JOYSOUND 音楽ニュース
powered by ナタリー
「JOYSOUND X1」公式サイトJOYSOUND公式キャラクター「ジョイオンプー」

変態紳士クラブ再始動!豊洲PITでワンマン決定、独占取材で明かす活動休止中の葛藤と新章への決意

変態紳士クラブ
11分前2026年10月14日 11:03

WILYWNKA、VIGORMAN、GeGからなる変態紳士クラブが、12月23日に東京・豊洲PITでワンマンライブ「変態紳士舞踏会 -We're Back-」を開催することが決定した。

3人そろっての単独公演は、2022年2月に開催した「変態紳士舞踏会 in 日本武道館」以来、約5年ぶりとなる。チケットの最速先行受付は、10月14日20:00にスタート。この発表にあわせて、新たなアーティスト写真と、彼らのこれまでの歩みをたどる予告動画がInstagramで公開された。

なお今回の発表にあたり、音楽ナタリーでは3人への取材を実施。再始動に至るまでの約3年半を振り返ってもらうとともに、メジャーレーベルで活動した経験から得た気付きや、豊洲PIT公演への意気込みを聞いた。

さまざまな問題を乗り越え、ようやく噛み合った歯車

2023年3月に「蝉」をリリースして以来、約3年半ぶりに再始動する変態紳士クラブ。GeGは「いろいろありましたが、ようやく歯車が噛み合いました」と心境を明かした。一方、VIGORMANによると、3人の関係性自体は活動休止前から変わっていなかったとのことで、「ずっと友達。プライベートではいつも遊んでました。ただ変態紳士クラブとして活動する感じではなかった」と、彼はユニットとしての活動とプライベートを分けて過ごしていたことを振り返る。

この約3年半について、WILYWNKAは「『蝉』を出すちょっと前くらいから大変だったんですよ」と説明。当時は多くの人が制作や活動に関わっていたこともあり、話の行き違いや関係者同士の不和があちこちで起きていたという。「正直しんどかったです。もし変態紳士クラブが仕事で始まったユニットだったら『もう絶対やらへん』となっていたと思います」と、当時の苦労を明かした。

活動休止期間を経て、メジャーレーベルで活動していた頃の経験を改めて振り返るようになったという3人。この取材の当日に行われていたアーティスト写真の撮影を例に挙げつつ、WILYWNKAは「カメラマンさんも、スタイリストさんも、メイクさんも、スタジオも、全部自分たちで手配しているんですね。メジャーではそういうのも全部マネージャーさんがやってくれていて。俺らも『この日がアー写撮影ね、はいはい』みたいなモードになっちゃってました」と話した。そしてVIGORMANも、メジャー在籍時は締切に追われて細かな連絡を面倒に感じることもあったと振り返りながら、「それはスタッフさんたちが俺らのケツを叩いてくれていたんです。今はそれを自分でやってる。だから余計にありがたさがわかります。夢を見せてもらってたと思う。渦中にいたときは全然わからなかったけど」と感謝を口にした。

城ホール、武道館のもう1個上に手を置きかけてた

先日、メジャー在籍時のマネージャーが自宅を訪れ、「お前、武道館の映像観てないだろ?」と、東京・日本武道館でのライブ映像を見せてくれたというWILYWNKA。「すごいキラキラしてて自分でもびっくりしました(笑)」と、彼は時間を置いて客観的に見た当時のステージの印象を語った。またVIGORMANも、テレビ朝日系「ミュージックステーション」やYouTubeチャンネル「THE FIRST TAKE」への出演など、さまざまな機会が重なったことで自分たちの楽曲「YOKAZE」や「好きにやる」を多くの人に聴いてもらえたのだと分析。「当時は『俺らの曲がいいからやろ』と思ってたけど、一歩引いてみると本当にいろんな人が協力してくれたおかげだったんだってわかる。そこを知れただけでも貴重だし、たぶん自分らのこれからの活動にも生きてくると思う」と語った。

さらにその話を受けてWILYWNKAも、その頃は自分たちがそうした環境のありがたさに気付ける段階ではなかったと回想。テレビ出演や収入の増加など環境が急激に変化する中で、自分たちが置かれていた状況について「あっという間でした。そしたら世の中がコロナ禍になって、気付いたらこんな感じになってた」と振り返った。そこから再始動に至るまでの時間は長く、3人とも「今は変態紳士クラブで活動するノリじゃない」と、ユニットとして再び動き出すタイミングを見い出せずにいたという。

その間、GeGは変態紳士クラブの再始動に向けてさまざまな形で奔走していたという。しかし問題は1つではなく、自主的に活動するには資金も自分たちで用意する必要があった。「そういうのを1個1個片付けて、ようやくここまでこぎつけました。今はあのすごい経験を自分たちでもう1回再現せなあかんなと思っています」と、ここまでの道のりを説明した。大阪・大阪城ホールでの公演や日本武道館での公演を経て、さらに大きな会場へと手を伸ばしかけていた感覚があったと語るのはWILYWNKA。そこから約3年半が経過し、自身も30代が見えてきた今、彼は「せっかくあそこまで行けたんだから、ここらでもういっちょやっとかへんかったらもったいないなって」という気持ちから再始動を決意したことを明かした。

変態紳士クラブの第2章がここから始まる

12月23日の豊洲PIT公演について、VIGORMANは「俺らのライブを待っててくれた人たちに、あの頃と同じ熱量を感じてもらう程度では3年半も休止してた意味ないと思う」と力を込め、ソロ活動を経た3人が、パワーアップして“ライブマシン”になったと自信を見せた。

WILYWNKAによると豊洲PIT公演は、ライブの内容だけでなくビジュアルや映像も完全にセルフメイドで制作しているという。「考えてみたら1st EP『ZIP ROCK STAR』を制作していた頃も、今日みたいに焦りながら作ってました。大変だけど充実してます。必死でがんばってるからみんなにライブに来てもらわな、困る。あの感じ、思い出さしたるから」と意気込みを示しつつ、少し間を置いて「……あと、痩せます」と宣言。これにGeGも「そやねんな。僕ら、この期間に体重まで充電してしもうて」と応じ、WILYWNKAは「『YOKAZE』という曲にはおいしいごはんを食べさせてもらいました……」と笑った。

今回のライブを、変態紳士クラブの「第2章」の始まりと位置付けたのはGeG。彼は「ライブのチームも新しくなるし。イチからの気持ちでまっすぐやりたいな」と、これまでの経験を糧に新たなスタートを切る考えを示した。今回の公演が豊洲PITでの開催となったことについて、全員の地元である大阪でのライブを予定しているか聞くと、WILYWNKAは「俺らには城ホールに特別な思い入れがあるんです。でも今の俺らにはまだ早い。今回のタイミングではちょうどいいキャパの会場を見つけられなかったんです」と回答。そしてGeGも「まずは豊洲PITで最高のステージを見せて必ず城ホールに帰ってきます。それにもっとでかいステージでもやりたい」と力強く宣言した。

公演情報

変態紳士クラブ「変態紳士舞踏会 -We're Back-」

2026年12月23日(水)東京都 豊洲PIT

関連記事

I Don't Like Mondays.

I Don't Like Mondays.アルバムに岩田剛典や☆Taku Takahashiら参加

約1か月前
「りんご音楽祭2026」キービジュアル

長野県松本市「りんご音楽祭2026」出演者第12弾は地元アーティスト中心

約2か月前
WILYWNKA「No goodbyes.」配信ジャケット(Photo by cherry chill will.)

WILYWNKAがEP「No goodbyes.」本日配信、Watson&G-k.i.d参加曲含む5曲入り

3か月前
Kvi Baba「How Many Girls feat. 変態紳士クラブ」ミュージックビデオより。

Kvi Babaと変態紳士クラブのコラボ曲MV公開、FM802フリーイベントの開催も決定

3か月前
VIGORMAN「13,000 km」配信ジャケット

VIGORMANが日本とジャマイカをつなぐ!アジア人として初めて「WYFL Riddim」に参加

3か月前
Kvi Baba「How Many Girls feat. 変態紳士クラブ」配信ジャケット

Kvi Baba、再始動した変態紳士クラブとコラボ

3か月前
「CIRCUS × CIRCUS ODAIBA」ビジュアル

Peterparker69、Sonsi、AOTO、SIRUP、Kaneeeら集結「CIRCUS × CIRCUS ODAIBA」

4か月前
Kohjiyaの音楽履歴書。

Kohjiyaのルーツをたどる|小学生で歩み始めたヒップホップ道 初のフルアルバムリリース、武道館2DAYSを経て目指すは“ど真ん中”

5か月前
「CIRCUS × CIRCUS 2026」フライヤー

Sonsi、Kianna、ラムコ、pp69、AOTO、Litty、Reichi、valknee、SpiderWebら集結

5か月前