GEZANがボーカリストのマヒトゥ・ザ・ピーポーによる性加害事案のため、一定期間活動を休止することを発表した。
※この記事には性暴力や性加害に関する記述が含まれています。フラッシュバック等の心身への負担が生じる可能性があるため、閲覧にはご注意ください。
7月14日に今後開催を予定していたライブの全公演中止、出演予定だったイベント全公演への出演キャンセルを発表したGEZAN。昨日7月29日に公式サイトおよびSNS公式アカウントで公開した声明の中でメンバーは「このたび、Vo.マヒトゥ・ザ・ピーポーによる性加害事案が発生し、被害者の方に多大な苦痛と傷を負わせてしまいました」と説明し、被害者に対して「心より深くお詫び申し上げます」と謝罪。その家族やファン、関係者に対しても「多大なるご心配とご迷惑をおかけしておりますことを深くお詫び申し上げます」と謝罪している。
バンドとしてもこの事態を重く受け止め、被害者への対応を最優先に考え協議を重ねながら対応を進めているとし、このためライブの中止やキャンセルの対応を行い活動休止を決定したと説明。今後については「当事者本人による責任ある対応を前提としつつ、再発防止に向けた体制の見直しと必要な取り組みを進めてまいります。被害者の方の尊厳と回復を最優先に考え、誠実に行動を積み重ねてまいります」としている。
またマヒトゥ・ザ・ピーポーも自らのSNSアカウントで声明を発表した。「この声明には性暴力に関する内容や謝罪、被害についての記述が含まれています。過去の経験などにより心身へ負担やフラッシュバックが生じる可能性がありますので、ご自身の状態に合わせて閲覧をご判断ください」として今回の事案の経緯を説明し、「被害者の安全や自由を奪い、その後の生活や人生、将来にも長期にわたる影響を与えました。またこれまで行なってきた社会運動や音楽性への期待や信頼を大きく裏切り、尊厳を踏みにじったことはどれだけ謝罪しても償いきることはできません」と謝罪。「今後は、性暴力加害者プログラムへの参加を含め、専門家の支援を受けながら継続的に学び、再発防止に取り組みます。二度と同じことを繰り返さないために、自分の認識の歪みと向き合い、全ての責任から逃げません」としている。
なおバンド側は「被害者の特定や誹謗中傷、詮索や憶測に基づく情報の拡散は、被害者への二次加害につながります。どうかそのような行為はおやめください。また、この件について擁護や、正当化につながる発信もお控えください」とアナウンスし、マヒトゥ・ザ・ピーポーも「この件についてわたしを擁護したり、正当化したりする言葉も一切必要ありません。絶対にやめてください」と呼びかけている。
GEZANは2009年に大阪で結成されたオルタナティブロックバンド。今年3月には東京・日本武道館単独公演「独炎」を行ったばかりだった。


