吉田仁人(M!LK)が主演を務めるTOKYO MXの新金曜ドラマ「溺愛 ~ 実は、最強ヒーロー ~」が10月30日に放送スタートする。初回放送に先駆け、吉田が音楽ナタリーの取材に応じた。
純粋な思いを大切に、初のドラマ主演
本作は一城れもんと海咲ねむるによるマンガ「実は私、溺愛されてました!? ~最低彼氏から最強彼氏へ~」を実写化した作品。吉田演じるハイスペックな後輩男子・藤崎真白が、クズ彼氏の浮気やモラハラで悲劇のどん底に突き落とされたヒロインを一途に溺愛し、守り抜く姿を描く。ヒロインの高原皐月役は桃月なしこ、皐月の彼氏である相川樹役は池田彪馬(SUPER★DRAGON)が務める。
吉田にとって本作は初の連続ドラマ主演作。「“初”の人が虚勢張ったってしょうがないので、とにかくいろんな人に質問したりして、コミュニケーションを取りまくりました」と、現場では周囲との対話を重視したことを明かし「5年後ぐらいにようやくドシッと構えた主演になれるかな」と笑う。
主人公のキャラクターについては「真白のように一途に愛し続けることは簡単ではありません。そんな中でも、あらゆる困難にも“好き”を原動力にどこまでも突っ走れるところが魅力」とコメント。演じる際には「皐月の幸せのために何ができるだろう」という純粋な思いを大切にしたという。また吉田は真白がヒーロー“志望”である点もポイントだと考えを明かし「演じるうえで僕が感じた『ヒーローでなきゃいけない』感覚は、たぶん真白と同じ。ヒーロー志望であるがゆえの迷いや葛藤は(演技に)出ていると思います」と手応えを語る。監督からは「真白の軸が揺らぐと物語が見えなくなってしまうから、ブレないでほしい」という要望があったといい、それに応えるべく「台本をとにかく読み込んで登場人物の位置関係を確認し、自分のあり方を常に微調整していました」と撮影期間を振り返った。
アクション挑戦で感じた“強み”
また吉田は、本作で本格的なアクションに初挑戦した。事前の練習日はあったものの、本番当日は全話分のアクションを1日で撮り切る必要があり、振りを教わった直後に撮影に臨むハードなスケジュールだったという。その場では映りを確認できず不安もあったそうだが、「つい先ほど1話のアクションシーンを拝見したところ、自分の想像を遥かに超える仕上がりで。ようやく安心できました」と安堵の表情を浮かべる。そして「(ライバルを演じる)彪馬もそうですが、振り入れをしてすぐパフォーマンスできる状態に持っていくことに日々取り組んできたからこそできたのかなと思います」と、撮影で実感したアーティストならではの強みを自己分析。池田とのもともとの関係値もあり、間合いや呼吸をとっさの判断で合わせられたと手応えを語った。
吉田と池田は同じEBiDANの仲間で、池田が小学生の頃からの間柄。吉田は「(EBiDANメンバーとは)芝居の場で一緒になる可能性も想定して活動してきました。共演の回数で言うとたぶん武藤潤(原因は自分にある。)が多いと思いますが、同じ感覚で彪馬と共演できましたね」と、仲間と共演する感慨を口にし「(EBiDANに)ちゃんと育ててもらった分『しっかりと力を発揮しよう』という気持ちです」と思いを語る。
EBiDANの仲間・池田彪馬から受けた刺激
8月に行われた「EBiDAN THE LIVE 2026」では、クランクインに向けてお互いを鼓舞し合ったという2人。控室で昼食をともにし、互いのグループについての情報交換も行ったという。池田から「僕は◯◯をしていきたいなと思うんです」「M!LKさんはどうですか?」と相談を受けるなど真剣に語り合ったそうで、そんな池田について吉田は「僕が知る彪馬は小学生の頃のイメージで『まだそんな歳だっけ!?』という印象があったんですけど、大人になったな、しっかりしてるなと思いましたね」としみじみ語る。「グループ活動をしていると他グループに相談する時間がなく、自分たちで解決し合ったりします。だからこそ、今回の共演で彼がいろんなことを真面目に考えていると知れてより仲よくなれましたし、僕も『初心を忘れずにもっとがんばりたい』と思いました」と振り返った。
なお池田演じる樹は“クズ男界のラスボス”と呼ばれるキャラクターだが、池田本人との共通点を聞かれた吉田は「ホント、(共通点が)なくてよかったですよね(笑)。これに関しては彪馬と相反していると言ってもいい」と即答。そんな樹も物語が進むにつれて人間味が見えてくると語り、「彪馬は『主人公である真白を引き立たせるために樹をどう演じるか』を徹底的に考えてくれたので、その姿勢がとても頼もしかったです」と彼に感謝した。
“溺愛”との距離感「遠くに感じてしまうんじゃ」
一方、自身が演じる真白との共通点について、吉田は「『こうありたい』と目標を掲げたときに、言葉で宣言せずとも『こう進むんだ』と軸が定まるところ」を挙げる。「ダンスがただ楽しいだけだったところから、事務所に所属して『表現の世界で自分を探求していきたい』と覚悟を決めたときの心境や、まわりから見て何かを犠牲にしているように見えても気にしないところなど、すごく重なるんですよね。自分で言うのも微妙ですが(笑)、意外と熱血という芯の部分に通じるものを感じます」と明かした。続けて「僕は案外あきらめるのが得意なので(笑)、あきらめない真白のメンタルの強さはすごい」と相違点にも触れつつ「“好き”のためにがんばるところは強く共感します」と吉田。「お芝居も歌って踊ることも、音楽を作ることもそう。表現の仕事に対しては努力できる、がんばれる感覚は真白と似ていると思います」と伝えてくれた。
では、吉田自身は“溺愛”の対象ができたとき、その対象とどのような距離感で、どのような関わり方をするのだろう──そんな質問を投げかけると、吉田からは「けっこうおびえると思います」という言葉が返ってきた。
「溺愛してしまったときに、自分がどういう行動を取るかよくわからなくなっちゃうと思うんです。僕は自分の取る行動すべてに、自分自身の“俯瞰”が1個入ってなきゃ怖いタイプなんですけど、それができなくなると考えると……だからこそ『冷静にいなきゃ』という気持ちが作用して、溺愛すればするほど(対象を)遠くに感じてしまうんじゃないかな、というのは思いますね。自分が自分じゃない感覚になってしまうからこそ気を付けなきゃと意識して、結果として得られないものがある可能性も、大いにありうるなっていうのは思います」
忘れられない母の言葉
ドラマ「溺愛」の物語の中では、真白が皐月のヒーローになることを心に決めるきっかけとなった、過去のとある出来事も描かれる。吉田自身にも、今の自分につながる過去の忘れられない出来事、誰かから投げかけられた忘れられない言動はあるのだろうか? 手渡した問いに思考を巡らせた吉田は、10代の頃の母との記憶を紐解きながら言葉を紡いだ。
「10代の頃、ダンスを家で練習していると、ずっと見守ってくれていたのが母だったんです。そのときの母の注意や『もっとこうしたほうがいい』という助言は忘れられないですね。当時は『もう~』とか『すごい言うじゃん』みたいに思ってましたけど、その言葉がなかったら今の自分はないから。母の厳しい言葉が自分を強くしたんだということは、本当に思います。20歳を迎えて自立すると、逆に母は僕に対して何かを言うことがなくなったんです。そんなことからも『あのときは意図的に言ってくれていたんだな』ということが感じられましたし、自分のために叱ってくれる人のありがたさっていうのは大人になってわかるものなんだなと感じます」
厳しさの裏にあった母親の大きな愛にしっかりと気付き、感謝の思いを口にする吉田。その“気付き”自体の思慮深さ、優しさについて指摘すると、彼は「早くから大人の世界で仕事をしていたこともあって、いろいろと頭を働かせるところがあるんだと思います」と小さく笑い「母も母なりにがんばっていたんだと思います。きっと、大人になろうとしてなってくれていた母がいたんだろうなって。そんなことを考えると、すごくありがたいですよね」と言葉を続けた。
そして、母の言動に加えもう1つ忘れられない言葉として吉田が挙げたのは、過去に“事務所の人”から告げられたという言葉。「10代の頃『もっとこんなふうに活躍したいっすよ』みたいな感じで息巻いたとき、事務所の人に『いや、吉田は25(歳)だね』と言われたんです。そのときは『25歳? 遠いじゃないか。その前に一旗上げてやる』なんて思っていたんですけど、今振り返ると確かに25くらいが起点となって、個人の仕事の幅も広がったんです。それまで鍛錬を続けていた結果、M!LKとしても“ドカン”といけたので。それはよかったなというふうに思いますね」と、噛み締めるように語った。
「ここ最近の自分は明るく生きている」
今年も残すところ、およそ2カ月。大きな飛躍を遂げた2026年の吉田個人としての心の動きについて聞くと、吉田は「今年は1月の頭から舞台稽古が入っていて、バラエティはもちろん、お芝居の仕事もコンスタントにやっていたなという印象があって。それはすごくよかったですし……何より、この1年の間に今のM!LKの稼働の感じにも慣れてきて、活動を楽しめているなと思います。ここ最近の自分は明るく生きているな、と。それはよかったなと思いますね」と、今に至る心境を明かす。M!LKが世間に注目され始めた当初は「生活のリズムがどんどん変わっていったんです。あと、それまでは“アピールしていた自分たち”が“求められる自分たち”になったときに、よくわかんなくなっちゃう感覚が自分の中にあった」という吉田。「(ブレイクを)喜んで、少しは調子に乗ってもいいはずなのに『調子に乗らないように』とセーブしすぎたのか、ナーバス気味な時期もあった」と振り返りつつ「今は、求められたら『ありがとうございます』と素直に反応できるようになったし、仕事、楽しいなっていう。そういうマインドで活動できているのはいいことだなと思います」とほほ笑みを浮かべた。
そしてM!LKのブレイクは、メンバー全員がともに過ごす時間を5人により多くもたらしているという。「5人で一緒にいる機会も増えたし、5人での何気ない会話も増えたと思います。楽屋でのちょっとした時間とかね。そういうときにみんなでいろいろしゃべるから、明るいですよ。M!LK、全体的に今すごい明るいです」と吉田。「みんなバタバタだと思うんですけど、その動きに慣れたんですよね。そんなことを今、すごく感じられます」。よどみなく伝えてくれるその言葉には、確かな充実感がにじんでいた。
吉田には最後に「吉田仁人の溺愛リスト」として、自身が“溺愛”するモノをジャンル別に答えてもらった。彼の好きな寿司ネタや喫茶店のメニュー、お気に入りのレシピとは? 吉田の“好き”が詰まったリストを以下に記載するので、ページの最後までお見逃しなく。
吉田仁人の溺愛リスト
寿司ネタ
えんがわ
きのこ
まいたけ
薬味
刻みネギ
和菓子
水羊羹
洋菓子
エクレア
銘菓
かるかん
「やっぱり鹿児島のかるかん。唯一無二なんでね」
ファミレスのメニュー
小エビのサラダ
喫茶店のメニュー
アイスウインナーコーヒー
カップヌードルの味
カレー(即答)
レシピ
塩回鍋肉
「回鍋肉を塩味で作るってだけのレシピなんですけど。なんだかんだで一番うまいです」
ヒーロー
ジェームズ・ボンド(映画「007」シリーズ)
ゆるキャラ
メロン熊
好きなイントロの曲
小田和正さんの「ラブ・ストーリーは突然に」
アート
橋爪悠也さん、井田幸昌さん
「いつか作品を購入したいです」
ファッションアイテム
アウター
「アウターの種類が一番多いかも。基本ショート丈で、レザーだけで3、4着は持ってます。あとはテーラードジャケットが3着くらいとデニム地のものですね」
「溺愛 ~ 実は、最強ヒーロー ~」初回放送の番組情報
TOKYO MX
2026年10月30日(金)23:00~23:30
※以降毎週金曜日23:00~23:30
KRY山口放送
2026年10月30日(金)25:59~26:29
※以降毎週金曜日25:59~26:29
テレビ岩手
2026年11月1日(日)25:25~25:55
※以降毎週日曜日25:25~25:55
MBC南日本放送
2026年11月2日(月)24:55~25:25
※以降毎週月曜日24:55~25:25
FBS福岡放送
2026年11月4日(水)24:59~25:29
※以降毎週水曜日24:59~25:29
群馬テレビ
2026年11月12日(木)23:00~23:30
※以降毎週木曜日23:00~23:30
とちぎテレビ
2026年11月17日(火)23:30~24:00
※以降毎週火曜日23:30~24:00
スタイリスト:平松彩希、根本航輔
ヘアメイク:中島愛貴
ジャケット 66000円 / アンセム エー(エンケル)
シャツ 48400円 / マーカウエア
パンツ 42900円 / マーカ(パーキング)
靴 82500円 / ソウゲン(HEMT PR)
ネックレス 155100円 / プリュイ(プリュイ トウキョウ)
その他 / スタイリスト私物
プリュイ トウキョウ
03-6450-5777
〒150-0001 東京都渋谷区神宮前6-18-10 海老名ビル3F
エンケル
03-6812-9897
〒150-0001 東京都渋谷区神宮前2-6-14 第2神宮前ビル201
パーキング
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