JOYSOUND 音楽ニュース
powered by ナタリー
「JOYSOUND X1」公式サイトJOYSOUND公式キャラクター「ジョイオンプー」

SASUKE、Mega Shinnosuke、竹内アンナ、Ghost like girlfriendの新世代たちが熱演

5年近く前2019年06月07日 14:05

Spotifyが主催するライブイベント「Spotify Early Noise Night #10」が6月5日に東京・SPACE ODDにてが開催され、SASUKE、Mega Shinnosuke、竹内アンナ、Ghost like girlfriendが出演した。

「Spotify Early Noise Night」は、Spotifyがその年に飛躍が期待されるアーティストを選出し、年間を通じてバックアップする「Early Noise」プロジェクトの一環として開催しているイベント。フロアの中央にセンターステージを設置し、出演者の周囲360°をオーディエンスが囲む形でライブを行っている。この日も会場は満員で、ほかのライブイベントでは見られないほどに非常に幅広い年齢層の観客が集まった。

先月16歳になったばかりのSASUKEは、「インフルエンザー」を歌いつつフロアを煽りながら登場し、会場の空気を一気に掌握。「STORY」ではMaschineのパッドを叩いてビートを作り出したかと思えば、次の瞬間にはボコーダーを演奏したり、切れのあるブレイクダンスを繰り出したりと、矢継ぎ早に展開するパフォーマンスでオーディエンスを沸かせた。中学生の頃に合唱コンクールで聴いて気になった曲をサンプリングしたという「sciencely solution」では、この曲を作る過程を観客に伝えるため、ネタ元の合唱曲をループさせ、その上にピアノやキーボード、ベース、ギター、ブラス、ドラムの音を順に重ねていった。そして最後に「平成終わるってよ」を歌い、堂々としたステージパフォーマンスを終えた。

イベント当日に初の全国流通盤「HONNE」をリリースしたMega Shinnosukeは、バンドメンバーを含む5人で円になって向かい合い、まずはセッションを披露。激しくとがったロックサウンドとは対称的に、リラックスした雰囲気で5人はセッションを楽しんでいた。そしてそのまま彼らはシティポップ風の「桃源郷とタクシー」をグルーヴィに演奏。疾走感のあるギターロック「憂鬱なラブソング」など、「HONNE」の収録曲を中心にライブを進行させていく。「水曜日の夜にふさわしいダンスナンバーを持ってきたんで、ぜひ皆さんで踊って帰りましょう」と語りかけた彼が、最後に歌ったのは「O.W.A.」。ステージを囲むオーディエンスを揺らし、次の竹内アンナへとバトンを渡した。

竹内は、プロデューサーの名村武(B)、UNCHAINの谷川正憲(G)、Schroeder-Headzの渡辺シュンスケ(Key)、黒猫チェルシーの岡本啓佑(Dr)という凄腕のメンバーを率いてバンド編成でのライブを実施。ムーディなAOR風のサウンドをバックに、アコースティックギターを爪弾きながら、彼女は澄んだ歌声を響かせる。大胆にアレンジされたTLCのカバー「No scrubs」や、6月26日発売の新作「at THREE」のリード曲でイベント当日に先行配信がスタートした「20 -TWENTY-」などが披露され、曲が終わるたびに客席から喝采が湧き上がった。そして彼女は疾走感のある「Free! Free! Free!」をソウルフルに歌い、この日のライブを締めくくった。

それまでの3組から一転して、Ghost like girlfriendはステージ上に何も機材を置かずに、マイク1本でライブを実施。音に身を任せて踊りつつ、透明感のあるファルセットを響かせながら「fallin'」や「髪の花」などを歌った。MCで彼は、この日の出演者たちと4人でライブ前に話していたと語り、「4、5年前なら演者と話すと『こういうBPMにすれば売れるかな? こういう歌詞にすれば売れるかな?』という話題になりがちだったけど、今日の4人はみんな自分で音を発明した人で、楽しいからやってるという感じだった。自分も時代に媚びずにやっていこうという気持ちになった」とコメント。最後の曲として「Last Haze」をミラーボールの光を浴びながら熱唱した。

一旦イベントは終了したが、客席からアンコールの声が沸き上がり、Ghost like girlfriendが再びステージに登場。これ以上の曲を用意してきていなかったという彼が、アンコールとしてこの日2回目となる「髪の花」を歌うと、会場は大きなシンガロングで包まれた。

「Spotify Early Noise Night #10」2019年6月5日 東京・SPACE ODD セットリスト

SASUKE

01. インフルエンザー(2019edit)
02. STORY
03. 新元号覚え歌
04. sciencely solution
05. 平成終わるってよ

Mega Shinnosuke

01. 桃源郷とタクシー
02. 憂鬱なラブソング
03. blue men.
04. O.W.A.

竹内アンナ

01. TOKYO NITE
02. No Scrubs
03. ALRIGHT
04. 20 -TWENTY-
05. Free! Free! Free!

Ghost like girlfriend

01. (want) like (lover)
02. fallin'
03. shut it up
04. 髪の花
05. Last Haze

関連記事

「SMA 50th Anniversary presents 山内総一郎×斎藤宏介 山斎-SANSAI-」の出演者たち。(Photo by Viola Kam[V'z Twinkle])

山内総一郎×斎藤宏介、SMA50周年ライブ第1弾でLiSA・CHEMISTRY・氣志團ほか豪華カバー連投

2日
「SMA 50th Anniversary presents『Solo×Solo みんなで 集まっちゃう?』」キービジュアル

SMA創立50周年イベントに足立佳奈、崎山蒼志、スピラ・スピカ、竹内アンナら出演

15日
Nao☆

Negicco Nao☆が歌とユーモアでファンを笑顔に!大盛況の36歳バースデーライブ東京公演

20日
「七夕忌 PANTA一周忌&頭脳警察55周年記念ライブ」告知画像

頭脳警察PANTA一周忌ライブ開催 鈴木慶一、仲野茂、大槻ケンヂ、ROLLY、花田裕之、夏川椎菜ら出演

27日
竹内アンナ(Photo by Kazushi Hamano)

竹内アンナ初のビルボードツアー、思い出のステージでパジャ海と“カッコいいライブ”

約1か月
竹内アンナ「THE BEST DRAMAS 2018-2024」フライヤー

竹内アンナの5年間を凝縮、恵比寿でアーリーベストなワンマン

約2か月
Mega Shinnosuke

Mega ShinnosukeがSkaaiとソフマップでMV撮影 lil soft tennisとのコラボ曲収録したEP発表

約2か月
「堂島孝平生誕フェス -2024-」の様子。(Photo by KEIKO TANABE)

堂島孝平「生誕フェス」竹内朱莉もお祝いに駆けつけ、めでたく閉幕

2か月
「藤子・F・不二雄SF短編ドラマ」ビジュアル(写真提供:NHK)

泉谷しげる、般若、荻野目洋子、渡辺大知たちが藤子・F・不二雄の“すこし・ふしぎ”な世界へ

2か月
Mega Shinnosuke「iPhone feat.Skaai」配信ジャケット

Mega Shinnosuke新曲でSkaaiとコラボ、最初で最後のBe Real.を配布

2か月