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GANG PARADE × THE イナズマ戦隊、最後のツーマン「15年後また会おう」

GANG PARADEとTHE イナズマ戦隊のセッションの様子。
3分前2026年08月14日 6:05

GANG PARADEとTHE イナズマ戦隊のツーマンライブ「ライブナタリー presents GANG PARADE SAY HELLO!2MAN ~EVERYBODY,PARADE!~」が、8月9日に東京・渋谷duo MUSIC EXCHANGEで開催された。

GANG PARADE×THE イナズマ戦隊の歴史

GANG PARADEとTHE イナズマ戦隊は、2023年夏に大阪で初めて競演。ギャンパレはイナ戦が繰り広げる魂のこもったパフォーマンスに感銘を受け、ステージで涙を流した。2024年1月にはイナ戦がギャンパレに「ROCKを止めるな!!」を提供し、今ではグループのアンセムのひとつとして定着している。そして2組は、同年7月に神奈川・川崎で再び競演した。当時のイナ戦は、久保裕行(Dr)が体調不良のため活動を休止したばかりのタイミング。混乱の中で臨んだツーマンライブだったが、イナ戦を囲んで大勢の遊び人(GANG PARADEファンの呼称)が肩を組み、大合唱を巻き起こした。このとき、フロアの真ん中に降り立っていた上中丈弥(Vo)は熱い思いが込み上げ、目頭を手で押さえた。

川崎での競演を経て、ギャンパレは解散を発表。今年10月29日に東京・Zepp Haneda(TOKYO)で行うライブ「GANG PARADE LAST SAY HELLO!!」が最後のステージとなる。ギャンパレとイナ戦によるツーマンライブは、今回の渋谷公演がラスト。昼夜2部制となったこの日のライブは、昼の部が一般客が集う「EVERYBODY公演」、夜の部が2組のファンクラブ会員限定の公演として催された。

昼の部

THE イナズマ戦隊

昼公演で先陣を切ったのはTHE イナズマ戦隊だ。結成29周年のベテランロックバンドのステージは、この日も熱かった。スーツでビシッと決めた上中は、山田武郎(G)、中田俊哉(B)、サポートメンバーの中野誠一(Dr / ザ・マスミサイル)とともに「GLORY DAYS」で勢いよくライブの幕を開ける。フロアで無数の拳が突き上がった「ドカン行進曲(男編)」を経て、上中は「ライブはチケットを買ったお前のもんや!」と叫び、人気曲「ズッコケ男道」を観客とともに歌い上げた。

上中は「イナ戦を知らない人に届けるためにやっている。29年も腹をこすりながら飛び続けるってこういうこと」とバンドの泥臭いスタンスを包み隠さずに語る。その発言の通り、イナ戦はオーディエンスの気持ちを鼓舞するようなパフォーマンスを続け、8月12日にリリースしたミニアルバム「Happy Birthday」から牧歌的なメロディの表題曲を披露した。今日という日を生きるすべての人を祝福するかのようなメッセージが届けられ、場内は温かなムードに包まれる。

「遊び人の前でライブができるのは今日が最後。いろいろ思うこともあるけど、みんなありがとう」という上中の言葉に続いて、彼が亡き父への思いをつづった楽曲「33歳」の演奏に移る。曲中に上中は、2024年にドラムが活動休止を経て脱退した頃のことを回想。バンドがボロボロだった時期にあったギャンパレとのツーマンに「救われた」というエピソードを述べ、「あのときの景色を忘れへん。ギャンパレちゃんも当たり前のように続くとみんなも思ってたやんか。ギャンパレちゃんは解散してしまうけど、みんなの青春の1ページとして、これからも永遠に思い出はキラキラし続ける。死ぬまで一生だ。これを『絆』って言うんじゃないかなと思ってます」と熱く語った。そしてラストナンバー「応援歌」では、「オイ!! オマエ!! がんばれや!!」と繰り返し上中が叫び、このうえなく熱いバトンをギャンパレに渡した。

GANG PARADE

ギャンパレは公演タイトルにある「GANG PARADE say hello」というメッセージで始まる代表曲「Plastic 2 Mercy」でライブの口火を切った。始まりを告げるにふさわしいナンバーで幕が上がり、「GANG PARADE」「BREAKING THE ROAD」「Happy Lucky Kirakira Lucky」と、ライブ序盤から怒涛のアッパーチューン祭りが繰り広げられる。キャ・ノンは「3年前にイナ戦さんと初めてツーマンをして、曲も書いていただきました。熱いバトンを精一杯受け止めて、私たちの音楽を届けていきます」と宣言。その言葉通り、ギャンパレはアクセル全開のステージを展開していく。

ドラマチックなメロディの「INVOKE」では、メンバーのハイトーンボイスがエモーショナルに響き、続く「シグナル」では「命を燃やして立ってたいよ あの世もこの世も関係ないよ」と力強い思いが渾身のパフォーマンスで届けられた。またココ・パーティン・ココは、涙をこらえながらイナ戦との出会いに感謝を述べ、「イナ戦さんは本当に特別なんです」と強い思いを伝える。初期ナンバーから近年の楽曲に駆け上がっていくセットリストは、図らずもギャンパレの歴史をなぞるような構成だ。解散を控えているという事実も相まって、刹那的な輝きを放ちながら、11人は笑顔でステージを駆け抜けた。

ギャンパレ×イナ戦 セッション

ライブの終盤には、イナ戦がステージへ。上中が、アイドルファン共通のコール「タイガー!ファイヤー!サイバー!ファイバー!ダイバー!バイバー!ジャージャー!」に関心を示し、ギャンパレのメンバーがレクチャーする場面もあり、ジャンルの垣根を越えた和やかな時間が流れる。セッションでは「ROCKを止めるな!!」が、バンドの生演奏で披露された。そしてイナ戦による提供曲「ヘイ!ホー!最高じゃん!」「GANG PARADE SO LONG!!」もセッションで届けられた。

夜の部

入れ替わり立ち替わりの変則ステージ

ファンクラブ会員限定となった夜の部は、アイドルとバンドによる対バンでは珍しく、3、4曲ごとに出番が入れ替わる形式で行われた。まずギャンパレが先陣を切り、WANIMA提供のメロディックパンクチューン「GANG RISE」を投下。ツーステップを取り入れた振付もあり、ロックのライブさながらの熱い空間が広がる。大合唱の嵐でいきなりクライマックスのような盛り上がりが生まれたところで、the telephones提供の「Gang Gang Disco」、9mm Parabellum Bullet提供の「ラビバアソビバ!!」、そしてユメノユア作詞のエモーショナルな1曲「don't forget me not」のパフォーマンスが続いた。アイナスターは「ファンクラブ限定公演をほかのグループの方と一緒にやるのは初めてです。今日は最後までよろしくお願いします!」と挨拶した。

アイナスターの挨拶に続いてイナ戦が登場。上中は「『もう1曲やります』みたいな雰囲気のMCから俺たちが出てくるってどんな気持ちですか? 楽しんで帰ってくれエブリバディ!」と話し、「喜びの歌」を披露した。「ギャンパレとイナ戦のファンが混ざってライブを観てくれて、俺たちはうれしい!」と述べつつ、「俺たちってすげえ!」と声を張り上げた。さらに上中は「15年後くらいにまたギャンパレちゃんとライブをやるってのはどうだい? それまで長生きしようぜ」と即興で歌うなど、自由にライブを進める。イナ戦のブロックは4曲連続の予定だったが、「続けては無理や! 11人いたらできるかもしらんけど!」とMCを挟みつつ、アットホームなムードの中でライブを進行した。

「また15年後に会おうぜ」

その後もギャンパレとイナ戦が交互にステージに立つ。イナ戦のターンでは、YouTubeチャンネル「THE FIRST TAKE」でSUPER EIGHTと披露した楽曲「無責任ヒーロー」を演奏。遊び人は、昼の部の終わりに上中がアイドルソングのコールに触れたことを忘れていなかった。この曲では「タイガー!ファイヤー!サイバー!ファイバー!ダイバー!バイバー!ジャージャー!」というアイドルソングおなじみのコールが遊び人から巻き起こり、イナ戦のメンバー一同は驚きつつも、そのコールの発生を喜んだ。イナ戦は「ROCKを止めるな!!」のセルフカバーを届けるなど、特別な演奏でも観客を沸かせる。一方ギャンパレも熱い思いをパフォーマンスにぶつけて全身全霊のライブを展開。「Plastic 2 Mercy」で締めくくり、最後のセッションコーナーへ移った。

2組がステージに上がっている際、上中は進行を把握していないスタンスを終始貫いており、ひとしきりトークで笑いを起こしたあとには「で、ココちゃん?」と確認を求める流れを繰り返した。ココが「覚えてきてくださいよ!(笑)」と笑う場面もありつつ、「涙のファイター」「合言葉~シャララ~」「ヘイ!ホー!最高じゃん!」「GANG PARADE SO LONG!!」がコラボで披露された。

ギャンパレのメンバーは、イナ戦やファンと出会えたことに繰り返し感謝した。ギャンパレとの解散前最後のツーマンライブということで惜別の言葉があるのかと思いきや、上中は「解散ライブは観に行くわ。そこで一旦ギャンパレは終わる。終わるけど、みんなと過ごした青春のキラキラノートを開けばいい。そしてまた15年後に会おうぜ」とギャンパレ再集結への期待を語った。15年後、上中は62歳になっている。

フォトギャラリー

THE イナズマ戦隊

GANG PARADE

セットリスト

「ライブナタリー presents GANG PARADE SAY HELLO!2MAN ~EVERYBODY,PARADE!~」2026年8月9日 渋谷duo MUSIC EXCHANGE

昼の部

THE イナズマ戦隊
01. GLORY DAYS
02. ドカン行進曲(男編)
03. ズッコケ男道
04. My Generation
05. 合言葉~シャララ~
06. Happy Birthday
07. オマエ・がむしゃら・はい・ジャンプ
08. 33歳
09. 応援歌

GANG PARADE
01. Plastic 2 Mercy(GANG FINALE ver.)
02. GANG PARADE
03. BREAKING THE ROAD
04. Happy Lucky Kirakira Lucky
05. LAST
06. INVOKE
07. シグナル
08. ENJOY OUR PARADE
09. イマヲカケル
10. FOUL

GANG PARADE×THE イナズマ戦隊 セッション
01. ROCKを止めるな!!
02. ヘイ!ホー!最高じゃん!
03. GANG PARADE SO LONG!!

夜の部

GANG PARADE
01. GANG RISE
02. Gang Gang Disco
03. ラビバアソビバ!!
04. don’t forget me not

THE イナズマ戦隊
01. 喜びの歌
02. おはようから墓場まで
03. グッジョブ!!
04. 赤い命が燃えている

GANG PARADE
01. pretty pretty good
02. らびゅ
03. ROCKを止めるな!!

THE イナズマ戦隊
01. 無責任ヒーロー
02. ROCKを止めるな!!
03. 愛じゃないか

GANG PARADE
01. BRIGHT FUTURE,YOUR SMILE
02. OK
03. Beyond the Mountain
04. Plastic 2 Mercy(GANG FINALE ver.)

GANG PARADE×THE イナズマ戦隊 セッション
01. 涙のファイター
02. 合言葉~シャララ~
03. ヘイ!ホー!最高じゃん!
04. GANG PARADE SO LONG!!

撮影:大橋祐希

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