7月24~26日に新潟・苗場スキー場にて野外音楽フェスティバル「FUJI ROCK FESTIVAL '26」が開催された。
The xx、Khruangbin、Massive Attackがヘッドライナーを務めた今年のフジロック。前夜祭に1万6000人、1日目に3万4000人、2日目に3万8000人、3日目に3万5500人、のべ12万3500人が来場し、自然豊かな苗場で180組を超えるアーティストのパフォーマンスを楽しんだ。この記事ではライブ写真を通して3日間の模様を振り返る。
初日は新人の登竜門「ROOKIE A GO-GO」に昨年出演し、投票によって選ばれたテレビ大陸音頭がRED MARQUEEのトップバッターを務めた。GREEN STAGEのオープニングは、ROUTE 17 Rock'n'Roll ORCHESTRAによるスマイリー原島の追悼ステージ。バンドマン、ラジオDJ、そして数多くのイベントや音楽制作のプロデューサーとして活躍し、同ステージのMCを長年務めてきた原島への思いを込め、大江慎也、甲本ヒロト、浅井健一、トータス松本をボーカルに迎えて、フジロックのテーマソング「田舎へ行こう! Going Up The Country」などを届けた。そのほかGREEN STAGEには新潟出身のMy Hair is Badや27年ぶりにフジロックに帰ってきたHi-STANDARDが登場。WHITE STAGEのトリはASIAN KUNG-FU GENERATIONが務めた。
チケットがソールドアウトした2日目は豪雨の中でスタート。そんな中、フジロック初出演となるBialystocksがGREEN STAGEの幕開けを飾った。WHITE STAGEでは2026年限定で復活したRiddim Saunterがフジロッカーたちを歓迎。ステージから降り立ち観客のもとで演奏するなど、16年ぶりのWHITE STAGEを楽しみ、ハッピーな空間を作り上げた。この日が混雑日になった大きな理由はFujii KazeとXGの初出演にあるだろう。Kazeは日が暮れゆくGREEN STAGEにPAエリアからサックスを奏でながらサプライズ登場した。「ガーデン」を皮切りに、Kazeは全13曲を披露。「夏がこれからも平和で幸せにあふれた季節でありますように」と願いを込め、ラストの「Hachikō」を歌い終えると、バンドメンバーや観客へ愛ある敬意を示してステージをあとにした。XGはバンドセットを従えWHITE STAGEに出演。この日のためのスペシャルなバンドアレンジで「WOKE UP」や「IS THIS LOVE」などを届け、WHITE STAGEを埋め尽くすフジロッカーたちを踊らせ続けた。
最終日の朝も雨模様。11月に東京・日本武道館単独公演を控えるAoooはRED MARQUEEのトップバッターを任された。ぎっしりとフロアを埋め尽くすオーディエンスを前にAoooは代表曲の「サラダボウル」を堂々と披露し、ダイナミックなロックサウンドをRED MARQUEEいっぱいに響かせた。昨年再結成したthe cabsもRED MARQUEEに登場。3人は代表曲の数々から再結成後の楽曲まで次々と演奏し、心地よい轟音でRED MARQUEEを包み込んだ。GREEN STAGEでは平沢進+会人がレーザーハープを用いた独創的なステージを展開。広大なフィールドに映える光の演出の中で、轟音を響かせ国内外のオーディエンスを圧倒した。2019年のRED MARQUEE、2021年のFIELD OF HEAVENを経て、今年はWHITE STAGEのトリ前に登場したTempalayは「かみんち」や「my name is GREENMAN」などを熱演。小雨が降る中でラストの「そなちね」が始まると、観客たちは雨を気にする様子もなくただただ音に身を委ねて体を揺らした。3日間にわたるフジロックの大トリはMassive Attackが務め、彼らのパフォーマンスが終わってからはCRYSTAL PALACE TENTに坂本慎太郎が当日発表で出演したり、サカナクションの山口一郎がDJでRED MARQUEEに登場したりと、月曜の朝まで音楽は鳴り続けた。
3日目の終盤、入場ゲートにて「FUJI ROCK FESTIVAL '27」の日程が発表された。来年のフジロックは7月23、24、25日に開催される。


