ゴダイゴのデビュー50周年を記念したフェス「Godiego FEST 2026」が、10月10日に東京・SGC HALL ARIAKEにて開催された。
「銀河鉄道999」「ガンダーラ」「モンキー・マジック」などのヒット曲で知られるゴダイゴ。デビュー50周年を迎えた彼らが初めて開催したフェスには、EXILE B HAPPY、Char、Mummy-D(RHYMESTER)、岡村靖幸、斉藤和義、亀田誠治、堺正章といった世代を超えた多彩なアーティストが集結した。
EXILE B HAPPY
トップバッターを飾ったEXILE B HAPPYは、TETSUYAが小島よしおにコラボレーションをオファーしたことから生まれた楽曲「EXILE B おっぱっぴー ~風の船~ (feat. 小島よしお)」をキッズダンサーとともにエネルギッシュにパフォーマンス。ポジティブなバイブスで、一気に会場に一体感を生み出していく。続いてEXILE B HAPPYは「長い期間ずっと皆さんに愛され続けているゴダイゴさんを、本当に心からリスペクトしています」と語り、昨年4月にカバーをリリースしたゴダイゴの楽曲「ビューティフル・ネーム」をタケカワユキヒデ(ゴダイゴ / Vo)とともにパフォーマンス。50周年という節目を祝う1日の幕開けにふさわしい、幸福感あふれるステージを届けた。
ゴダイゴ
ここで早くもゴダイゴのターンに。「リターン・トゥ・アフリカ」のドラマチックなイントロが鳴り響くと、会場は期待に満ちた拍手に包まれた。吉田治(Sax)、奥村晶(Tp)、池田雅明(Tb)の3人からなるゴダイゴホーンズを迎えた重厚なバンドサウンドが、会場のボルテージを一気に引き上げる。ゴダイゴは「すばらしい愛」「DEAD END」と、50年の歴史を彩る名曲を立て続けに披露し、新曲「You are here」で観客を魅了した。
続いて、タケカワから「ゴダイゴのもう1人のボーカリスト」と紹介されたトミー・スナイダー(Dr)がフロントに立ち、映画「人間の証明」のテーマ曲を情感たっぷりに歌い上げる。会場がしっとりとした雰囲気に包まれる中、ステージにCharが呼び込まれると空気は一変。そのまま「テイク・イット・イージー」へとなだれ込み、観客の軽快な手拍子とともに、爽快感あふれるグルーヴが会場いっぱいに広がった。
Char
ゴダイゴと同じく、今年デビュー50周年を迎えたChar。タケカワから「両方合わせると100周年だよね」と声をかけられると、「がんばって、100周年までやりましょうか」と意気込み、会場を沸かせた。Charは、48年前にゴダイゴとツアーを行った際に演奏していたという楽曲「Shinin' You, Shinin' Day」を、伸びやかな歌声で披露。さらに「TOMORROW IS COMING FOR ME」「Wondering Again」を、情感豊かなギターサウンドで立て続けに届け、第1部を締めくくった。
Mummy-D
第2部は、Mummy-Dのステージでスタート。ゴスペルアンサンブル・THE SOULMATICSとともに登場した彼は、「ゴダイゴの中で一番ファンキーなナンバー」だと言う「アンダー・アンダーグラウンド」を、キレのあるラップでカバー。意外性のあるコラボレーションで観客を魅了した。ここでMummy-Dは「ゴダイゴを小学校のときに聴いて、人生を狂わされた。今日は人生の答え合わせの日です」と感慨深げにコメント。続いて亀田をステージに迎え、ベートーヴェンの「歓喜の歌」にラップアレンジを施した楽曲「歓びの歌」を披露した。言葉とクラシカルなフレーズが鮮やかに交差するパフォーマンスが、会場を大きな高揚感で満たしていく。
亀田誠治
ゴダイゴと一緒に演奏したい曲を聞かれた亀田は、「一択です。999」と即答。会場から歓声が上がる中、不朽の名曲「銀河鉄道999」のイントロが鳴り響くと、観客は待ちわびたように立ち上がり、ハンドクラップで演奏に加わる。世代を超えて愛される楽曲と客席の熱気が一体となり、会場のボルテージは最高潮に達した。
岡村靖幸
「銀河鉄道999」の興奮が冷めやらぬ中登場した岡村は、ミッキー吉野(Key)の古希を記念したアルバムでフィーチャリングとして参加した楽曲「NEVER GONE」で自身のターンをスタート。タケカワの指揮に合わせてゴスペルアンサンブルが荘厳な雰囲気を生み出す中、華麗なステップを踏みながら歌声を響かせ、ムーディで妖艶な“岡村ワールド”をステージ上に立ち上がらせていく。
斉藤和義
続いて斉藤が登場。Mummy-Dも再びステージに加わり、スティーヴィー・ワンダーの「Superstition」を披露した。岡村、斉藤、Mummy-Dの3人がそれぞれの個性をぶつけ合うエネルギッシュなパフォーマンスに、客席も立ち上がり、思い思いに体を揺らす。さらに、岡村と斉藤によるユニット・岡村和義のステージを挟み、斉藤は代表曲「ずっと好きだった」を歌唱。続いてタケカワとともに「カトマンズ」を披露し、エキゾチックでありながらどこか懐かしさを感じさせるサウンドを会場に響かせた。
堺正章
タケカワが「僕たちの大切な曲です」と前置きして披露したのは、1978年放送のテレビドラマ「西遊記」のエンディングテーマとして知られる「ガンダーラ」。間奏でタケカワがこの日最後のゲストとして堺を呼び込むと、堺はすぐさまハーモニーに加わり、伸びやかな歌声を響かせた。
堺のステージには、2024年に結成したバンド・堺正章 to MAGNETSのメンバーであるシシド・カフカ(Dr)、澤竜次(G)も登場。「あの時君は若かった」「ノー・ノー・ボーイ」「トーキョー・スタイル」「バン・バン・バン」が、軽妙なトークを交えながら届けられた。そのままなだれ込むようにセットチェンジが行われ明転すると、ステージ中央に現れたのは大きな銅鑼。出演者一同が集結する中、堺がバチを大きく振りかぶって銅鑼を鳴らすと、その音を合図に「西遊記」のオープニングテーマ「ザ・バース・オブ・ジ・オデッセイ ~ モンキー・マジック」がスタートした。堺が華麗な如意棒回しを披露する中、出演者たちは楽しげに歌声を重ねる。50年の歴史と豪華な顔ぶれが織りなす祝祭感あふれるフィナーレに、観客は惜しみない拍手を送った。
アンコール
アンコールで最初に披露されたのは、ゴダイゴが12月16日にリリースする新作EPの収録曲「Christmas」。亀田をプロデューサーに迎えて制作されたこの新曲は、もうすぐ訪れる冬の景色が目に浮かぶような、柔らかく温かな音像が広がるナンバーだ。「You know it's Christmas」と語りかけるように歌うタケカワの歌声が、会場を優しく包み込んだ。続いて届けられた「グレート・シー・フロウズ」では、タケカワとゴスペルアンサンブルが壮大なハーモニーを響かせ、会場を感動的なムードで満たしていく。観客は一夜限りのフェスの終わりを惜しむように、一音一音にじっくりと耳を傾けた。最後はタケカワが「The great sea flows」と高らかに歌い上げ、約4時間にわたるライブは、会場を包み込む温かな余韻と惜しみない拍手の中で幕を閉じた。
セットリスト
「Godiego FEST 2026」2026年10月10日 東京・SGC HALL ARIAKE
EXILE B HAPPY
01. EXILE B おっぱっぴー ~風の船~ (feat. 小島よしお)
02. 掌の砂
03. ビューティフル・ネーム
GODIEGO
04. リターン・トゥ・アフリカ
05. すばらしい愛
06. DEAD END
07. You are here
08. 「人間の証明」テーマ曲
09. テイク・イット・イージー
Char
10. Shinin' You, Shinin' Day
11. TOMORROW IS COMING FOR ME
12. Wondering Again
Mummy-D
13. アンダー・アンダーグラウンド
14. Be Alright
15. 歓びの歌
16. 銀河鉄道999
岡村靖幸
17. NEVER GONE
18. Superstition
岡村和義
19. I miss your fire
20. ホーリー&ブライト
斉藤和義
21. ずっと好きだった
22. カトマンズ
堺正章
23. ガンダーラ
24. あの時君は若かった
25. ノー・ノー・ボーイ
26. トーキョー・スタイル
27. バン・バン・バン
28. ザ・バース・オブ・ジ・オデッセイ ~ モンキー・マジック
<アンコール>
GODIEGO with Choir
29. Christmas
30. グレート・シー・フロウズ


