Netflixシリーズ「SとX」の取材会が行われ、主演の中島健人と共演の新木優子が出席した。
決して刺激的な内容ではない
8月20日配信の「SとX」は多田基生のマンガを原作とした全7話のヒューマンラブストーリー。セックスセラピストの霜鳥壱人(しもとりいちと)が切実な性の悩みを抱える人々と誠実に向き合う姿が描かれる。
ドラマに登場する霜鳥クリニックの診察室が再現された特別なセットで、トークを展開していく中島と新木。オファーを受けて驚いたという中島は「脚本は決して刺激的な内容ではなくて。セックスって人生そのものを表すものだと解釈しているんですけど、自分の愛し方や誰かの愛し方がしっかり描かれていました。霜鳥壱人として対話をして、答えに導くプロセスが美しいところで。僕と優子ちゃんでドラマの中を歩んでいる映像を観て、俳優としてこの作品をやってよかったなと感じましたね」と胸を張って語る。
聞くことをかなり意識した
日本では認知度の低いセックスセラピストという役と向き合って、中島は「セックスという言葉の中にあるクライアントの方の本音をどう汲み取っていくのかが大切だと思っていて。役作りとしては、聞くことをかなり意識して、とにかく柔和な空間を作ることに集中しました」と聞き手に専念したことを話す。一方、新木は、霜鳥にとって初恋の相手であり、現在はアナウンサーとなった市之瀬佑美役でこのドラマに出演。「センシティブな内容だけれど、きっと自分も思っていたけど表に出せないような感情がマンガで表現されていて、共感しやすかったです。人と人との関わり合いを大切にされているストーリーが印象的でした」とこの物語の内容に触れ、「発音や早口言葉の練習だったり、アナウンサーになるための基礎を教えていただいて。滑舌や語尾の落とし方、濁音の出し方など、テクニックを学ばせていただきました」と役作りを振り返った。
僕の書斎で眠ってますよ
中島と新木は同世代でありながらも、本作がドラマ初共演。中島が「外面的にクールで、パリジェンヌのイメージじゃないですか。でも、めっちゃ肉厚なシール帳を持っていました」と明かすと、新木は「まっさらな気持ちになりたいときは、無心でシールを貼り替えるんです。その瞬間が楽しくて」と照れ笑いする。新木をきっかけにシール集めを始めたという中島は「ネットで残り1個と書いてあったしずくちゃんのシールを買ったんですよ。でも、持っていった日に優子ちゃんがシール帳を持ってなくて」と新木に詰め寄り、「しずくちゃんは誰とも交換せず、僕の書斎で眠ってますよ」と悲しげな表情を浮かべた。
そんな新木にとって中島のイメージは「プロフェッショナル」で、彼女は「人間味があるのかな?と気になっていたんですけど、自然体で。作品に対する向き合い方や立ち振る舞いが『ケンティーだ!』と思って、初めて会ったときからケンティーって呼んじゃうぐらい、安心してついていける方だなと感じました。私の趣味にもナチュラルに参加しようとしてくれましたし」と中島の印象を語った。
最後に、中島は「セックスに対して悩むのは特別なことじゃなくて。性に対する考え方や悩みをどこで誰に自己開示するのかは千差万別です。このドラマを通して、性の悩みが話しやすくなる世界になればと思います。そうすれば、いろんな方が生きやすくなるのかもしれない。『SとX』という刺激的なタイトルですけど、中身はほんとに優しいドラマです」と改めて本作をアピールした。


