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僕が見たかった青空、強い結束を示したデビュー3周年記念ライブ 悔しさと希望を胸に次の舞台へ

僕が見たかった青空「アオゾラサマーフェスティバル2026」の様子。(写真提供:Ligareaz Management)
17分前2026年09月04日 9:05

僕が見たかった青空のライブイベント「アオゾラサマーフェスティバル2026」が、8月30日に東京・豊洲PITで開催された。

「アオゾラサマーフェスティバル」は、僕青の周年を記念して行われる恒例のワンマンライブ。デビュー以来、毎年夏の終わりに豊洲PITでライブを行ってきた彼女たちだが、これまで一度もチケット完売には至っていない。そこで今年こそチケットを完売させるべく、彼女たちは「#僕青豊洲PIT完売計画」と銘打ち、毎日生配信やティッシュ配り、ストリートライブなど、メンバー全員でさまざまな施策に取り組んできた。当日は惜しくもチケット完売とはならなかったものの、デビュー3周年を祝うため会場には多くのファンが駆け付けて一夜限りのステージを楽しんだ。

夏祭りの始まりは華やかなディスコミュージック

工藤唯愛と八重樫美伊咲という現役高校生コンビによる元気いっぱいの影ナレ、そしてオープニング映像を経て、ステージにはリーダーの塩釜菜那が1人で登場。青い法被姿の彼女は「『アオゾラサマーフェスティバル2026』、お越しいただきありがとうございます! 全力で打ちます!」と声を上げ、和太鼓を力強く打ち鳴らす。その音に合わせてメンバーが次々とステージに登場し、「この夏で一番熱い1日にしましょう!」という金澤亜美の声を合図に、彼女がセンターを務める最新シングル曲「FUNKY SUMMER」でライブが華やかにスタートした。“僕青流ディスコミュージック”で場内をあっという間にダンスフロアへと変えた彼女たちは、「風船は秒速3メートルで上昇する」「君と見た空は」と全員歌唱曲で会場の熱気を一気に引き上げ、僕青20人の団結力を存分に見せつけた。

続く「美しい共犯者」では、グループ内でも特に“クールビューティ”と称される長谷川稀未と吉本此那が観客を魅了。「夏YASUMING!」では、現役高校生メンバーの工藤、八重樫、杉浦英恋が、楽しい夏を全力でアピールする。今年6月に山梨・河口湖ステラシアターで行われた結成3周年記念ワンマン「青空野外」でライブ初披露されたこの2曲。それぞれのメンバーは初披露時からさらに完成度を高めたパフォーマンスで、会場に一体感のあるコールを巻き起こした。

あのメンバーがこの曲を!? 驚きの連続となったシャッフルユニット

ここからは、僕青がこれまで発表してきたユニット曲をメンバーをシャッフルして披露するブロックへ。「キッシュ・ラブ」では吉本、須永心海、早﨑すずきがオリジナルのゆるふわな雰囲気をしっかりと表現。「制服のパラシュート」ではメインメンバーを務めた塩釜の冒頭のセリフに、客席から大きな歓声が沸き起こる。そして「昇降口で会えたら」では、歌謡テイストのトラックに乗せて八重樫と八木仁愛が丁寧に歌声を重ねた。僕青唯一のソロ楽曲である八木の「This is heaven!」をカバーしたのは杉浦。グループ随一のパフォーマンス力を誇る八木にも引けを取らない堂々としたステージで会場を圧倒した。そしてアグレッシブなダンスナンバー「臆病なカラス」では金澤を中心に、ダークでエモーショナルなパフォーマンスが繰り広げられた。

歌唱メンバーが発表されるたびに、会場から歓声やどよめきが沸き起こるなど、ここでしか見られない一夜限りのステージが展開された今回のユニットシャッフル企画。「キッシュ・ラブ」で初めてメインメンバーを務めた須永は念願だったと語る一方、自身の衣装が表裏逆だったというまさかのハプニングを告白して会場を笑わせる。「制服のパラシュート」のセリフパートで歓声を浴びた塩釜は、お風呂でのぼせるまで何度も練習したと振り返った。金澤、工藤、安納蒼衣、柳堀花怜とともに「臆病なカラス」を披露した今井優希は、「私たちはかわいい系じゃないですか?」といたずらっぽく切り出し、この日はかわいさを封印して楽曲の世界観を表現したと手応えを語る。同曲でメインメンバーを務めた“僕青イチあざとい担当”の金澤も、以前からこの曲をやってみたかったと明かし、念願が叶った喜びをあらわにした。

先輩方のような存在になれるように…

大盛況となったユニットシャッフル企画を経て、さらに場内のボルテージを引き上げたのは、初披露の楽曲カバー。僕青はこの公演でカバー曲を披露することを事前に発表しており、ファンの間ではさまざまな予想が飛び交っていた。ファンが息を呑んでステージを見守る中、AKB48が2011年にリリースした「Everyday、カチューシャ」のイントロが流れ始めると、大きな歓声とコールが巻き起こる。この曲ではカチューシャ姿の金澤がメインメンバーを務め、フレッシュでかわいらしいパフォーマンスを見せた。

これで終わりかと思いきや、乃木坂46が2013年に発表した「ガールズルール」のカバーへなだれ込むと、フロアのテンションは最高潮に。早﨑を中心にした青春感あふれるさわやかなステージに、オーディエンスも“ガチ恋口上”で応えた。夏を代表するアイドルソングに続き、そのまま早﨑がメインメンバーを務める「空色の水しぶき」へ。最後は僕青渾身の夏曲で、しっかりとオーディエンスを沸かせた。

メインメンバーを務めた金澤と早﨑は、この日に向けてメンバー全員で何度も動画を観て研究を重ねて臨んだと語り、楽曲への深い愛情とリスペクトを示した。AKB48の公式ライバルとして誕生した乃木坂46、そしてその公式ライバルとして誕生した僕青。副リーダーの柳堀は「先輩方のような存在に私たちもなれるように、素敵な楽曲をたくさんの方に愛していただけるように、これからもがんばっていきます」と、さらなる躍進を誓った。

紗幕を駆使したダンスパートを挟み、「暗闇の哲学者」でライブもいよいよ終盤戦へ。さわやかなステージから一転、僕青はグループのクールな一面を打ち出すライブ定番曲を鬼気迫る表情と一糸乱れぬダンスで披露する。そしてデビューシングル「青空について考える」収録の「飛ばなかった紙飛行機」に続き、ラストを飾ったのは最新シングル収録の合唱曲「雨かんむり」。自身初の野外ワンマンとなった「青空野外」や、8月に出演したアイドルフェス「TOKYO IDOL FESTIVAL 2026」など、何かと雨模様が続いた今年の夏を優しく締めくくるように、全員の歌声が美しく響き渡った。

因縁の場所で掲げた次の目標

アンコールを求める声が響く中、会場のスクリーンに映し出されたのは、リーダー塩釜と副リーダー柳堀によるインタビュー。この映像では、2023年に豊洲PITで行われたデビューシングル「青空について考える」のリリースイベントについて語られた。同イベントはCD購入者の中から抽選で選ばれたファンが参加できる形式だったが、当日集まったのは想定を大きく下回る約100人。あの日を塩釜は「悲しいというより衝撃、危機感」と振り返り、柳堀も「初めて自分たちの現状を突きつけられた場所だった」と語る。そして映像は、4年目を迎えた僕青が再び豊洲PITのステージに立つことへの思いで締めくくられた。

そしてステージにはライブTシャツを身にまとった20人が登場し、「あの日 僕たちは泣いていた」でパフォーマンスを再開。彼女たちはそれぞれの感情を胸に豊洲PITの隅々まで歌声を届け、それに応えるようにフロアには青のサイリウムの光が揺れた。塩釜は改めて会場に集まったファンと向き合い感謝の思いを伝える。彼女はチケット完売に向けて取り組んできたものの、達成できなかったことに悔しさをにじませつつ、今回の取り組みを通してある気付きがあったと語る。それは、自分たちが夢に向かってがむしゃらにがんばる姿を見せることで、同じように夢を追う誰かの力になれるかもしれないということ。そして塩釜はこの悔しさを忘れずに進んでいくことを誓い、12月14日に東京・Kanadevia Hallで行う2026年のラストライブこそは完売させると新たな目標を掲げ、晴れやかな表情を浮かべた。

これからも“青空”を目指して走り続ける僕青の姿勢に客席から温かい拍手が送られる中、ライブ定番曲「初めて好きになった人」へ。曲中では高い運動神経を誇る岩本理瑚がバク宙を披露したほか、工藤、安納、萩原心花によるかき氷の早食い対決が行われるなど、僕青らしい楽しいステージが続く。そしてラストはデビュー曲「青空について考える」で約2時間におよんだデビュー3周年記念ライブの幕を閉じた。またアンコールでは、9thシングル(タイトル未定)が11月18日にリリースされること、そして2年ぶりとなるファンクラブ限定イベント「僕が観たかったファンミ vol.2」が9月12日に東京・SHIBUYA PLEASURE PLEASUREで開催されることなどが明らかになった。

なお9月7日20:00に配信される音楽ナタリーのトーク企画「カタリー」には僕青から金澤、杉浦、早﨑が登場。「アオゾラサマーフェスティバル2026」の振り返りや、この夏の思い出などについて自由気ままに語る予定だ。

セットリスト

「アオゾラサマーフェスティバル2026」2026年8月30日 豊洲PIT

01. FUNKY SUMMER
02. 風船は秒速3メートルで上昇する
03. 君と見た空は
04. 美しい共犯者
05. 夏YASUMING!
06. キッシュ・ラブ
07. 制服のパラシュート
08. 昇降口で会えたら
09. This is heaven!
10. 臆病なカラス
11. Everyday、カチューシャ(AKB48カバー)
12. ガールズルール(乃木坂46カバー)
13. 空色の水しぶき
14. 暗闇の哲学者
15. 飛ばなかった紙飛行機
16. 雨かんむり
<アンコール>
17. あの日 僕たちは泣いていた
18. 初めて好きになった人
19. 青空について考える

公演情報

BOKUAO Winter Concert 2026 ~君への贈りもの~

2026年12月14日(月)東京都 Kanadevia Hall

僕が観たかったファンミ vol.2

2026年9月12日(土)東京都 SHIBUYA PLEASURE PLEASURE
[1部]OPEN 14:45 / START 15:30
[2部]OPEN 18:15 / START 19:00

僕が見たかった青空 金澤亜美、杉浦英恋、早﨑すずきの「カタリー」

配信日時:2026年9月7日(月)20:00~ ※60分ほどを予定
配信場所:音楽ナタリーXアカウント(@natalie_mu)
<出演者>
金澤亜美 / 杉浦英恋 / 早﨑すずき

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