小島ケイタニーラブのニューアルバム「はるやすみのよる」が5月23日にリリースされる。
「はるやすみのよる」は小島にとって約2年ぶりのアルバムで、ゴンドウトモヒコ(METAFIVE)をプロデューサーに迎えて「生の質感」「デジタルの質感」「ホーンアンサンブル」をテーマに制作された。今作にはNHK「みんなのうた」の楽曲として話題を集めた「毛布の日」や映画「白河夜船」劇場歌、江國香織との朗読劇「とてもとてもサーカスなフロラ」の劇中歌など全11曲が収められる。ジャケットは小林敏也が担当。本作について小島は「このアルバムは、いつかの僕に、いつかのあなたに語りかけるようなものになってほしいと思っています」とコメントしている。
iTunes Storeではアルバムのプレオーダーを受付中。またアルバム収録曲「東京カモメ」の先行配信が本日5月16日にスタートした。
また小島は今月より多彩なゲストと共に回るレコ発ツアーを開催中。ツアーファイナルは9月22日に東京・スコットホールにて行われ、ゴンドウトモヒコ、小林が出演する。
小島ケイタニーラブ コメント
実家からアルバムがどっさりと届いた。僕の時代はまだフィルムで撮られていて、開いてみると、可愛がってくれた近所のお姉ちゃんや初めてできた友だち、遠出した家族旅行の写真などが詰まっていた。ときおり、ピントが合ってなかったり、見切れてたり、ブレてたりするけれど、シャッターを切った瞬間の永遠の輝きがそこにはあった。そして僕はふと、「この写真アルバムのようなCDを作ってみたい」と思った。ページをめくるごとに思い出が蘇る写真アルバ ムのような、そんな曲が詰まったCDを。アルバムタイトルでもある「はるやすみのよる」は、少年時代の友人を歌った曲だ。あの頃僕たちは小さかったけれど、僕たちは知っていた。いつかあぜ道を歩かなくなり、いつか別れが来ることを。だけど、別れは切ないだけじゃない。ときにあたたかく、ときに優しく包んでくれるから、その「別れ」は大人になった僕を時々立ち止まらせてくれる。
今回のアルバムはゴンドウトモヒコさんにプロデュースをお願いした。彼との日々も短くはない年月に差し掛かってきた。このアルバムに流れるサウンドは、僕とゴンドウさんが一緒に積み重ねた記憶でもあるし、それは同時に、これから見知らぬ誰かに届く未来の音でもあると思う。ジャケットは宮沢賢治作品を数多く手がける小林敏也さんにオファーした。初めて彼の絵を見たとき、初めてだったのにどこか懐かしく、心の奥に語りかけてくるような絵に惹かれて、お願いをした。このアルバムは、いつかの僕に、いつかのあなたに語りかけるようなものになってほしいと思っています。
小島ケイタニーラブ「はるやすみのよる」収録曲
01. しごとのうた
02. 東京カモメ
03. 郵便飛行機
04. オトナノコイ
05. とてもとてもサーカスなフロラ
06. フォークダンス
07. 毛布の日
08. はるやすみのよる
09. 友達の友達
10. 長い道草の途上
11. 白河夜船
小島ケイタニーラブ TOUR はるやすみのよる(※終了分は割愛)
2018年5月19日(土)石川県 ICOU
<出演者>
小島ケイタニーラブ / 青谷明日香
2018年5月23日(水)東京都 MUSIC Bar 道
<出演者>
小島ケイタニーラブ / ゴンドウトモヒコ / 白根賢一
2018年5月26日(土)千葉県 旧堀田邸
<出演者>
小島ケイタニーラブ / 宮内優里
2018年5月30日(水)東京都 フクモリ 馬喰町店
<出演者>
小島ケイタニーラブ / ゴンドウトモヒコ
2018年6月9日(土)神奈川県 Guitar & Coffee まほらま
<出演者>
小島ケイタニーラブ
2018年6月10日(日)東京都 教文館ナルニア国
<出演者>
小島ケイタニーラブ / 江國香織
2018年6月15日(金)愛知県 bookshop and gallery ON READING
<出演者>
小島ケイタニーラブ / 柴田元幸
2018年6月16日(土)東京都 Rainy Day Bookstore & Cafe
<出演者>
小島ケイタニーラブ / 優河
2018年6月23日(土)静岡県 Esquerita68 Cafe & Live
<出演者>
小島ケイタニーラブ / 木村華子
2018年6月27日(水)東京都 本屋 B&B
<出演者>
小島ケイタニーラブ / 温又柔
2018年9月22日(土)東京都 スコットホール
<出演者>
小島ケイタニーラブ / ゴンドウトモヒコ / 小林敏也(幻燈)