超特急が4月より全国ホールツアー「BULLET TRAIN SPRING / SUMMER TOUR 2019『EUPHORIA~Breakthrough, The Six Brave Stars~』」を開催する。
これは、本日12月7日に埼玉・さいたまスーパーアリーナにて行われた彼らのワンマン公演「BULLET TRAIN Arena Tour 2018 GOLDEN EPOCH」の中で発表されたもの。「EUPHORIA(幸福感)」というタイトルを冠したこのツアーは超特急にとって過去最大規模の全33公演、約10万人を動員するものとなる。第1弾の日程として、この日は4月20日の千葉・森のホール21公演から6月8日の広島・上野学園ホール公演まで、“初開通”の鳥取、島根公演を含む16公演のスケジュールが明らかに。ツアーの特設サイトもオープンしたので、公演の詳細やチケット情報はこちらで確認を。
また全国ツアー開催決定と併せ、超特急が1月11日(金)より放送されるテレビ東京系ドラマ「ドラマ24 フルーツ宅配便」のエンディングテーマを担当することも発表となった。「フルーツ宅配便」は鈴木良雄による同名マンガの実写ドラマ化作品で、デリヘルで働く“ワケあり女子”の人間模様が、デリヘル店長になったごく普通の男・咲田真一の目線を通して描かれる。咲田役を務める主演は濱田岳で、作品にはほかに仲里依紗、荒川良々、松尾スズキなどが出演することが決まっている。
超特急が歌うエンディングテーマのタイトルは「ソレイユ」で、高田漣が作詞作曲を手がけた。「ソレイユ」とはフランス語で「太陽」の意味。楽曲制作について、ドラマの劇伴も担当する高田は「光と影を強く意識して作りました。明るいのに切なくて、心をかきむしられるように悲しくて、でもホッコリするような音楽」とコメント。そして「ドラマを観終えた後に、ポジティブな気持ちになれるような、そんな太陽のような声を欲していました。ですから、この歌が超特急のタカシくんに歌われるのは必然だったのかもしれません」と、本名が「松尾太陽(マツオタカシ)」である超特急のバックボーカル・タカシについて語っている。
超特急のメンバーはライブ前に報道陣へ向けた会見を開き、今回のライブや2019年の活動について思いを語った。グループ初のさいたまスーパーアリーナワンマンへ向けた意気込みを問われると、カイは「長い間目標にしていたものが今日叶います。この大きな会場で、2018年の集大成……超特急はこれだけ進んできたぞ、という道のりを感じられるライブにできたら」とコメント。リョウガは「平成も終わりますし、次の時代が超特急にとっての黄金時代となる、そのきっかけの3日間(ツアー)になれば」、タクヤは「今までの非じゃない大きな会場で、僕らの7年間の道のりを感じてもらえる濃い時間になると思う」と続く。タカシは「まだ正直実感が湧かないけれど、とにかく楽しんで。全ての8号車(超特急ファンの呼称)に思いを届けていけたら」と率直な気持ちを明かした。
ライブの総合演出を担当したユーキは「僕の中で一番こだわったのは『時代』。『超特急の時代』というところに着目点を置いて、自分たちの歩みを振り返りながら、8号車に新たな時代に一緒に付いて来てもらいたい、という思いを込めました」と演出やセットリストの意図を語る。ユーキは「今日と大阪(大阪城ホール公演)では違うライブをする」と話したが、埼玉公演のみのスペシャルな演出として用意されたのがリョウガの「霖雨」でのピアノ伴奏だ。「習っていたのも10数年前だし、当時もたしなむくらい。人前で初めて披露するのがさいたまスーパーアリーナという“超展開”です」とリョウガは笑い「緊張はするんですが、タカシの素敵な歌声を乗せて弾けるのは気持ちいい。早く皆さんにこの化学反応を見せたいです」と本番に向けて心を弾ませる。練習には相当の時間を費やしたといい、彼が「プライベートでのゲームの時間をまったくなくして練習したので、僕としては相当気合いが入ってます」と言うと、彼のゲーム好きを知っている5人は「おおーっ!」と感嘆の声を上げていた。
全33公演の全国ツアー開催決定については「僕らは早く“全国開通”を叶えたいと思っているので、待っていてほしい。『幸福感』というタイトルの通りの思いを感じてもらえるツアーになれば」とカイが語る。「ソレイユ」についてはタカシが「今まで超特急の曲はEDM調のものだったりが多かったけれど、今回は新たな挑戦。高田漣さんが書いてくださったのはカントリー調の、なつかしさを感じてもらえる曲です」と説明した。また「ソレイユ(太陽)」というタイトルについて聞くと、タカシは「僕のために作られた曲かな?って(笑)」と冗談を飛ばしつつ「偶然だけどうれしいと思いますし、聴いてくださった方が明るく、笑顔になるような曲を届けられたら」と朗らかな笑顔を浮かべた。
2018年の活動を振り返ったユーキは「気付けば12月で。紅白歌合戦とか歌番組とか、もっとオファーが来るかと思ったんですけど……」とおどけながらも素直な気持ちを明かす。そして「でも、リリースした作品はすべて(ランキングの)トップ10に入ってもいるから。撒いてきた種が芽を出して、花咲かせる時期を迎えたい。そんな来年につながる1年になったんじゃないかなと思います」と続けた。そして来年の目標を問われると、今度はユースケが「紅白出ます!」と即断言。彼は「ずっと言い続けてきた目標を(自身が作詞した『超特急です!!!!!!!!』で)歌詞にしました。その思いが来年こそは伝わってほしい。だから紅白、出ます!!」と、力強い語気で6人の願いを報道陣に伝えた。
最後に、昨日12月6日付けのブログで俳句を詠んで8号車へ思いを伝えていたユーキに向けて「今の思いを一句で」と問いかけると、彼は悩みながらも「超特急 平成最後の 乱れ咲き!」と言って笑顔を浮かべ、最後の準備のために会見場をあとにした。
超特急「BULLET TRAIN SPRING / SUMMER TOUR 2019 EUPHORIA ~Breakthrough, The Six Brave Stars~」
2019年4月20日(土)千葉県 森のホール21
2019年4月21日(日)千葉県 森のホール21
2019年4月28日(日)神奈川県 カルッツかわさき
2019年4月29日(月・祝)神奈川県 カルッツかわさき
2019年5月2日(木)大阪府 大阪国際会議場
2019年5月3日(金・祝)大阪府 大阪国際会議場
2019年5月5日(日・祝)大阪府 大阪国際会議場
2019年5月11日(土)鳥取県 とりぎん文化会館
2019年5月12日(日)島根県 島根県民会館
2019年5月17日(金)福岡県 福岡サンパレス
2019年5月18日(土)長崎県 長崎ブリックホール
2019年5月25日(土)愛知県 愛知県芸術劇場
2019年5月26日(日)愛知県 愛知県芸術劇場
2019年6月1日(土)神奈川県 パシフィコ横浜 国立大ホール
2019年6月2日(日)埼玉県 大宮ソニックシティ
2019年6月8日(土)広島県 上野学園ホール
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「ドラマ24 フルーツ宅配便」コメント
超特急 リョウガ
「フルーツ宅配便」、とても面白い内容でして、そんな素晴らしい作品のエンディングを超特急が担当させていただけるだなんて感激でございます…。
しかもッ、高田漣さんという僕達が手を伸ばしても届くはずがない存在である方に曲を書いていただき光栄極まりない…。
僕たちのエンディングで少しでも「フルーツ宅配便」を盛り上げていけたらなと思います!
高田漣
光があたるところにはかならず影がうまれる。「フルーツ宅配便」の音楽を作るにあたっては、この光と影を強く意識して作りました。明るいのに切なくて、心をかきむしられるように悲しくて、でもホッコリするような音楽。
エンディングテーマの「ソレイユ」は、作った当初からドラマを観終えた後に、ポジティブな気持ちになれるような、そんな太陽のような声を欲していました。
ですから、この歌が超特急のタカシくんに歌われるのは必然だったのかもしれません。超特急のファンの方はもちろんのこと、多くの音楽ファンの方々に、この歌が末永く親しまれる事を望みます。