本日1月13日に東京・丸の内TOEIで行われた映画「劇場版 マジンガーZ / INFINITY」の初日舞台挨拶に、キャストの森久保祥太郎、茅野愛衣、上坂すみれ、花江夏樹、宮迫博之(雨上がり決死隊)、オープニングテーマを歌う水木一郎、監督の志水淳児、原作者の永井豪が登壇した。
「劇場版 マジンガーZ / INFINITY」は、「マジンガーZ」のテレビシリーズの最終回から10年後の世界を舞台にした映像作品。水木が歌う主題歌「マジンガーZ / INFINITY バージョン」は、渡辺宙明が作曲した初代のオープニングテーマ「マジンガーZ」を彼の息子である渡辺俊幸がリメイクしたもので、昨年12月に配信リリースされている。
舞台挨拶に登場した水木は、今作に携わったことについて「感動のひと言。45年前にテレビで歌った歌を映画で新たに歌えたということは、アニメ史上でもなかなかない。奇跡に近い」とコメント。さらに歴史あるテーマソングを新録するにあたり、「どうしたら皆さんに納得してもらえるのかがわからず、怖かった。前のものを捨ててもいけないし、新しいものを取り入れなければいけない。だから一度すべてを忘れて、新曲をもらったような真っ白な気持ちでレコーディングしました」と心境を明かした。
原作ファンでもあるという上坂は「高校生のときにたまたま古本屋で『マジンガーZ』の本を手に取ったのが出会いでした。今回新作でまったく新しいキャラクターを演じさせていただいて、しかも永井先生とこうして同じステージに立つことができて本当に胸がいっぱいです」と感激する様子を見せた。また自身が演じる人型アンドロイドの新キャラクター・リサについて「永井先生の作品に出てくるアンドロイドというのはいつか敵になってしまうんじゃないかと思ったのですが(笑)、でもリサさんは人間になりたいというピュアな心を持った新しいタイプのキャラクターなので心を込めて演じさせていただきました」と語った。
イベント終盤では水木が「国家のような歌です」と紹介したオープニングテーマ「マジンガーZ」を熱唱。登壇者も観客も一体となって“おなじみ”のテーマ曲を大合唱し、歌い終えると会場は「アニキ!」の歓声に包まれた。