優里の楽曲「世界が終わりました」のミュージックビデオがYouTubeで公開された。
本楽曲は、今年1月から3月にかけて放送された竹内涼真主演のテレビ朝日系ドラマ「再会~Silent Truth~」の主題歌で、壮大なミディアムロックのラブソング。MVではドラマの主人公を演じた竹内がナミブ砂漠をはじめとするナミビア共和国の地を巡りながら、自身と楽曲の世界に生きる主人公の境界線を超えていく姿が描かれている。「ナミブ」は、現地のナマ語で「何もない場所」を意味する。そんな“何もない”砂漠で、竹内がラストのサビの歌詞「血液全部 細胞全部 0から始まった森羅万象」に呼応するように全身で表現する様子が映し出される。
監督を務めたエリザベス宮地は、竹内に“演じる”ことをほとんど指示しなかったという。その理由は「はじめて訪れたナミビアの地で、その場で感じたことを出来る限りそのまま残したいと思ったから」。撮影の合間、現地で暮らす子供たちや家族と触れ合う時間があったという竹内は「彼らの優しさや逞しさに心を打たれました。気づけば、僕の心と身体は大きな充実感で満たされていました。やはり僕は、人が好きなんだなと」と現地での経験から感じた心境を語っている。
竹内涼真 コメント
「世界が終わりました」のMVをナミビア共和国で撮影するというオファーをいただいたとき、何かに呼ばれたような感覚がありました。もちろん大自然や歴史への興味もありましたが、それ以上に今のありのままの自分でナミビアの大地を歩き、生き抜いてみたい。そんな感覚がありました。
現地を巡る中でとにかく歩きました。歩いて、感じて、立ち止まって考えて。時々演じたくなってまた歩く。その繰り返しでした。その中で自分の人生を振り返ったり、未来を想像したり、俳優としての今の自分を見つめ直したり。演技に対する感覚にも変化が生まれ、身体の内側からさまざまなものが湧き上がってくるのを感じていました。
ただ、それと同時に時折寂しさを感じる瞬間もありました。その感情は何なのかと考えたとき、人のいない広大な大地で解放されていく自分がいる一方、東京のような都市で人と何かを共有しながら生きている自分に対する欲求も同時に生まれていたのだと思います。人って難しいですね。簡単じゃないんだなと、改めて痛感しました。
そんな中、現地で暮らす子どもたちや家族と触れ合う時間がありました。彼らの優しさや逞しさに心を打たれました。気づけば、僕の心と身体は大きな充実感で満たされていました。やはり僕は、人が好きなんだなと。そして素直な自分を人と共有することの大切さに、改めて気づかされました。
これからの人生、もっとたくさんの人たちと自分を共有していきたい。そう思わせてくれた今回のMVチームの皆さん、そしてナミビアの人々とナミビア共和国という場所に、心から感謝しています。
このMVを観てくださる皆さんが、どんな気持ちになるのか楽しみです。
ぜひ、堪能してください。
エリザベス宮地 コメント
今回、竹内涼真さんには「演じる」ことを殆どお願いしませんでした。はじめて訪れたナミビアの地で、その場で感じたことを出来る限りそのまま残したいと思ったからです。撮影の合間、竹内さんは持参したカメラで写真を撮っていました。
「一番しんどいのは、共有できないこと」
撮影中盤、ナミビアの感想を聞くと竹内さんはそう答えてくれました。誰もが日常的に写真や映像を撮るようになりましたが、その行為の裏には「他者との共有」という期待が常にあるように思います。たとえ無意識レベルだとしても、その期待がなければ「撮る」という行為自体がきっと意味を失ってしまいます。
翌日、コーディネーターにお願いして、竹内さんがナミビアの子供たちと過ごす時間を追加しました。子供たちの写真を撮っている時の竹内さんの表情が、世界に対する期待そのもののように思えました。
この作品が、自分にとっての大切なものを少しだけでも思い返すきっかけになれたら幸いです。


