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ORANGE RANGEが25周年をかりゆし58、[Alexandros]と祝福 4時間の熱狂ライブで「もっと大きいバンドになります」

ORANGE RANGE
15分前2026年07月30日 8:04

ORANGE RANGEの結成25周年記念ライブ「YOKOHAMA UNITE⾳楽祭 2026 presents ORANGE RANGE ㊗25周年 ベストヒット・チャンプルー」が7月26日に神奈川・横浜BUNTAIで行われた。

本公演は“祝祭”をコンセプトに、周年などの節目を迎えるレジェンドアーティストたちのアニバーサリーなステージを届けるライブイベント「YOKOHAMA UNITE音楽祭」の一環で行われたもの。この日は[Alexandros]とかりゆし58という2組のゲストアクトも加わり、ORANGE RANGEの25周年を盛大に祝った。

同郷のかりゆし58がORANGE RANGEを祝福

本公演のオープニングを飾ったのは、かりゆし58。出囃子に導かれてステージに登場したメンバーは、前川真悟(Vo, B)の切なげな歌声とともに「まっとーばー」でライブをスタートさせる。前川がアコースティックギターをかき鳴らしながら淡々と歌を紡ぎ、中村洋貴(Perc)のタイトなリズム、グルーヴィな宮平直樹(G)のベースライン、激しさと繊細さをあわせ持つ新屋行裕(G)のギタープレイが重なっていき、楽曲の持つ世界観は一気に広がりを見せる。このダイナミックな演奏に、会場を埋め尽くすオーディエンスはじっくりと耳を傾け、歓声と拍手を送った。

そのまま「手と手」へ突入すると、心地よいレゲエビートに合わせてオーディエンスはクラップを重ねていく。前川が「同じ沖縄の島の仲間、同じ音楽仲間のORANGE RANGEが25回目の誕生日を迎えております。お祝いするために来たよって人は、手を挙げて、声を上げてもらっていいでしょうか」と呼びかけると、観客は沖縄民謡の合いの手を入れてこれに応え、一体感はさらに高まっていった。その後、ベースにスイッチした前川が「電照菊」を歌い始めると、疾走感の強いビートに新屋&宮平が沖縄音階を取り入れたフレーズを重ねて独創的な空気を作り上げる。「過去の自分に負けないためにやるのがライブ。横浜BUNTAIの皆さん、ライブをしましょう!」と告げた前川は、続けて「ウクイウタ」をエモーショナルに歌い上げた。

さらに前川は「ORANGE RANGEは今年の2月22日に結成25周年、かりゆし58も同日にデビュー20周年を迎えました。同じ誕生日を迎えられている、同じ道を進んだ仲間だからわかるんですが、自分たちの歩みを真正面から受け止めてくれる人がこんなにもいること、それが彼らへの最高のプレゼントだと思います」とORANGE RANGEに祝福のメッセージを贈る。そして彼らは「アンマー」「愛を編む」と深い愛を歌った楽曲を届け、最後はクライマックスにふさわしい応援歌「オワリはじまり」でステージを締めくくった。

沖縄のはざまで神奈川の風を吹かせた[Alexandros]

かりゆし58からのバトンを受け取った[Alexandros]は、スクリーンを通じた「HELLO, ベストヒット・チャンプルー」のメッセージとともに「Girl A」で勢いよくライブを開始。ダンサブルなデジタルビートを交えながら極上のグルーヴを生み出す磯部寛之(B, Cho)とリアド偉武(Dr)、エフェクティブなフレーズを取り入れつつシャープなプレイを響かせる白井眞輝(G)、そして力強い歌声とともに「Make some noise, Yokohama!」と客席を煽る川上洋平(Vo, G)が、スタイリッシュなステージングで観客を魅了していく。

疾走感あふれる「Dracula La」では、川上の合図で観客が一斉に歌い出す。ここでは歌詞の中に「ORANGE RANGE」や「横浜」といった、この日ならではのワードを取り込むサービス精神満載のアドリブも披露し、オーディエンスを盛り上げる。また、「今日はここが沖縄な感じがします(笑)。沖縄出身の2組に挟まれていますけど、ちょっとだけ神奈川の風を吹かせてもいいですか?」と呼びかけて始まった「風になって」では、3バンドのファンが集まったフロアの空気をひとつに束ね、バンドの底力を見事に見せつけた。

「もっと声いただいていいですか? 気持ちいいでしょ、声出すと。俺、めっちゃ気持ちいいです。皆さんにもそんな気分を味わっていただきます」と、リアドが繰り出す軽やかなビートに合わせて観客が歌声を重ね、その流れから高揚感の強い「閃光」へ突入。まばゆい照明演出を交えつつ、豪快な演奏に乗せて川上は伸びやかなボーカルを響かせていく。その後のMCで川上が「我々も一応16年やっています。足元にも及ばないですけど、実はORANGE RANGEは自分たちよりも年齢が1個下なんです」と意外な事実を明かすと、客席から大きなどよめきが起こるひと幕もあった。ミドルテンポでじっくり歌を届ける「Adventure」では再び会場がシンガロングでひとつになり、[Alexandros]らしい一体感の強いステージを構築。その勢いは「Starrrrrrr」でさらに加速し、会場の熱気が最高潮に達した。川上は「皆さんに出会えてうれしかったですし、改めてORANGE RANGEの周年を祝うことができてうれしかったです」と感謝を伝え、ラストナンバー「ワタリドリ」を熱唱した。

本日の主役ORANGE RANGE

本日の主役であるORANGE RANGEは、「メンソーレ feat.ソイソース」にてライブを開始。この短いダンスチューンに続いて「yumekaze」が繰り出されると、ステージがまばゆい光で照らされ、NAOTO(G)やYOH(B)によるスケールの大きなアンサンブルに乗せてRYO(Vo)、HIROKI(Vo)、YAMATO(Vo)が三者三様の歌声で美しいハーモニーを響かせていく。オーディエンスも高く掲げた腕を左右に振るなどして、バンドの生み出すグルーヴに身を委ねてこの瞬間を大いに楽しんだ。

HIROKIが「[Alexandros]とかりゆし58がとても素晴らしいステージをしてくれました。とてもやりづらいです(笑)。主役ということでここに立たせてもらっているので、皆さんいつもより大きな声を聴かせてもらえますか?」と客席に問いかけ、「オレンジレンジをしってるかい / かーちゃん達には内緒だぞ」というおなじみのフレーズの「ビバ★ロック」に突入。観客のシンガロングが一段と大きくなったところでさらに「上海ハニー」が投下され、沖縄の伝統的な踊り“カチャーシー”を取り入れたダンスで会場は早くもクライマックスのような盛り上がりを見せた。

MCではHIROKIが「かりゆしもアレキも、この2組で間違いなかったなと思っています」と2バンドに感謝を伝えると、YAMATOは「みんな、もう疲れてない? 最後まで無理なく自分のペースで楽しんでいってくれたら、それで最高なので」と観客を労う。そして、ライブ初披露となる「ドラマティック平凡」でパフォーマンスを再開し、クールなサウンドに乗せて熱い歌声を届けていく。そのノリは「*~アスタリスク~」へと引き継がれ、オーディエンスも高揚感の強いビートに合わせてジャンプ。かと思えば、ドラマチックなミディアムナンバー「ラヴ・パレード」をじっくりと聴かせるなど、緩急に富んだセットリストで観る者を大いに楽しませる。

ライブ中盤では、ステージにかりゆし58から前川を招き入れトークを展開したレンジのメンバー。HIROKIが「同郷なので、ライブでご一緒することも多いんですけど、かりゆしが一緒だと大きくまとまる。これから先もずっとつながっていけたら」と伝えて、前川をフィーチャーした「以心電信」を披露する。気心知れた関係とあって、前川がHIROKIやRYO、YAMATOとじゃれ合う場面もあった。続いて[Alexandros]から川上を呼び込むと、HIROKIが「ある年の『JAPAN JAM』で、自分たちが出る日が天候不良で中止になったことがあって。翌日にアレキが出たんですけど、出られなかったバンドの気持ちを背負ってということで『花』を歌ってくれた」というエピソードを語る。その流れから川上を交えて「花」を歌い始めると、この日ならではのコラボレーションの連続にオーディエンスが沸き立った。

RYOが「こうやって続けてきたから、今みたいな仲間もできて、こんなステージができた。何度でも言います、25年やってこられたのは皆さんのおかげです。もちろん25周年は通過点。もっと大きいバンドになります」と告げると、近年のリバイバルヒットも記憶に新しい「イケナイ太陽」からライブ後半戦へ。幅広い世代の観客をこの1曲でノックアウトすると、軽快な曲調の「1000%」ではキャッチーなフレーズのシンガロングも相まって、さらなる盛り上がりを見せた。そして、不穏さを漂わせるNAOTOのギターや重低音の効いたYOHのベースからヘビーな「GOD69」へとつなげると、ライブもいよいよ佳境へ。演奏に合わせてボーカル3人の歌声が次第に激しさを増すと、メジャーデビュー曲「キリキリマイ」で会場を熱狂の渦へ巻き込む。

長時間にわたる公演も、いよいよエンディングが近付く。HIROKIが「皆さんと過ごしたこの時間、我々の今後の活動のモチベーションになります。このあとホールツアーもあります。沖縄からスタートして、25年続けてこられた感謝を全国に伝えていきたいと思います」と改めて口にすると、この日のラストに用意された「チャンピオーネ」で会場を幸福感で包み込んだ。最後はこの日出演した3組がステージ上に勢ぞろいし、観客を背に記念写真を撮影して、約4時間におよぶ25周年記念ライブに幕が下ろされた。

セットリスト

「YOKOHAMA UNITE⾳楽祭 2026 presents ORANGE RANGE ㊗25周年 ベストヒット・チャンプルー」2026年7月26日 横浜BUNTAI

かりゆし58

01. まっとーばー
02. 手と手
03. 電照菊
04. ウクイウタ
05. アンマー
06. 愛を編む
07. オワリはじまり

[Alexandros]

01. Girl A
02. Dracula La
03. 風になって
04. 閃光
05. Adventure
06. Starrrrrrr
07. ワタリドリ

ORANGE RANGE

01. メンソーレ feat.ソイソース
02. yumekaze
03. ビバ★ロック
04. 上海ハニー
05. ドラマティック平凡
06. *~アスタリスク~
07. ラヴ・パレード
08. 以心電信 feat. 前川真悟(かりゆし58)
09. 花 feat. 川上洋平([Alexandros])
10. イケナイ太陽
11. 1000%
12. GOD69
13. キリキリマイ
14. チャンピオーネ

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