映画「HiGH&LOW THE WORST」の最速プレミア試写会が本日8月19日に東京都内で行われた。この記事ではレッドカーペットセレモニーに続いて実施された舞台挨拶の模様をレポートする。
最速試写会の会場に集まったファンの前に登場したキャストは合計15名。公開直前の心境を川村壱馬(THE RAMPAGE from EXILE TRIBE)は「心待ちにしていた瞬間でした」、吉野北人(THE RAMPAGE from EXILE TRIBE)は「自分たち自身もドキドキしているんですけど、必ず心が熱くなるような作品になっています」と語った。鬼邪高全日制・轟一派の芝マンを演じた龍(THE RAMPAGE from EXILE TRIBE)は「轟一派として(シリーズの)最初のほうから携わらせてもらって、ついに『HiGH&LOW THE WORST』が公開。わくわくしています」と喜び、辻役の鈴木昂秀(THE RAMPAGE from EXILE TRIBE)は「歴史ある『HiGH&LOW』にまたこうして出演させてもらって。いつもありがとうございます!(笑)」と全日制のトップ・轟洋介を演じる前田公輝に感謝を述べた。
それぞれのキャラ作りについて尋ねられると、川村は「(花岡)楓士雄はバカで明るいけど芯のところでは大事なことをわかっているという、(川村)本人にないものを持っている男。振り切ってやらないと演じられないと思いました」と振り返る。吉野は自身が演じた高城司を「クールで冷静で周りが見えているキャラ」と分析し、「セリフや立ち居振る舞い、表情1つでも堂々と見えるように意識しました」と語った。
山田裕貴は本作について「集大成、集大成と言われていますけど、観たら『なるほど』とわかると思う」と説明。山田演じる番長・村山良樹に従う関虎太郎を演じた一ノ瀬ワタルは「いやー、そうですねー……」と言葉に詰まり、山田から「(舞台挨拶)初めてじゃないでしょ?」とツッコまれて観客の笑いを誘った。そんな一ノ瀬の「ずっと4年間やってきたので、ラストのシーンは胸を打たれました」という言葉に、山田も「皆さんの胸も打ちたいです」と熱く賛同していた。
川村演じる花岡楓士雄の幼なじみの“オロチ兄弟”を演じた中務裕太(GENERATIONS from EXILE TRIBE)、小森隼(GENERATIONS from EXILE TRIBE)は人生初の舞台挨拶に緊張気味。弟の尾々地正也を演じた小森はリハーサルや演技レッスンで怒られ続けたとのことで「周りの人が全員敵なんじゃないかというナイーブな気持ちでクランクインしたんですけど、幼なじみチームのみんなが優しくしてくれました」と振り返り、「お兄ちゃん、大丈夫かな俺?(笑)」と中務に話を振る。兄の真也役の中務は「『HiGH&LOW』には雨宮兄弟がいますけど、雨宮兄弟は神、オロチ兄弟は石なので……」と例えてキャスト陣を驚かせる。山田から「(記事の)見出しに『石』って書かれちゃうよ?(笑)」と指摘された小森はあわてて「石だけはやめてください!」と報道陣に呼びかけていた。
最後に川村は「人間として何が大事なのか、メッセージ性の込められた作品なので集中して楽しんでください」とコメント。山田は「ラストのほうのシーンで村山の思い、僕の思いを文字に込めました。『HiGH&LOW』や鬼邪高を愛してくださった皆様への感謝を込めたので、じっくり目を凝らしてください」と鬼邪高ファンへのメッセージを送った。
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