SWANKY DANKがワンマンツアー「WHITE FLAGS TOUR 2018~2019」の最終公演を1月23日に東京・TSUTAYA O-WESTにて開催した。
このツアーは彼らが11月から全国5カ所で行っていたもの。彼らは当初、11月発売の新作CDを携えて本ツアーを行う予定だったが、制作の遅れによりツアーファイナルのこの日がミニアルバム「WHITE FLAGS」のリリース日となった。
タイトルにちなみ、白い旗を立てたステージに登場したメンバーは、アルバム1曲目「White Flag」でライブの口火を切る。疾走感あふれるナンバーで一気に観客のテンションを引き上げると、笑顔でライブを楽しむファンの顔を見渡したKOJI(Vo, B)は「その顔を観に来たんだよ!」と声を弾ませ、さらに「One Sided」や「misery」といったアップテンポな楽曲を続けていった。ライブが進行するにつれ、KOJIとYUICHI(Vo, G)の歌声はさらに表情豊かに。「Infinity」を情感たっぷりに歌い上げ、「Brainwashed」では妖艶なボーカルでファンを酔わせた。
11曲を一気に駆け抜けたあと、KOJIはSHUN(Dr)の脱退や「WHITE FLAGS」の発売延期など苦悩が続いた昨年を回想。彼はそれらの困難を乗り越えるためにYUICHI、KO-TA(G)とたくさん話をしたと言い「改めてメンバーの大切さを知れた」とメンバーへの感謝を語る。そして自らの経験を踏まえて「いいときがあれば、悪いときもあるよ。人生は一度きり。俺らは絶対あきらめないから。この思いを『WHITE FLAGS』に込めました」と続けると「Start Again」の演奏へ。3人は直前のKOJIの言葉を具現化するかのように、まっすぐ前を見据えて力強いパフォーマンスを見せた。
その後「White Flag」のMV撮影についてのトークから、筋肉に自信のあるKOJIがファンからの声を受けて上裸で演奏する流れになるなど、場内はリラックスモードに。「Sink Like a Stone」ではYUICHIがマイクをフロアに向け、ファンの盛大なシンガロングをうれしそうに浴びる。盛り上がるフロアを見てKOJIも「Twitterでもインスタでも伝わらねえ。現場でしか伝わらない空気感。俺らはお前らしか信用しねえ」と声を上げ、3人はキャッチーな「Listen to the Radio」をおどけたりふざけたりしながらプレイし、にぎやかなムードの中、本編を締めくくった。
アンコールでは最初にKO-TAが口を開き、「ツアーの前にいろいろあって、俺たち以上にみんなのほうが心配してたかもしれない。今日ライブをやって、もっとみんなにいいものを届けたいと思ったので、これからもよろしくお願いします」とファンへメッセージを送る。YUICHIも「俺たちSWANKY DANKは一からバンドをやってるつもりでやっていくから」と改めて決意を語り、3人は「MADE A MESS」「Colors」をはつらつとしたプレイで届けて自身初のワンマンツアーの幕を下ろした。
SWANKY DANK「WHITE FLAGS TOUR 2018~2019」
2019年1月23日 TSUTAYA O-WEST セットリスト
01. White Flag
02. number
03. One Sided
04. Promise
05. misery
06. Gentleman of Fortune
07. music
08. Tell Me
09. Infinity
10. Obedeience
11. Brainwashed
12. Start Again
13. Amazing Dreams
14. Party Rock
15. the answer
16. Sink Like a Stone
17. Listen to the Radio
<アンコール>
18. MADE A MESS
19. Colors