杉本ラララのワンマンライブ「杉本ラララ -ONE-MAN TOUR 2026- 追加公演 病んでる俺たち最高 ~血湧き肉躍るZepp編~」が、7月19日に東京・Zepp Shinjuku(TOKYO)にて開催された。
序盤から死神の本領発揮
音楽活動開始から約20年を経て突如“死神に転職”し、ユーモアにあふれたMCと圧倒的な歌唱力で瞬く間にSNSを席巻した杉本。今年2月にはソニー・ミュージックとの契約を発表し、その勢いは増すばかり。今回のライブは9月に行われる東名阪ワンマンツアーのチケットがソールドアウトしたことを受け、ひと足早い追加公演として行われた。
開演時刻を迎え、満員のオーディエンスの前に杉本が登場すると大歓声が沸き起こる。盛り上がりがひとしきり落ち着いたところで始まった最初の曲は「アイスクリーム」。サポートメンバーの演奏に支えられ、アコースティックギターをかき鳴らしつつ今の季節にぴったりなナンバーを丁寧に歌い上げた杉本は、「杉本ラララだ、かかってきやがれ!」と威勢よく吠えるが、満員のフロアに怯んだかのように一瞬「……どうぞよろしくお願いします」と素を見せてしまい、観客の笑いを誘った。
エモーショナルなバンドサウンドで沸かせた「死神ナイトフィーバー」、一転してさわやかな空気を届けた「サイダー」のあと、杉本は改めてオーディエンスに挨拶。「お前たちよく来てくれた! いっぱいの人間たちだ、うれしいな。まあ高齢者がちょっと多いですけどね、(入口の)地獄の階段は降りれましたか?」「これだけの人間が6600円を払ってきてくれたってことだな! グッズもいっぱい買ってくれよ、今日は人件費もいっぱいかかってるんだから」と、早くも死神の本領を発揮したシニカルな発言を連発してフロアを盛り上げた。
だまされたと思って自分の未来を信じてくれ
流麗なバイオリンの音が歌詞の世界を彩った「sakura films」、ピアノの弾き語りで熱い歌声を響かせた「やんごとなき」といった楽曲でファンを魅了する一方、「妄想とエーデルワイス」ではアグレッシブなスラップギターでフロアに新たな熱気を吹き込む。ライブ中盤からはアコースティック編成でのパフォーマンスを展開。サポートメンバーたちとの和やかなトークを交えつつ「離陸」「とわのまほろば」「海蛍、悲しくて」などを披露し、シンプルなサウンドに乗せてメロディやボーカリゼーションの魅力を存分に伝えた。
「Superman」からは再びバンドセットに戻り、杉本の煽りに応え指定席のオーディエンスも立ち上がって拳を上げる。憂いを帯びたボーカルが印象的な「愛した人」、朗々とした歌声で壮大な世界へと観客を誘った「山青し」のあと、杉本は快進撃を続ける自らの活動を「ホントに運がいいだけなんだけど、まあ実力もあるんだけど(笑)。切磋琢磨してきたアーティストたちはみんな『おめでとう』と言ってくれて、素敵な仲間に恵まれたと思うし、それに恥じない生き方をしなきゃいけない」と振り返った。そして「こうやって私の晴れの日に駆けつけてくれるお前たちが幸せにならないわけがないと思うんだよね。だまされたと思って自分の未来を信じてくれ」と熱く呼びかける。最後に杉本は「私は夢をあきらめないぞ。武道館に行くんだ!」と、公言している日本武道館でのライブ実現に向けて改めて意欲を燃やし、オーディエンスとともに「ゴライコー」を大合唱して本編を締めくくった。
アンコールでは新発表も
アンコールで杉本は会場に駆けつけていた両親を紹介し「20年売れなかったけど、ずっと応援してくれていた。2人が元気なうちに武道館に連れて行くからな」と親孝行を誓う。そして8月8日放送の「オールナイトニッポン0(ZERO)」のパーソナリティを務めること、10月にファンクラブを開設予定であることを発表し、ファンを大喜びさせた。アンコール1曲目では7月29日にリリースする新曲「素敵な成れの果て」を初披露。「思い通りにならないことを楽しんでいこう」という楽曲のメッセージをオーディエンスに熱く伝えたのち、最後は「きみの町まで」を熱唱した杉本は「絶対に武道館に行こうな。病んでる俺たち最高だ!」と笑顔で叫んだ。
ワンマンライブを終えた杉本は7月24日に「FUJI ROCK FESTIVAL '26」に出演。9月の東名阪ツアー終了後は10月18日に大阪・BIGCATにて追加公演を開催し、12月9日には東京・Shibuya LOVEZでワンマンライブ「俺の胸で泣かせてやる」を行う。ワンマンライブのチケットは全公演ともソールドアウトしている。
セットリスト
「杉本ラララ -ONE-MAN TOUR 2026- 追加公演 病んでる俺たち最高 ~血湧き肉躍るZepp編~」2026年7月19日 Zepp Shinjuku(TOKYO)
01. アイスクリーム
02. 死神ナイトフィーバー
03. サイダー
04. なんまいだLOVE
05. sakura films
06. やんごとなき
07. 妄想とエーデルワイス
08. 離陸
09. 狐の嫁入り
10. とわのまほろば
11. 海蛍、悲しくて
12. Superman
13. ユートピア
14. 愛した人
15. 山青し
16. ゴライコー
<アンコール>
17. 素敵な成れの果て
18. きみの町まで


