10月3、4日に東京・お台場の特設会場にてエイベックス主催の音楽イベント「a-nation 2026」が開催されている。この記事では、3日の公演の模様をレポートする。
「a-nation」1日目、超特急は8年ぶり登場
2002年にスタートした「a-nation」の開催は今回で22回目。これまで延べ600万人以上を動員してきた。今年は「a-nation」史上初めての秋開催で、会場を23年ぶりにお台場へと移しての実施となった。1日目のメインステージには「a-nation」初出演となるCHANYEOL、すとぷり、NCT JNJM、KickFlip、騎士X - Knight X -、VIBY、8年ぶりの登場となった超特急、12年ぶりの登場となったWINNERのほか、NCT WISH、NEXZ、ONE OR EIGHT、Be-ray、Girls2が出演。ヘッドライナーは2013年以来13年ぶりの登場となるEXILEが務めた。
NCTのジェノ、ジェミンによるNCT JNJMは、この「a-nation 2026」がNCT JNJMとしてデビューして以降初となる日本でのイベント出演となった。「BOTH SIDES」「I.D.O.L」など全5曲をパフォーマンスした2人はMCで2月に日本デビューすることをアナウンスし、ファンの歓喜の声を誘った。
ユーキ「Love, Dream……Happiness!」
2018年以来8年ぶり、9人の現体制では初の「a-nation」出演となった超特急。すっかり日が落ちたお台場のステージにスポーティなメンバーカラーの衣装で現れた彼らは「Spice」でクールにライブの火蓋を切る。続く「ウインクキラー」で最年少のハルがあざといウインクを決めれば、「Steal a Kiss」ではアロハ、タクヤが鋭い眼差しを客席に向けながら決めゼリフを放つ。そんな中、ユーキは自身の決めゼリフを「Love, Dream……Happiness!」とアレンジし、ヘッドライナーを務めるEXILEへのリスペクトを表明する。
MCタイムにはリョウガが「『a-nation』ひさしぶりに出られてうれしい~ッ!」とひと言。タクヤの「皆さん一緒に踊りましょう!」という呼びかけでライブを進めると、9人は「My Buddy」「キャラメルハート」とハートフルな2曲を続けてオープニングとは正反対の甘くフレンドリーな空気感で会場を満たしていく。そんな空気を切り裂いた「超えてアバンチュール」では、変顔にヘドバン、なんでもありの全力パフォーマンスでオーディエンスを笑顔にする超特急の持ち味が炸裂。センターを務めるリョウガは「EZ DO DANCE!」とDJ KOO(TRF)になりきってメンバーと観客を楽しませる。全8曲、30分のパフォーマンスタイムの中にその魅力を凝縮した超特急が最後に投下したのは「ガチ夢中!」。センター・ハルの「行くぞお~!」という気合いの咆哮が響いたその瞬間、客席からも「押忍押忍押忍押忍!」という8号車(超特急ファンの呼称)の爆発的なコールが発生する。オーディエンスとの強固な一体感の中、真骨頂の全力パフォーマンスで熱くハイエナジーなエールを届けた9人は最後に舞台上に倒れ込み、晴れやかな表情で挨拶をしてトリのEXILEへとバトンをつないだ。
EXILE、13年越しに「a-nation」にカムバック
9月27日にデビュー25周年を迎えて以降、この「a-nation」が初のライブステージとなったEXILE。大歓声に包まれる中、せり上がりでファンの前に姿を見せた彼らは「24karats GOLD LEGACY」でライブの幕を開ける。生バンドの演奏をバックにEXILE ATSUSHIが気合いを叫ぶと会場の熱はグッと引き上がり、DOBERMAN INFINITYを迎えた「24karatsメドレー」のダイナミックなステージングでその熱狂はさらに加速していく。
バンドセッションを経て、オールブラックのジャケットスタイルに衣装替えしたEXILEの面々は、シンボリックなロールダンスから代表曲「Choo Choo TRAIN」を披露。メンバーそれぞれが楽しそうに肩を組み、笑顔でオーディエンスに向き合う中、EXILE TAKAHIROは「ひとつになっていきましょう!」と客席全体に呼びかける。ATSUSHIとTAKAHIROの美しいハイトーンボイスにEXILE SHOKICHI、EXILE NESMITHの歌声が重なった「I Wish For You」、ダンサー陣の弾けるダンスパフォーマンスが観衆の体を揺らした「Party All Night」を経て、最初のMCではATSUSHIが「私たちごとではありますが、今日はSHOKICHIの誕生日です!」と呼びかける場面も。思わぬ祝福にSHOKICHIは驚きの表情を浮かべつつ「幸せな誕生日をありがとうございます!」とメンバーとファンに感謝を伝えた。続いてATSUSHIは「いろいろなことがあって、またこうしてEXILEが気合い1つに活動しています。そして今回、新曲を持ってきました。この曲も、これからのEXILEにとって大切な曲になると思います」とコメント。この言葉を受け、EXILEは「Choo Choo TRAIN」以来となるZOOのカバーソング「Gorgeous」を「a-nation」の観客に向けて初披露した。
「皆さんの心の中の太陽が何度でも湧き上がってくるように」
ボーカル陣の熱を帯びた歌声と、ギターサウンドに身を委ねるダンサー陣のスキルフルな躍動がファンの目と耳を奪った「Heads or Tails」を届け終えると、TAKAHIROは「ここから後半戦、さらにひとつになっていきましょう!」とひと言。メンバーは「VICTORY」でトロッコに乗り込み、客席通路を進みながらオーディエンスのシンガロングを求めた。「FIREWORKS」や「Someday」といったヒットナンバーをトロッコの上から歌い届け、「銀河鉄道999」でメインステージに戻ったメンバー。改めて全員で一列に並び立つと、TAKAHIROは「大変な時代ですが、最後に心を合わせて、笑顔になって終わりましょう!」と、ATSUSHIは「皆さんの心の中の太陽が何度でも湧き上がってくるように。パワーを込めて届けます!」と誓う。EXILEと「a-nation」にとってのメモリアルなステージのラストを飾ったのは、彼らのアンセムソング「Rising Sun」。熱い希望のメッセージを歌声に、ダンスに乗せて届けるメンバーのバイタリティに満ちたパフォーマンスに応じるように客席からも熱いシンガロングの声が上がり、1日目の「a-nation」は晴れやかな高揚感の中で締めくくられた。
ほか、「a-nation 2026」にはオープニングアクトとして僕が見たかった青空、Pasmal、GPP、KRUNKが出演。PARK STAGEではPG、SVRN、Cloud ten、aY traineeがパフォーマンスを披露した。


