奥華子が11月15日より東京・新宿バルト9ほか全国で公開される映画「殺さない彼と死なない彼女」の主題歌を担当。さらに劇中音楽も手がけることが発表された。
「殺さない彼と死なない彼女」は世紀末による4コママンガを小林啓一監督が実写化した青春ラブストーリー。「殺す」が口癖でスマホ依存症の無気力少年・小坂れいを間宮祥太朗、「死にたい」が口癖の心優しきネガティブ少女・鹿野ななを桜井日奈子が演じる。
原作マンガを読んでいたという奥は映画について「瑞々しい映像と大切な言葉が散りばめられた一つの物語に、心が掴まれて何度も涙が出ました。人を想う強さや、生きている喜びも切なさも素直に全部が愛おしいと思える作品でした」とコメント。書き下ろしの主題歌「はなびら」については「前向きな力強さと映画の優しい光の世界観もイメージしながら作りました」と語っている。
奥華子 コメント
世紀末さんの世界観が好きで原作を読んでいたので、主題歌と劇中音楽のお話を頂いた時は本当に嬉しかったです。
瑞々しい映像と大切な言葉が散りばめられた一つの物語に、心が掴まれて何度も涙が出ました。
人を想う強さや、生きている喜びも切なさも素直に全部が愛おしいと思える作品でした。
主題歌「はなびら」は前向きな力強さと映画の優しい光の世界観もイメージしながら作りました。劇中音楽は初めての経験でしたが小林監督と何度もイメージを共有しながら、とても繊細なところまで妥協なく作る事ができました。
この音楽が映画と共に観た人の心に残れば幸いです。
間宮祥太朗 コメント
奥華子さんの音楽あってこそ、この映画は清く美しく感じてもらえると思います。
音が静かに泣いたり笑ったりしている様で、登場人物達の感情の機微に観客を誘う。
観ている方々の温度に優しく触れる。この映画に寄り添う音楽に報われに来てください。
桜井日奈子 コメント
「ガーネット」や「楔」など以前から聴いていて、私も奥華子さんの曲に心を動かされたファンの1人なので、今回主題歌を担当されることを知ってとても嬉しかったです。
恋の儚さ、尊さ、切なさが色濃く出ている反面、何度も出てくる“ありがとう”の歌詞に、物語と同様、前向きさを感じました。そして苦しくなるほどに共感できる歌詞が心に響きます。
小林啓一 コメント
素晴らしい音楽を作っていただき、ありがとうございました。奥華子さんの音楽により映画に深みや立体感が生まれました。仕上げの場にも、ずっといてくださり重要なアドバイスもたくさんいただきました。ほんとに助かりました。奥華子さん無くして、この映画は語れません。幸福と悲哀、それと何かが同時に沸き起こる不思議な感覚を皆さんにも味わって欲しいです。エンディング、はやく聞いて欲しいです。
世紀末 コメント
映画が始まって最初の劇伴が流れた瞬間、物語が動き始めるのを感じてワクワクしました。まるで白黒から色がついたような、踊ってるような、走ってるような、笑ってるような、とても素敵な音です。
主題歌の「はなびら」は作品に寄り添って作っていただいた歌ですが、あたたかくて真っ直ぐで聴けば聴くほど奥華子さん本人のような歌だと思っています。
試写会後、奥さんが映画を「宝物のような作品ですね」と言ってくださったのがとても嬉しかった。
宝物を作ってくださったこと、本当に感謝しています。