JOYSOUND 音楽ニュース
powered by ナタリー
「JOYSOUND X1」公式サイトJOYSOUND公式キャラクター「ジョイオンプー」

HOTSQUALL、ツアーの思い出乗せて“向こう側”へ

約6年前2018年02月27日 16:02

HOTSQUALLが2月24日に東京・渋谷CLUB QUATTROにてライブツアー「HOTSQUALL ALRIGHT!!! TOUR」の最終公演を行った。

このツアーは彼らが最新アルバム「ALRIGHT!!!」を携えて11月にスタートさせたもの。ツアーファイナルはHEY-SMITHを迎えたツーマンツアーとなった。

ゲストのHEY-SMITHは「クアトロ潰すぞー!」と猪狩秀平(G, Vo)が意気込み、エッジィなナンバー「Endless Sorrow」でライブの幕を開ける。MCでは猪狩と、今年から“しゃべるキャラ”になったという満(Sax)がHOTSQUALLとの出会いを回想し、「とうとうファイナルに呼ばれるようになりました!」とうれしさを爆発させる。またHEY-SMITHが自分たちのツアーのゲストにHOTSQUALLに招き、渋谷CLUB QUATTROでライブを行ったことがあることから「今日は正真正銘の恩返し!」と感慨深そうに語った。その後「Don't Worry My Friend」の演奏前には「大好きなHOTSQUALLへ送るわ」との言葉を添え、HOTSQUALLのアカマトシノリ(Vo, B)と打ち上げで話していたときに感じたことを歌にしたという「Before We Leave」をエモーショナルにプレイするなど、HOTSQUALLへの思いにあふれたライブを展開。最後には猪狩が「名前も知られていない俺たちを最初に引っ張り上げてくれたのは確実にHOTSQUALLです!」と改めてHOTSQUALLへの思いを語り、「返り討ちだー!」と叫んで「Come back my dog」をプレイし、HOTSQUALLへバトンを渡した。

続いてステージに現れたHOTSQUALLは、アカマの「今日はどんな日にするんだよ? 一生忘れられない夜にしてやるぜ!」いうシャウトに続き、アルバム「ALRIGHT!!!」のラストナンバー「Let's Get It On」でライブをスタートさせた。さらにアルバム収録曲「Just Be Alright」「With The Burning Heart」を続けると、フロアからは曲にあわせて掛け声やシンガロングが発生。すでに熱気に満ちている様子のオーディエンスを観て、3人はうれしそうに笑顔を見せた。最初のMCでチフネシンゴ(G, Vo)がツアーを振り返り、「このツアーはパンクロックを通じて俺たちを“向こう側”に連れて行ってくれた」とさっそく感極まりそうになると、アカマが「今日は今日しかないから楽しんでいこうぜ!」と声をかけるひと幕もあった。

彼らはオーディエンスを休ませまいとするかのように「Enjoy music 2006」「I wanna be your hero」「Yuriah」といったライブ定番曲を続けたあと、ロックンロールテイストの「Like A Rolling Stone Blues」を力強いアンサンブルで届けてファンの体を揺らし、ドウメンヨウヘイ(Dr, Cho)のシャウトが炸裂する「Black Paradise」で踊らせるなど、アルバム収録曲を続々と披露した。曲間、フロアから「ツアーの思い出は?」との質問が飛ぶと、アカマは「うまく言葉にできないから曲に乗せて歌うわ。いろんな景色が蘇るんだ」と顔をほころばせ、チフネの奏でる柔らかなストロークに乗せて「Calling」を歌唱。「In The Summer Night」ではイントロのブレイクをたっぷりと溜め、3人で顔を見合わせて一気にテンポアップを図るなど、3人は息の合ったプレイでもファンを楽しませた。

ミディアムチューン「The Voice」で突入した終盤戦、3人の演奏はよりエモーショナルに。「The Voice」では歌詞にあわせてアカマが耳に手を当てて熱唱。「Place in the sun」「Laugh at life」ではフロアから大合唱が発生し、感動的な空気が場内を満たす。「Laugh at life」の演奏後にはアカマが感激のあまりフロアにダイブ。熱狂的なムードの中、フロアからはいくつもの拳が上がり、3人は「Daylight」で本編を締めくくった。

アンコールで再びステージに登場した3人は「終わっちまうなー」とツアーを名残惜しむ。アカマは「本当にいい景色を観てきました。最高でした!」とツアーの感想を述べた。そして気合いを入れ直すと「あなたは夢を見てる? 才能とかセンスとかそういうくだらないもので諦めちゃダメだ。そんなものをもぶっちぎるエネルギーを持っていきましょう!」「俺たちの夢も、お前たちの夢もまだまだだ!」と熱いメッセージを重ねて、パワフルに「Lion-standing in the wind」「Wonderful days」をプレイ。すべての演奏を終えると、3人はじっくりとフロアを見渡し、満ち足りた表情でステージをあとにした。

HOTSQUALL ALRIGHT!!! TOUR
2018年2月24日 東京都 渋谷CLUB QUATTRO セットリスト

HEY-SMITH

01. Endless Sorrow
02. 2nd Youth
03. Dancing Is Illegal
04. Free Your Mind
05. Let It Punk
06. Magic Leaf
07. Like A Gentleman
08. Jump!!
09. Don't Worry My Friend
10. Before We Leave
11. Truth Inside
12. We sing our song
13. Over
14. Dandadan
15. Come back my dog

HOTSQUALL

01. Let's Get It On
02. Just Be Alright
03. With The Burning Heart
04. Enjoy music 2006
05. Rockin' Teens
06. I wanna be your hero
07. Revenge Of The Honey Bee
08. No Fun
09. Meet in our dreams
10. Yuriah
11. Won't let you down
12. Like A Rolling Stone Blues
13. Black Paradise
14. Darlin' Darlin'
15. HOW IS YOUR DREAM?
16. Dreams are here
17. Calling
18. For today
19. In The Summer Night
20. LIKE THE STAR
21. Rock soldiers never die
22. The Voice
23. Place in the sun
24. Laugh at life
25. Daylight
<アンコール>
26. Lion-standing in the wind
27. Wonderful days

関連記事

「F.A.D YOKOHAMA presents THE SUN ALSO RISES vol.282」告知ビジュアル

HEY-SMITHとcinema staffが横浜でツーマン

約7時間
「SKAramble Japan」告知ビジュアル

HEY-SMITH×スカパラ「SKAramble Japan」5年目の今年も開催決定

3日
「PARASITE DEJAVU 2024 ~2DAYS OPEN AIR SHOW in IZUMIOTSU PHOENIX~」メインビジュアル

THE ORAL CIGARETTES主催「PARASITE DEJAVU」にHEY-SMITH

4日
「WILD BUNCH FEST. 2024」メインビジュアル

「ワイバン」に宮本浩次、Vaundy、BE:FIRST、クリープ、サカナ、オーラル、マカえんら63組

5日
HEY-SMITH

HEY-SMITH猪狩秀平、横山健からもらったギターで「I Won't Turn Off My Radio」弾いてみた

7日
「RISING SUN ROCK FESTIVAL 2024 in EZO」告知ビジュアル

「ライジングサン」に木村カエラが10年ぶり出演 フレシノ、離婚伝説、泉谷しげる、LiSAら19組発表

13日
「FREEDOM NAGOYA 2024 -15th Anniversary-」DAY1タイムテーブル

無料フェス「FREEDOM NAGOYA 2024」タイムテーブル公開

19日
「OGA NAMAHAGE ROCK FESTIVAL vol.13」ロゴ

エルレ、HYDE、Dragon Ash、マイファスら出演「男鹿フェス」各アクトの日割りは

22日
「FREEDOM NAGOYA 2024 -15th Anniversary-」告知画像

無料フェス「FREEDOM NAGOYA」最終出演者はAge Factory、HEY-SMITH、ヤユヨら

約1か月
「SATANIC CARNIVAL'24」出演者一覧

「SATANIC CARNIVAL」にBRAHMAN、The BONEZ、Dizzy Sunfist、HOTSQUALLら追加

約1か月