<p>4月21日と翌22日の2日間にわたって東京・109シネマズプレミアム新宿にて開催される坂本龍一が音楽を手がけた映画やライブ映像を上映するオールナイトイベント「Ryuichi Sakamoto Premium Collection All Night」内で行われるトークイベントの登壇者のコメントが発表された。</p><p>本イベントは、坂本が4月14日開業予定の東急歌舞伎町タワー内にオープンする109シネマズプレミアム新宿の音響監修を務めたことから企画されたもの。オールナイトイベントでは坂本の関連映画作品およびライブ映像作品の上映に加え、ゲストによるトークショーが行われる。</p><p>初日に行われる「Ryuichi Sakamoto Premium Collection All Night 第一夜 U30限定- Gift from Ryuichi Sakamoto -」にトークゲストとして登壇するのは佐藤緋美（HIMI）と映画監督の山中瑶子。現在23歳の佐藤は「私自身も坂本龍一さんは存じ上げてますし、日本を代表する音楽家であることは認識してますが、楽曲提供した作品は観れてません。実はそういう若い方も多いと思います。この機会に是非来ていただき、坂本さんの音楽とその映画に浸っていただきたいと思います」と、若い世代に呼びかけている。</p><p>また2日目「Ryuichi Sakamoto Premium Collection All Night 第二夜」には電子音楽家の牛尾憲輔（agraph）と、スタジオ・RITTOR BASEのディレクターである國崎晋が登場。牛尾は「ソロアーティストとしての革新的な音楽、ルーツに根差したピアノ曲、壮大なオーケストラ。その全てを飲み込んだ映画音楽という仕事。“坂本龍一”という音楽家は、二重振り子の美しい軌跡なのかもしれません。坂本さんが音響を監修した109シネマプレミアムズ新宿は、その複雑系を余す事なく浮かび上がらせることでしょう」と坂本の偉業に触れつつ、会場への期待感をつづっている。</p><p>なお初日は30歳以下を無料招待する抽選企画として実施される。参加対象は18歳以上30歳以下の109シネマズシネマポイント会員で、抽選申し込みは4月9日23時59分まで応募フォームにて受付中。</p><h2 id="NA_article_main_h2_1">山中瑶子 コメント</h2><p>ただ悲しくて、本当はまだ言葉もありません。教授からのプレゼント企画だなんて！<br>やったー！とみんなで一緒に喜びたいのに、こんなの泣いてしまいます。<br>でもここは、やったー！なのです。<br>いつでも若い人や後世のことを真剣に想って動いてくださる坂本さんのような大人と出会えたこと、そして、これからも坂本さんの音楽や言葉を通して出会い直せることが嬉しいです。<br>いま最も気になっている俳優のひとりである佐藤緋美さんと、映画や音楽についてお話できること、とても楽しみにしています。どうぞよろしくお願いいたします。</p><h2 id="NA_article_main_h2_2">佐藤緋美 コメント</h2><p>音楽も映画もまだまだな私を山中監督に呼んでいただき、お会いできるのをとても楽しみにさせていただいてます。<br>PFFで受賞され、坂本龍一さんも期待されてる監督だとお聞きしてます。<br>そして、今回映画を音楽という面から観るというのも、とても面白いと思います。どんなことに気づくのかとても楽しみです。私自身も坂本龍一さんは存じ上げてますし、日本を代表する音楽家であることは認識してますが、楽曲提供した作品は観れてません。<br>実はそういう若い方も多いと思います。この機会に是非来ていただき、坂本さんの音楽とその映画に浸っていただきたいと思います。<br>ご冥福をお祈りいたします。</p><h2 id="NA_article_main_h2_3">牛尾憲輔 コメント</h2><p>ソロアーティストとしての革新的な音楽、ルーツに根差したピアノ曲、壮大なオーケストラ。<br>その全てを飲み込んだ映画音楽という仕事。<br>“坂本龍一”という音楽家は、二重振り子の美しい軌跡なのかもしれません。<br>坂本さんが音響を監修した109シネマプレミアムズ新宿は、その複雑系を余す事なく浮かび上がらせることでしょう。<br>本イベントはその劇場で氏の両面に、同一の素晴らしい環境下で触れる事が出来るまたとない機会となります。</p><h2 id="NA_article_main_h2_4">國崎晋 コメント</h2><p>「映画体験の半分は音だよ」と、映画「ようこそ映画音響の世界へ」の中でジョージ・ルーカス氏が語ったように、映画にとって音は非常に大切な要素である。しかし、残念ながら音が良い映画館は多くない。「戦場のメリークリスマス」以来、音で映画を革新し続けた坂本龍一氏は、そうした状況を憂慮する一人であった。そんな坂本氏が全シアターの音響を監修した109シネマズプレミアム新宿が誕生する。音に対してだれよりも鋭敏な感覚を持つ氏が手掛けたのであれば、間違い無く映画本来の魅力が最大限に引き出される映画館となるはずだ。オープンを見届けることなく帰らぬ人となった坂本龍一氏の遺産を体験するのをこの上なく楽しみにしている。</p><h2 id="NA_article_sub_h2_1">Ryuichi Sakamoto Premium Collection All Night</h2><h3 id="NA_article_sub_h3_1">第1夜</h3><p>2023年4月21日（金）東京都 109シネマズプレミアム新宿 シアター8<br>OPEN 20:30 / START 21:30<br>＜上映作品＞<br>「トニー滝谷」（35mm上映）<br>「Ryuichi Sakamoto: Playing the Piano 2022 +」<br>「天命の城」<br>「戦場のメリークリスマス」（35mm上映）<br>＜トークショー登壇者＞<br>山中瑶子 / 佐藤緋美<br>司会：荒木啓子（PFFディレクター）</p><h3 id="NA_article_sub_h3_2">第2夜</h3><p>2023年4月22日（土）東京都 109シネマズプレミアム新宿 シアター3<br>OPEN 20:30 / START 21:30<br>＜上映作品＞<br>「Ryuichi Sakamoto: Playing the Piano 2022 +」<br>「戦場のメリークリスマス」<br>「坂本龍一 PERFORMANCE IN NEW YORK : async」<br>「シェルタリング・スカイ」<br>＜トークショー登壇者＞<br>牛尾憲輔 / 國崎晋</p>

4月21日と翌22日の2日間にわたって東京・109シネマズプレミアム新宿にて開催される坂本龍一が音楽を手がけた映画やライブ映像を上映するオールナイトイベント「Ryuichi Sakamoto Premium Collection All Night」内で行われるトークイベントの登壇者のコメントが発表された。

坂本龍一関連作品のオールナイト上映イベント、牛尾憲輔ら登壇者のコメント到着

<p>坂本龍一が音楽制作を担当した映画やライブ映像を上映するオールナイトイベント「Ryuichi Sakamoto Premium Collection All Night」が、4月21日と翌22日の2日間にわたって東京・109シネマズプレミアム新宿で開催される。</p><p>本イベントは、坂本が4月14日開業予定の東急歌舞伎町タワー内にオープンする109シネマズプレミアム新宿の音響監修を務めたことから企画されたもの。当日は坂本の関連映画作品およびライブ映像作品の上映に加え、ゲストによるトークショーが行われる。</p><p>第1夜は“教授からのプレゼント”として30歳以下を対象に無料招待を行う抽選企画「Ryuichi Sakamoto Premium Collection All Night 第一夜 U30限定- Gift from Ryuichi Sakamoto -」が行われる。当日は坂本監修による独自の音響システム「SAION -SR EDITION-」を使って「トニー滝谷」「Ryuichi Sakamoto: Playing the Piano 2022 +」「天命の城」「戦場のメリークリスマス」が上映される。なお「トニー滝谷」と「戦場のメリークリスマス」の2作品は35mmフィルムで上映される。また初日に行われるトークショーには、坂本がその才能を高く評価した映画監督の山中瑶子と、俳優でありアーティストでもある佐藤緋美（HIMI）が登壇する。第1夜の参加対象は18歳以上30歳以下の109シネマズシネマポイント会員で、抽選申し込みは4月9日23時59分まで応募フォームにて受付中。</p><p>第2夜「Ryuichi Sakamoto Premium Collection All Night 第二夜」は18歳以上を対象にした有料イベント。当日は「Ryuichi Sakamoto: Playing the Piano 2022 +」「戦場のメリークリスマス 」「坂本龍一 PERFORMANCE IN NEW YORK : async」「シェルタリング・スカイ」の4作品が上映される。2日目はトークゲストとして電子音楽家の牛尾憲輔（agraph）と、スタジオ・RITTOR BASEのディレクターである國崎晋が登壇する。料金は全席一律8000円で、チケットは本日4月3日19:00よりイープラスにて販売される。</p><p>なお昨日4月2日に坂本が3月28日に永眠したことが所属レーベル・commmonsより発表された。2014年に発症した中咽頭がんを克服したものの、2020年6月に新たに直腸がんが発見され、治療を受けながら自宅内のスタジオで創作活動を続けていた。今回上映されるオンラインピアノソロコンサート「Ryuichi Sakamoto: Playing the Piano 2022」が坂本にとって最後のステージとなった。</p><h2 id="NA_article_sub_h2_1">Ryuichi Sakamoto Premium Collection All Night</h2><h3 id="NA_article_sub_h3_1">第1夜</h3><p>2023年4月21日（金）東京都 109シネマズプレミアム新宿 シアター8<br>OPEN 20:30 / START 21:30<br>＜上映作品＞<br>「トニー滝谷」（35mm上映）<br>「Ryuichi Sakamoto: Playing the Piano 2022 +」<br>「天命の城」<br>「戦場のメリークリスマス」（35mm上映）<br>＜トークショー登壇者＞<br>山中瑶子 / 佐藤緋美<br>司会：荒木啓子（PFFディレクター）</p><h3 id="NA_article_sub_h3_2">第2夜</h3><p>2023年4月22日（土）東京都 109シネマズプレミアム新宿 シアター3<br>OPEN 20:30 / START 21:30<br>＜上映作品＞<br>「Ryuichi Sakamoto: Playing the Piano 2022 +」<br>「戦場のメリークリスマス」<br>「坂本龍一 PERFORMANCE IN NEW YORK : async」<br>「シェルタリング・スカイ」<br>＜トークショー登壇者＞<br>牛尾憲輔 / 國崎晋</p>

坂本龍一が音楽制作を担当した映画やライブ映像を上映するオールナイトイベント「Ryuichi Sakamoto Premium Collection All Night」が、4月21日と翌22日の2日間にわたって東京・109シネマズプレミアム新宿で開催される。

#市川準

坂本龍一関連作品のオールナイト上映イベント、牛尾憲輔ら登壇者のコメント到着

坂本龍一の関連映画を2夜連続オールナイト上映、初日は30歳以下を無料招待する“教授からのプレゼント”