平沢進の特別仕様ギターモデル「CK1_Mayan Quetzal(マヤン・ケツァル)」の受注販売が、国産エレキギターメーカーCaramel's Guitar Kitchen(CGK)のオフィシャルオンラインショップでスタートした。
CGKは福岡県を拠点とする国産ハンドメイドエレキギターブランド。平沢の特別仕様モデルの制作は、「平沢と申します」と冒頭に書かれた本人の問い合わせメールから始まったという。平沢が問い合わせたのは、CGKが24カ月連続でプロトをリリースする企画の中の1本。すでにソールドアウトとなっていたが、そのギターのビザール風デザインでありながら実用的な点に着目した平沢は、ボディに施されたチェッカードステッチやV型ピックガードが古代マヤ文明の暦を、ボディ形状や色合いがマヤ文明の神聖な鳥・ケツァルを連想させるとしてひと目惚れしたという。
そこから制作された特別仕様モデルには、平沢の要望により、ミニハムバッカーをシングルに切り替える3Wayトグルスイッチがボディ上部に搭載されており、ピックアップの選択と合わせて合計9種類のサウンドを鳴らすことができる。また4月のライブで実際に使用した平沢の提案により、ネック側のストラップピンの位置が先端の側面からボディ裏に変更されるなど、実践的な改良も加えられた。
本モデルの参考価格は税込46万2000円。予約から約6カ月後に納品される予定で、ヘッド裏には製造シリアルナンバーとMayan Quetzalの文字が刻印される。
なおCGKは8月23日に東京・Rinky Dink Studio 吉祥寺およびWARPで開催されるイベント「PLAY CATCH -village-」に出展。会場では「CK1_Mayan Quetzal」の原型となった「Cosmic Konpeito」シリーズが展示される。
平沢進 コメント
ビンテージ的ハンドクラフト風味のビザールでありながら実践力を持つという理想的なビザール・ギターに出会いました。あるいは、設計デザイン思想の結果として超個性的な姿を獲得したに過ぎない「正気」の集大成なのかもしれない。
中南米の古代文明跡周辺に陣取るお土産屋の奥に仕舞われた、マヤ文明の庶民的遺産のようなその姿には一目ぼれでした。早速CGKに連絡を取り、我儘を言って特別仕様を作っていただいたものがMayan Quetzalです。
3,000年前に手作りされたものがタイム・リープしてやって来たような質感と、現代のパーツ群で構成されたモダンな演奏感というバランスは、本物のビンテージ・ビザールには望めない実践力を備え、デザインのビザール感はもとより、成り立ちそのものがビザールであるという希少な存在として、マヤの奇鳥「ケツァル」のように羽ばたいています。
PLAY CATCH -village-
2026年8月23日(日)東京都 Rinky Dink Studio 吉祥寺 / WARP


