LIVE 2026 “雫ノ音”

2026年12月22日(火)東京都 Zepp DiverCity(TOKYO)

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