昨日4月8日に東京・UNITで藤井隆が主宰する音楽レーベル・SLENDERIE RECORDのライブイベント「SLENDERIE RECORD SPRING FAIR」が開催された。
イベントには藤井のほか彼と共にユニットLike a Record round! round! round!のメンバーとして活動を行う椿鬼奴とレイザーラモンRG、堂島孝平、PARKGOLF、DJ Michelle Sorry、平子悟、とくこが出演。カラオケショーのコーナーではとくこが西田ひかるや安美佳、小池栄子らのモノマネを披露する中、サプライズとして小池本人が登場しオーディエンスを驚かせる場面もあった。
イベントでは鬼奴が堂島をプロデューサーに迎え、9月12日にデビューミニアルバム(タイトル未定)をリリースすることを発表した。堂島と一緒にステージに登場した鬼奴は「新人です。がんばります」と初々しく挨拶。彼女が「音楽プロデューサーと言うと灰皿を投げつけたりするイメージでしたが、お優しくて怒号なんて一度もなく、のびのびとやらせていただきました」とレコーディング時の様子を振り返ると、藤井に「それは演劇の演出家さんじゃないですか」とツッコまれ、会場の笑いを誘った。
プロデューサーとして「椿さんの歌声をいかに魅力的に聴かせられるかということに神経を使って臨みました」と語った堂島は、大サビが好きだという鬼奴の要望に応え楽曲を制作していたところ、鬼奴から「AメロとBメロはいいから早く大サビをくれ」と急かされたと暴露。レコーディングは順調に進んだそうで、堂島は「すごくよかった。ドラマチックな展開が似合う人」と手応えを明かした。さらにこの日鬼奴は、デビュー曲となる「運命のリビルド」を初披露。「レーザーで全員を射抜く」と念を込めた目力と、独特な振り付けとともに楽曲を熱唱した。その様子をステージの袖で見守っていた堂島は、「胸が熱くなっちゃって。歌入れのときもすごくいいなと思ったけど、生の歌はもっといいです」と感激し、「ここからさらに椿さんのより強固なオリジナルソングを作っていこうと思います」とアルバム制作に向けての意欲を述べた。
鬼奴の発表に加え、RGも自身初のシングル(タイトル未定)をm.c.A.Tのプロデュースのもと、6月20日に発売することをアナウンスした。RGは「いろんな音楽を受け止めてくれる人は誰かと世界中を探したらm.c.A.Tさんしかいませんでした」と今回のリリースの経緯を説明し、演歌とトラップミュージックを融合した新しいジャンル“演歌 TRAP”で「世界目指しましょう」と目標を口にした。またRGと一緒に登場したm.c.A.Tは、今回の楽曲制作のために購入したという最新のMPCを使用し、曲のさわりの部分を披露。初めて聴くというレーベルヘッドの藤井も「カッコいい!!」と歓喜の声を上げた。その後RGはm.c.A.Tの大ヒット曲「Bomb A Head!」に乗せ、「上着の丈長い」「髪の毛ちょっとパサついてる」と“m.c.A.Tあるある”も披露し、会場を大いに沸かせた。