井上小百合(乃木坂46)が本日12月14日に東京・HMV&BOOKS SHIBUYAにて1stソロ写真集「存在」のお渡し会を行い、イベント前にマスコミ向けの囲み取材に応じた。
テレビ東京「乃木坂工事中」の3月放送回でソロ写真集の発売を熱望していた井上は、その際に憧れの国として挙げたスイスで本作のロケを行った。12月12日に発売となった「存在」にはチューリッヒ、マイエンフェルト、ローザンヌ、モルジュ、ジュネーブなどで約1週間かけて撮影された彼女のさまざまな表情が収められている。
囲み取材で井上は「自分のやりたいことをやるというよりか、今まで応援してくれたファンの皆さんや支えてくださった方々への恩返しのようなものを形にできればいいなと考えて。いろんな気持ちを込めて、隅々まで感謝の1冊になったかなと思います」とコメント。「存在」というタイトルについては、「どうやって自分を表現しようかと考えたら、私はみんなの存在のおかげで完成してるなと思ったので、みんなの思いの寄せ集めがここに詰まればいいなと考えました。井上小百合という存在が何者なのか自分ではよくわからないんですけど、みんなのおかげで存在できている私を写真集に込められたらいいなと」と説明した。
続いて記者からスイスに憧れていた理由を聞かれると、井上は「4、5年前にテレビでスイスでは日曜日に洗濯物を干しちゃいけないと知って、面白い国だなと感じたんです。そこから旅番組とかを観てて行きたいと思うようになりました」と回答。実際にスイスを訪れた感想を「想像を遥かに超えて美しい国でした」と話しつつ、「地元の方々と交流して、私以外の人もけっこう写ってる写真集になっていて。すごく寒かったんですけど、隣にいたおばあちゃんが水着で湖に入っていくのを見てどん引きしました(笑)。幻を見た気持ちになりました」とロケ中のエピソードを披露した。
その後、井上はアニメ「アルプスの少女ハイジ」の舞台となった場所で、ずっと訪れたかったというマイエンフェルトでのカットより、スイスの伝統料理であるラクレットを注文して楽しみに待っている写真をお気に入りの1枚として紹介。「めちゃくちゃおいしくて感動しました。ほかの旅行者に笑われながらずっと食べてましたね(笑)」とラクレットを食べた感想を述べたほか、マイエンフェルトでヤギと一緒に写っている写真について「ヤギと寝そべったりギュッとしたりしたいなと思って楽しみにしてたんですけど、意外と野性的なヤギで(笑)。けっこう体張って撮りました。命懸けで餌をやるシーンもあるので、笑いながら見てほしいです」と笑顔を見せた。また水着姿でのカットの話題になると、彼女は「『乃木坂工事中』で7年目に叶えたい夢として『写真集を出したい』と言ったんですけど、7年間は出したくないと思ってたくらい薄着で人前で出るのが苦手なんです。今回は自分の殻を破ってかんばりました。これが最初で最後だろうなと思いながら撮影してました」と胸の内を語っていた。
会見では「写真集に点数を付けるとしたら?」という乃木坂46メンバーの写真集イベント恒例の質問も飛び出し、井上は「いろんな人の気持ちを込めて100点。見てくれた人がいいなと思ってくれたらいいですね」と返答。メンバーに関する話題では「高山一実ちゃんは写真集がまだ完成していないときに、撮れたての写真をセレクトする場面にいて、なぜか私より先に写真を見ていました。無関係なのにすごい気になってたみたいで(笑)」と話し、「乃木坂工事中」でMCを務めるバナナマンについては「私の目の前で水着の写真を見て(笑)。恥ずかしくて『閉じてください』って言っちゃいました」と写真集を見せたときのエピソードを語った。さらに彼女は坂道合同オーディションを経てグループに加入した4期生メンバー11人の感想を聞かれ、「すごいかわいくてびっくりしました。10歳くらい歳が離れている子もいて、どんな会話ができるんだろうと不安だったんですけど、すごいみんなしっかりしていて。一生懸命がんばっていて、すごいなと関心しています」とコメントした。
また本日12月14日に24歳の誕生日を迎えた井上は、「あまり実感がないですね。こんな人生になるとは思ってなかったんで(笑)。24歳になった瞬間にいろんな方から『写真集買ったよ』って連絡が来て、不思議な気持ちです」と現在の心境を報告。「とにかく元気に過ごしたいです」と抱負を述べたあと、「いろんな人に支えられてるんだなってことを実感できた1年だったので、この写真集を機にもっと恩返しをできたらいいなと思います」と今年1年間を振り返った。