#加藤賢崇
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一風変わった形で音楽を楽しむ人たち 第3回 野球レコードコレクターの終わりなき旅、選手本人にとどまらず家族や元妻の音源も収集
ターンテーブル上で再生されるレコードはすべてプロ野球の関連音源――そんなDJイベント「プロ野球 音の球宴」をご存じだろうか。主宰するのは野球レコード収集家の中嶋勇二さんだ。好事家からは「ファンタスティック・ピッチングマシーン」の称号とともに“FPM中嶋”とも呼ばれる57歳。その男はかつて東京タワーズやTIGHTS、King&countryなどのドラマーとしてビートを刻み、主に都内を中心にライブ活動を行った経歴を持つ。一般的な音楽ファンとは異ったアプローチで音楽を味わっている人々に話を聞き、これまであまり目を向けられていなかった多様な楽しみ方を探る本連載。第3回は中嶋さんにインタビューし、野球レコード収集に心血を注いだ自身の約30年間を振り返ってもらった。
3年以上前
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「ファイアボール」CD作品の配信決定、11月に最新作「ゲボイデ=ボイデ」放送決定
2019年1月に販売された「ファイアボール10周年記念盤『ファイアボール オーディオ・オモシロニクス』」のCD音源が、11月4日に配信リリースされる。
約4年前
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渋谷系を掘り下げる Vol.12 岡崎京子と渋谷系のシンクロニシティ
「何を元ネタにするかということを重要視していたところがあります。フリッパーズしかり小西康陽さんしかり、いかにみんなが知らない元ネタを見つけてくるか、それをあえて提示するのが渋谷系的な感覚だったと思うんです」。本連載の第4回に登場したカジヒデキが語るように、渋谷系華やかなりし90年代初~中旬は、ポップカルチャーにとって“引用と編集”の時代でもあった。音楽や映画、文学などさまざまなカルチャーの一節をいかに引用 / 編集し、自らの表現へと昇華するか──多くのアーティストが試行錯誤を繰り広げ、その結果、小沢健二とスチャダラパーの「今夜はブギー・バック」やピチカート・ファイヴの「東京は夜の七時」など普遍的な魅力を持つ数々の名曲が生み出された。本稿で取り上げるマンガ家・岡崎京子も、そうした“渋谷系的”とも言える姿勢で表現と向き合ったアーティストの1人だ。1996年に交通事故で重傷を負って以来、休筆状態にある岡崎であるが、彼女の作品もまた時代を越えて多くの読者を魅了し続けている(2020年秋には名作「ジオラマボーイ・パノラマガール」が映画化され公開)。“引用と編集”を駆使しつつも、彼らは “借り物”ではないオリジナルな表現をいかにして手に入れることができたのか。90年代初頭に岡崎と親交を結び、また多くの渋谷系アーティストと交友関係を持つラッパーのA.K.I.に、“引用と編集”の先に彼らが見ていたものについて、90年代当時のエピソードを交えてつづってもらった。
約4年前
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京浜兄弟社の「誓い空しく」インコンプリートなデラックス盤になって再発
京浜兄弟社のコンピレーションアルバム「誓い空しく」の“Incomplete Deluxe Edition”が4月22日に発売される。
4年以上前