Ryosuke Yamadaこと山田涼介(Hey! Say! JUMP)が9月5日と6日の2日間にわたり、台湾・TAIPEI MUSIC CENTERにて自身初のソロアジアツアー「Ryosuke Yamada ASIA TOUR 2026 Red.Y」の台北公演を開催した。
現地リハーサルを経て表現した、新たな「RED」の世界
日本国内でのソロドームツアー「Ryosuke Yamada DOME TOUR 2026 Are You Red.Y?」を終えた山田は今回のアジアツアーに向け、セットリストや演出を新たに構築。万全の体制で臨むため公演日より前に現地入りして精力的なリハーサルを行い、楽曲のつなぎ目からステージ上の動線、細かな演出に至るまで自ら念入りな確認を重ねて本番を迎えた。
開演時刻を迎えた場内が暗転し、巨大スクリーンにオープニング映像が映し出されると、会場は割れんばかりの歓声に包まれる。深いVネックのセクシーな赤いステージ衣装に身を包んだ山田が姿を現すと、ライブは「RED」でスタートした。
ステージ全体を通して貫かれたのは、鮮明な「RED」の世界観だ。大型LEDビジョンや幾重にも重なる照明、多様なステージ演出によって空間の表情を次々と変化させていく。会場全体を深紅の光で包み込んで圧倒する場面がある一方で、演出をあえて削ぎ落とし、山田1人に視線を集中させるシーンも用意。ソロアーティストとして大きなステージの中央に1人で立ち、ダンスや歌声、表情そのものを軸とすることで、彼が長年培ってきた高い表現力をより鮮明に印象付けた。
あのBGMも台北バージョンに
アップテンポなダンスナンバーではダンサーとともにキレのある緻密なパフォーマンスを披露し、目まぐるしく変化するフォーメーションで観客を釘付けにする。「アジアの夜」では、深紅に染まったステージと鮮やかなコントラストを描くきらびやかなブルーの衣装で登場。ダンサーたちと息の合った動きを見せ、山田の背後から幾重にも腕を広げる“千手観音”のようなフォーメーションを展開した。さらにアジアツアーのためにリビルドされた内容として、近年のソロ楽曲に加えてHey! Say! JUMPの歴代代表曲を再構成したスペシャルメドレーも披露。時代を彩ってきた楽曲のイントロが流れるたびに、客席からは大きな歓声が沸き起こった。
MCに入ると山田は「大家好我是山田涼介! 好久不見!(皆さんこんにちは、山田涼介です! 久しぶりです!)」と現地語で挨拶し、滞在中のエピソードを披露。台北公演の成功を祈願するため5日の朝に「縁結びのご利益がある」といわれる寺院・霞海城隍廟を訪れて参拝したことを明かした。しかし、肝心の寺院の名前がなかなか思い出せず、約5000人のファンに助けを求めるひと幕も。客席のあちこちから一斉にさまざまな答えが飛び交い、山田は聞き取ろうと耳を傾けるものの追いつかず、思わず「みんな、まとめてしゃべって!(笑)」と呼びかけ、会場は笑いに包まれた。
さらに、山田のライブではおなじみとなっている“水分補給タイム”のBGMも、今回は公演地に合わせた特別バージョンに変更。山田が水を飲み始めると台湾らしさを感じさせる音が流れ「なるほど、台北公演で水を飲むと、台北バージョンの音が流れるんだね(笑)」と笑顔を見せ、再び会場を盛り上げた。
アンコールでの山田からのサプライズ
台湾のファンとライブで顔を合わせるのは、Hey! Say! JUMPとして訪れた2019年以来7年ぶり。アンコールのラストには、台北公演に集まったすべてのファンへ「Bloomin'」を届けた。楽曲の終盤では、歌詞の一部を自ら現地語に変えて歌唱。「君を想うこの愛を、手のひらに抱える一輪の花にして」「これから先の道にも、変わらず君がいてほしい」という思いを込めた言葉を直接届けると、思いがけないサプライズに会場全体が大きな感動に包まれた。
2日間で計1万人を動員し、全席ソールドアウトとなった台北公演を終えた山田は、このあとソウル公演を行い、9月26日にバンコクでツアーファイナルを迎える。


