羊文学が主題歌と挿入歌、君島大空が劇伴を手がける、2月11日公開のオリジナル長編アニメーション映画「ghost/夜の果て」の特報映像がYouTubeにて公開された。
「ghost/夜の果て」は労働の必要がなくなり、18歳になると世界に必要な人間かそうでないか“選別”される近未来を舞台にしたオリジナル長編劇場アニメーション。夏目真悟が監督を務め、マッドハウスがアニメーション制作、オノ・ナツメがキャラクター原案、久貝典史がキャラクターデザインを手がける。
羊文学は本作のために全6曲を書き下ろし。このたびYouTubeで公開された特報映像では、羊文学による挿入歌「Sugar」の一部を聴くことができる。
また特報映像の公開とともに、メインキャスト2名が発表された。15歳で既に“選別”された特権を持ちながらも、世の中とのズレや孤独を感じて居場所を探す主人公の少女・ニケを堀田真由、深い喪失を抱えて日々を漂う中でニケと出会う男・マスを高橋一生が演じる。
羊文学 コメント
何度も脚本を読み、最後にはいつも涙が出ていました。そして、この作品に向き合うとき、嘘がないようにしようと思いました。
曲は、少し前、初めてのアメリカツアーの前後で完成させました。
日本で感じていた自分の痛みを、アメリカの広大な景色に似合うカラッとした音に乗せることで、ニケの強さと脆さを表現したいと思いました。
私たちの曲が、ghostが皆さんの思い出深い一本となるための、小さな力になれていれば嬉しいです!
君島大空 コメント
音楽を作っていく中で、作中に登場する人物の誰へでも自分を代入できると気がつくような瞬間がありました。
それは大人になっていく過程そのものに敵対するような過剰な鋭さ、老成していく部分への省み、気持ちを守るために独自の儀式を執り行う個人と集団。
内省的であることは、ひとりの内に成り立つものではなく世界によって侵され、守られているのだと思います。
この作品に出会ってから、ひとりの人間に根差している暴力が何によって世界に開かれるべきなのかを考えています。
堀田真由 コメント
初めて台本を読んだ時、子どもの頃に抱いていた言葉にはできない沢山の感情を思い出しました。
そんな私も、大人になるにつれて自分が傷つかないように気持ちをしまい込み、「聞き分けのいい子」や「いい子」でいることをいつの間にか覚えてしまった気がします。
ニケは、不器用なくらいまっすぐで、美しいものや本物だと思えるものを大切にしながら自分の居場所を探し続けています。ニケの強さはとても眩しく、演じていて時に羨ましくもありました。
でも同時に、そのまっすぐさゆえの危うさも感じます。
この作品には、ひとつの答えを決めつけない魅力があると思うので、観てくださる方のそれぞれの心に違う形で届く作品になっていると嬉しいです。
高橋一生 コメント
喪失や、それに付随する絶望。
そういったものを潜り抜けなければ見えてこないものは確かに存在しています。
合理を突き詰めれば、世界はかえって人間の居心地の悪い場所になりますが、抗いようのない何かによって、私たちはまっすぐ、地獄と背中合わせの桃源郷に向かっているのかもしれません。
マスがどこかに抱いている諦観は、自分の視座と時折強く重なったように思います。
夏目さんの眼差しから生まれた針の穴のような光明は、私たちと地続きの世界の、その冬の美しさのなかに、道標として輝いています。
オノ・ナツメ コメント
キャラクター原案のお話をいただいた時、アニメ「ACCA13区監察課」の皆さんが勢揃いな中に参加させてもらえることをとても嬉しく光栄に思いました。
出来上がった映像を拝見した時はキャラクターデザインの久貝さんの手によって完成したキャラクターたちの表情に見入ってしまいました。目に残る色、耳に残る音、また映画館で味わいたいです。
©ghost production committee


