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「革命は成った」まふまふ、最強の14人と“世界征服”への大きな一歩踏み出す

4年以上前2019年06月30日 9:07

6月23日に埼玉・メットライフドームにてまふまふの主催イベント「ひきこもりたちでもフェスがしたい!~世界征服I@メットライフドーム~」が開催された。

トップバッターを務めた天月-あまつき-は、バックダンサーを率いて自身のオリジナル曲「かいしんのいちげき!」でイベントをスタートさせた。天月が「お祭りですよ。今日くらいはみんな叫べ―!」と呼びかけると、客席のオーディエンスは思い思いに声を上げてドーム内は盛大な歓声に包まれた。最新シングルの収録曲「Ark」をクールに歌い上げたのち、天月がキーボードの前に座ると、その横にはアコースティックギターを手にした佐香智久の姿が。2人が「小さな恋のうた」で声を合わせると客席からも歌声が上がり始め、約3万5000人の大合唱が会場内にこだました。天月とのコラボがひと段落すると、佐香のソロステージへ。さわやかな表情で歌い上げた「あなたが嫌いなあなたを教えて」から一転、「不完全モノクローグ」では怪しく囁くようなダークな一面も見せる振り幅の広いパフォーマンスを繰り広げた。

浦島坂田船の4人は袴姿に剣を手にしてステージに登場。殺陣を織り交ぜながら「誠-Live for Justice-」を歌うパフォーマンスでオーディエンスを熱狂させる。ライブでの人気曲「千本桜」「花鳥風月」で勢いを付けた彼らは、「合戦」を歌いながら可動式のステージに乗ってドーム中央へ。うらたぬきの「俺たちにしてくれるよな? お前ら」という言葉から披露されたのは「Peacock Epoch」。4人はそれぞれファンを誘惑するようなひと言を囁き、オーディエンスの喝采をさらった。

「まだまだ声出せますか?」と優しく呼びかけたSouは、自身のオリジナル曲「愚者のパレード」を歌唱。ステージ中央に堂々と立ち、力強いボーカルをドーム内に響かせた。Souと入れ替わりステージに現れたEveが歌ったのは自身の代表曲の1つ「ナンセンス文学」。「おいでSouくん」というEveの呼びかけで2人がステージにそろい、「アンドロメダアンドロメダ」「明星ギャラクティカ」「惑星ループ」とナユタン星人の楽曲を3連発。何度もコラボを重ねている2人ならではの息の合ったコンビネーションを繰り広げた。

ステージ転換ののちに登場したのはあらき、un:c、センラ、nqrse、めいちゃん、luzの6人。luzがオーガナイザーを務めるライブツアー「XYZ TOUR」の常連でもある彼らは、今夏行われる「XYZ TOUR 2019 -SUMMER-」のために“歌ってみた”動画が公開された「Alice in NY」を6人で歌う。その後はメドレー形式であらき「ECHO」、luz「メリーバッドエンド」などそれぞれの得意曲や、luzとセンラによる「キャットアイメイク」、あらきとnqrseによる「ハローディストピア」などのコラボが矢継ぎ早に展開された。再び6人がステージに集い、「XYZを教えてやるよ」というluzのひと言から繰り出された楽曲は「デリヘル呼んだら君が来た」。手で「×」を描きながらジャンプをする恒例の動きをオーディエンスと一緒に繰り返したあとは、まふまふが「XYZ TOUR」のために提供した「CocktaiL」の演奏へ。まるで「XYZ TOUR」の1公演を凝縮させたかのような楽曲群を間髪入れずに歌い続け、6人はステージをあとにした。

ライブの最後のブロックを担当したのは、そらるとまふまふの2人。純白の衣装に身を包み、ステージに一人現れたそらるは自身のシングル曲「銀の祈誓」を歌唱。さらに続けて「ユーリカ」を歌い始めるが、機材のトラブルにより急遽MCで場をつなぐことに。春に開催したツアーの初日にイヤモニが聞こえなくなるというトラブルがあったことを回想するなど、滞りなくトークを展開して場をつないで見せた。「アイフェイクミー」歌唱の際には、そらると対照的な黒い衣装に身を包んだまふまふが登場。まふまふはギターを手にし、そらるの歌を演奏で支えた。2人がステージにそろい、After the Rainとして挨拶をした彼らは、動画投稿したばかりの新曲「恋の始まる方程式」、彼らの代表曲の1つ「桜花ニ月夜ト袖シグレ」を立て続けにパフォーマンス。「桜花ニ月夜ト袖シグレ」の歌唱時には、オーディエンスがペンライトの色をピンクに変え、ドーム内に無数の“桜”が咲き乱れた。

1人ステージに残ったまふまふは「曼珠沙華」「忍びのすゝめ」の2曲をソロでパフォーマンス。ダンサーと共にイリュージョンまで見せた前日とは異なり、まふまふはステージ中央にしっかりと立ち、力強い歌声を観客に届けた。その後はまふまふが客演を迎え、コラボを交える展開に。nqrseと共に「GHOST」を、天月と共に「かまってちょーだい」をパフォーマンス。さらに浦島坂船田船が新曲「花吹雪」をまふまふのギターに乗せて歌唱するなど、「ひきフェス」ならではのコラボが連発された。最後の客演としてまふまふと声を合わせたのは、相方・そらる。2人はAfter the Rainの「彗星列車のベルが鳴る」で豊かなハーモニーを響かせ、笑顔でステージをあとにした。

アンコールは“そらまふうらさか”名義の楽曲「エフピーエス」。プライベートでもゲームをするほどの仲であるそらる、まふまふ、うらたぬき、となりの坂田。の4人はモデルガンを片手にゲームをしているときのようなやり取りをステージ上で再現してみせた。一瞬の暗転ののち、「XYZ TOUR」のメンバーにそらるとまふまふの2人が加わった8人がステージ上にそろうと、「Secret Answer」の演奏がスタート。まふまふの提供曲でもある「Secret Answer」は「XYZ TOUR」で幾度となく歌われてきた曲でもあり、8人の豪華なコラボレーションで同ツアーのコンセプトである“至高の夜”を「ひきフェス」で再現した。その後、この日の出演者全員がそろってトロッコに乗り込み、観客たちの目の前を移動しながら「すーぱーぬこになりたい」を投下。この日一番のシンガロングを響かせ、会場内は大盛り上がりとなった。ステージに戻ったところで、まふまふは「ひきフェス」に出演したメンバー1人ひとりを「僕が考えた最強の14人」として、改めて紹介。「歌い手」と呼ばれるカテゴリの枠を超えてジャンルや音楽性、活動の幅を広げてきた同士たち1人ひとりにリスペクトを込めてメッセージを送った。このメンバーでドーム公演を成功させたことに胸を張るまふまふは「革命は成った!」と宣言。さらに「世界だって征服できる」と言ってみせると、まふまふと“最強の14人”はラストナンバー「ワールドドミネイション」を歌い始める。「ワールドドミネイション」はまふまふがこの日のイベントのために作り上げた楽曲であり、まふまふの“世界征服”への思いが込められたナンバー。楽曲の最後に出演者全員が「革命は成った」と歌い上げるとドーム内は盛大な拍手と歓声に包まれ、「ひきこもりたちでもフェスがしたい!~世界征服I@メットライフドーム~」はフィナーレを迎えた。

ひきこもりたちでもフェスがしたい!~世界征服I@メットライフドーム~ 2019年6月23日 メットライフドーム セットリスト

01. かいしんのいちげき! / 天月 -あまつき-
02. Ark / 天月 -あまつき-
03. 小さな恋のうた / 天月 -あまつき-、佐香智久
04. あなたが嫌いなあなたを教えて / 佐香智久
05. 不完全モノクローグ / 佐香智久
06. 誠-Live for Justice- / 浦島坂田船
07. 千本桜 / 浦島坂田船
08. 花鳥風月 / 浦島坂田船
09. 合戦 / 浦島坂田船
10. Peacock Epoch / 浦島坂田船
11. 愚者のパレード / Sou
12. ナンセンス文学 / Eve
13. アンドロメダアンドロメダ / Eve、Sou
14. 明星ギャラクティカ / Eve、Sou
15. 惑星ループ / Eve、Sou
16. Alice in N.Y. / あらき、un:c、センラ、nqrse、めいちゃん、luz
17. エイリアンエイリアン(DIVELA Remix)~ワールズエンド・ダンスホール~ECHO~キャットアイメイク~メリーバッドエンド~ハローディストピア~パラサイト~U.S.A.
18. ギガンティックO.T.N / あらき、un:c、センラ、nqrse、めいちゃん、luz
19. デリヘル呼んだら君が来た(XYZ arrange ver.) / あらき、un:c、センラ、nqrse、めいちゃん、luz
20. CocktaiL / あらき、un:c、センラ、nqrse、めいちゃん、luz
21. 銀の祈誓 / そらる
22. ユーリカ / そらる
23. アイフェイクミー / そらる、まふまふ(G)
24. 恋の始まる方程式 / After the Rain
25. 桜花ニ月夜ト袖シグレ / After the Rain
26. 曼珠沙華 / まふまふ
27. 忍びのすゝめ / まふまふ
28. GHOST / まふまふ、nqrse
29. かまってちょーだい / まふまふ、天月 -あまつき-
30. 花吹雪 / 浦島坂田船、まふまふ(G)
31. 彗星列車のベルが鳴る / After the Rain
<アンコール>
32. エフピーエス / まふまふ、そらる、うらたぬき、となりの坂田。
33. Secret Answer / まふまふ、そらる、あらき、un:c、センラ、nqrse、めいちゃん、luz
34. すーぱーぬこになりたい / 出演者全員
35. ワールドドミネイション / 出演者全員

※記事初出時、本文中およびセットリストの曲名に一部誤りがありました。訂正してお詫びいたします。

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