シシド・カフカと東京スカパラダイスオーケストラが本日3月8日に東京・上野恩賜公園野外ステージにて行われたディズニー / ピクサーの最新映画「リメンバー・ミー」のジャパンプレミアに登場した。
2組は今作の日本版エンドソング「リメンバー・ミー」を担当。ジャパンプレミアではスペシャルライブが行われ、この「リメンバー・ミー」がライブ初披露された。日本版声優キャストの石橋陽彩、藤木直人、橋本さとし、松雪泰子、横山だいすけの前で2組は朗らかでエネルギッシュなパフォーマンスを見せてキャスト陣と観客の大歓声と手拍子を誘う。演奏を終えると、谷中敦(Baritone Sax / 東京スカパラダイスオーケストラ)は「リハーサルもよかったけど、今が一番よかったね。最高!」と充実感いっぱいの笑みを浮かべながらシシドに声をかける。そして「スカパラはこの間(物語の舞台の)メキシコに行っていたんですが、取材で『リメンバー・ミーをシシド・カフカさんとやられているんですよね』ってけっこう言われたんですよ。向こうの人にも知ってもらってるのがうれしかったので、いつかメキシコに行ってやりたいね!」とシシドを誘い、これにシシドは「やりたいです!」と即答した。
2組の演奏を間近で聴いた横山は「体が温まるどころか、熱くなりました! 歌は不思議な力を持っているけれど、まさに今ここでその力をいっぱいに感じることができました」と興奮気味に感想を語る。また劇中でこの曲を歌った橋本は「演奏を聴いていたら『なんで僕は隅っこで立ってんのかな?』って、一緒に歌いたくてたまらなくなりましたね(笑)」とコメントし、「今度、一度でいいから一緒にやらせてください!」とリクエスト。橋本の言葉にスカパラは大盛り上がりで、茂木欣一(Dr / 東京スカパラダイスオーケストラ)は「ぜひ!」と応じていた。
またシシドと茂木は今作で声優にも挑戦した。司会者から感想を聞かれると、シシドは「楽しかったけど、難しかったです!」と答え、茂木は「キャラクターに生命を宿らせるプロセスに、非常に興奮しました」と続いた。作品の印象については、茂木が「個人的には、今は会えなくなった昔の友達のこととかも思い出したりして。『生と死はひとつながりになっているんだな』って、そういう気持ちになって、とても前向きになれる映画だと思います」と語る。シシドは「音楽は本当にすてきだと改めて感じました」と切り出し「自分がこうして歌う機会をもらえていることを、大切にしていきたいと思いました」と自らの思いを伝えていた。
主人公の少年・ミゲルを演じた石橋は最後に「この映画は家族の絆が深まる作品だと思うので、大切な人を思い浮かべながら観ていただけたら」と会場に集まった観客に呼びかける。ミゲルが迷い込んだ死者の国で出会うガイコツのヘクター役の藤木は「家族の大切さ、ありがたさをもう1回考えさせてくれる、そんな作品です」と映画をアピールした。「リメンバー・ミー」は3月16日に全国の劇場で公開される。
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