本日5月30日に東京・丸の内ピカデリーにて映画「虹色デイズ」の完成披露イベントが行われ、佐野玲於(GENERATIONS from EXILE TRIBE)、坂東希(E-girls、Flower)らキャスト陣と飯塚健監督が登壇した。
「虹色デイズ」は2012年から2017年まで集英社「別冊マーガレット」で連載された水野美波の同名マンガを原作とした実写映画。佐野はピュアな愛されキャラで同級生の杏奈(小早川杏奈)に片思いするなっちゃん(羽柴夏樹)役を、坂東はなっちゃんのクラスメイトでバレー部のキャプテンの千葉ちゃん(千葉黎子)役を演じた。イベントには佐野、坂東のほか、なっちゃんのクラスメイトのまっつん(松永智也)役の中川大志、つよぽん(直江剛)役の高杉真宙、恵ちゃん(片倉恵一)役の横浜流星、杏奈役の吉川愛、まり(筒井まり)役の恒松祐里、つよぽんの彼女・ゆきりん(浅井幸子)役の堀田真由、まりの兄・筒井昌臣役の山田裕貴、飯塚監督が出席。本イベントでは「“虹入れ”セレモニー」と舞台挨拶が行われた。
丸の内ピカデリーが入る東京・有楽町マリオンの9階ロビーで開催された「“虹入れ”セレモニー」では主演の4人が、「虹色デイズ」の巨大パネルに描かれた、まだ3色しかない虹にそれぞれ異なる色を塗り足し、鮮やかな7色の虹を完成させた。セレモニーが終わると、会場は劇場内へ。舞台挨拶では“虹色撮影デイズ”と題して、登壇者それぞれが撮影時の印象的だったシーンについて語った。中川は予告編映像でも使われている佐野、中川、高杉、横浜の4人でプールに浮かぶシーンを挙げた。10月末に朝の9時からプールに入り、夜まで撮影したというこのシーンでは、なかなか4人全員がプールに浮かぶことができず制服の中にビート板を仕込んで何度もテイクを重ねたという。「流星の唇がアスファルトみたいな色になっちゃって(笑)」と中川が話すと、横浜は「CGで血の気を足してもらったのかな? 逆にみんななんでならないの?」とコメント。それに対して佐野は「流星が異常なんだよ(笑)」と言い、中川も「繊細すぎる」と笑った。
高杉が挙げたのは“勉強会”のシーン。このシーンについて佐野が「すごくときめいてしまうシーンが……」と補足すると、高杉は「がんばりましたよ、高杉真宙!」と自信に満ちた表情を見せた。吉川と電車内での撮影に挑戦したという佐野は「貸し切っている電車もあったけど、実際に走っている電車での撮影は大変でした。みんなのスケジュールとか香盤の中でチャレンジしないといけないし、なおかつ日の落ちる時間が……」と撮影時の苦悩を明かす。佐野と吉川が電車での撮影について話していると、飯塚監督は「2人は愚痴を?」とツッコミ。佐野は「いやいや、スタッフの皆さんの繊密な計算があって……貴重な経験でした。すごい素敵なシーンです! 監督、決して文句ではございません!」とすかさずフォローし、飯塚監督は安堵の表情を見せた。坂東は学芸会のシーンが印象的だったそうで、「まさかこんな格好で映画の大画面に映る日が来るなんて……すごく楽しい格好をさせていただきました」とコメント。彼女が劇中でどのような格好をしているのか、気になるところだ。
舞台挨拶の後半では主演の4人による“本気の告白”が披露される場面も。じゃんけんで順番を決め、最初にマイクを取ることとなった横浜は「あのさ、このあと……俺んち、来る?」とものすごい勢いでデートに誘うセリフを放つ。笑いが起こる中、山田は「めっちゃキュンキュンする! 行く行く!」と跳びはねながら大興奮していた。高杉は「俺が幸せにするので付き合ってください! よろしくお願いします!」とストレートに告白。続く佐野は「告白はいろいろありますから……」と前置きしたうえで、目を見開きながら「見てるよ……ずっと見てるよ……ずっと見てるからね……」とステージ上をウロウロと歩き回る。佐野の狂気を感じさせる表情に客席から悲鳴が上がる中、いつもの笑顔に戻った佐野は「これはうちの(GENERATIONSの白濱)亜嵐くんがよくやるんすよ」と話した。中川は「虹色デイズ」を観た帰り道というシチュエーションで、虹を見ながらキスをするという大胆な告白を披露した。その後、佐野は「監督、山田くんもやっておいたほうがいいですよね? 全然キラキラ王子ですよね?」と監督に提案。監督もそれを快諾し、山田も“本気の告白”に挑戦することに。山田は中川と同じく「虹色デイズ」の帰り道という設定で、「4人共みんなカッコよかったね。1つお願いが……」と言い、突然ひざまずく。そして「5番目でもいいから好きになってください!」と土下座して、会場の笑いをかっさらった。
映画「虹色デイズ」は7月6日より、全国の劇場で上映される。
(c)2018「虹色デイズ」製作委員会 (c)水野美波/集英社