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PerfumeやSuchmos、チェンスモら観客踊らせ続けた「サマソニ」3日目

約5年前2019年08月24日 7:06

8月16、17、18日に千葉・ZOZOマリンスタジアム&幕張メッセおよび大阪・舞洲SONIC PARK(舞洲スポーツアイランド)にて音楽フェスティバル「SUMMER SONIC 2019」が開催された。この記事では千葉公演3日目の模様をレポートする。

バーチャルYouTuber・Kizuna AI(キズナアイ)はRAINBOW STAGEに出演。DJを務めるTeddyLoidの登場後、スクリーンに出現したキズナアイはクラブサウンドに合わせて歌い踊り、髪色を変える演出も交えながらフロアを沸かせていく。大勢の観客を前にキズナアイは「今日この瞬間を胸にこれからも歌っていきます」と宣言。Yunomiを迎えると「Sky High」を歌い上げて出番を終えた。キズナアイに続いてRAINBOW STAGEに登場した中田ヤスタカときゃりーぱみゅぱみゅは「ファッションモンスター」「つけまつける」といったキラーチューンをシームレスにプレイ。ライブ後半にはサプライズで再び登場したキズナアイと「キズナミ」で共演し、最後は「音ノ国」で観客と一緒にタオルを振り回して盛り上がった。SONIC STAGEに登場した女王蜂は「火炎」でライブをスタート。アヴちゃん(Vo)のアカペラから始まった「金星」では、ダンサブルなサウンドでフロアを揺らす。「ヴィーナス」「デスコ」といった人気曲ももちろん披露し、圧倒的なボーカルとエネルギッシュな演奏で会場を熱狂の渦へと導いた。

快晴のMARINE STAGEに立ったSuchmosは「You Blue I」でライブの火蓋を切り、軽快なサウンドの「YMM」で観客を惹き付けていく。MCではYONCE(Vo)がZOZOマリンスタジアムをホームに活動する千葉ロッテマリーンズを話題に挙げ、「俺の好きな初芝清選手が現役だった時代、試合をここで観て。帰ってくることができてよかったです」とこのスタジアムに対する思い入れを明かした。太陽が照りつけるBEACH STAGEに現れたSIRUPは、心地よいバンドサウンドに乗せて「Synapse」や「Maybe」といったナンバーを次々と歌唱。「みんな最高!」と笑顔を見せたあと披露した「Evergreen」では、美しいメロディがBEACH STAGEいっぱいに広がった。後半は「SWIM」「Do Well」と人気のダンスチューンを連射。観客を踊らせ続け、SIRUPは出番を終えた。

MOUNTAIN STAGEに現れたNulbarichは「Kiss You Back」「Sweet and Sour」でさわやかなムードを演出。JQ(Vo)は「僕たちを選んでくれた人を後悔させるわけにはいかないですね」と意気込みを語りつつ、軽やかなステップでステージ上を練り歩き、オーディエンスとともに心地よいひとときを楽しんだ。開演前からSONIC STAGE入り口に長蛇の列ができるほどの注目を集めたKing Gnuは、常田大希(Vo, G)が拡声器を手にして歌う「Slumberland」をはじめ、どこかダークな雰囲気の楽曲で観客を魅了する。ドラマ主題歌として話題を集めたヒット曲「白日」ではピアノの繊細な音色をバックに、井口理(Vo, Key)は柔らかな歌声をフロアに響かせた。

Perfumeは新グッズとおそろいの蛍光イエローのカラーが特徴の衣装でMARINE STAGEに登場。「Start-Up」「Future Pop」「If you wanna」と、最新オリジナルアルバム「Future Pop」の冒頭3曲を連続で披露し、最新のPerfumeのサウンドをオーディエンスに印象付ける。「Pick Me Up」でスタジアムをダンスフロアに変えたPerfumeは、あ~ちゃんの「Are you ready?」の声に続いて「ワンルーム・ディスコ」をパフォーマンスし、会場を大いに盛り上げた。あ~ちゃんは「『SUMMER SONIC』楽しんでますか? もう灼熱じゃね、ホンマに」と熱狂するスタジアムに圧倒された様子。Perfumeは2012年の「SUMMER SONIC」大阪公演が落雷で中断せざるを得なかったことを振り返り、20周年というメモリアルなタイミングで快晴のもとパフォーマンスできることを喜んだ。その後Perfumeは9月18日発売のベストアルバム「Perfume The Best "P Cubed"」に収録される新曲「ナナナナナイロ」や「エレクトロ・ワールド」などを披露。恒例の「P.T.A.のコーナー」を挟み、「Party Maker」で始まった後半戦では気迫のあるダンスで魅せる「FUSION」や「無限未来」もパフォーマンスされた。

大歓声に迎えられてMARINE STAGEに現れたBLACKPINKは、バックバンドと共に「DDU-DU DDU-DU」で勢いよくライブを開始。日本語のキュートなMCを交えながら最新曲「Kill This Love」や「BOOMBAYAH」といった世界的ヒットナンバーをスタイリッシュかつエネルギッシュにパフォーマンスし、会場に爆発的な盛り上がりを巻き起こした。Billboard JAPAN STAGEのトリを務めたKREVAはバンドメンバーと共に華やかにライブをスタートさせると、「今夜はブギー・バック」を歌ったり、Nulbarich・JQを迎えてコラボ曲「One」を披露したりと出し惜しみのないライブを展開。ハーモニカの演奏から「イッサイガッサイ」をパフォーマンスすると最後は「音色」を歌い上げ、観客に深い満足感をもたらした。

3日間にわたって行われた「サマソニ」の大トリを務めたThe Chainsmokersは、大量の煙幕の中から颯爽と登場。シンセやリズムパッドなどを演奏するアンドリュー・タガートとアレックス・ポールのほか、ドラマーのマット・マグワイアも参加し、打ち込みと生ドラムが交じり合う力強いグルーヴでオーディエンスを圧倒した。火柱や銀テープなど多彩な特効が使われる中、彼らは「Who Do You Love」「Closer」「This Feeling」といったナンバーを次々とプレイ。そして「Something Just Like This」の終盤で花火が打ち上がると、集まった観客たちのテンションは最高潮に。最後は大量の紙吹雪がスタジアム中に舞い、20周年の「サマソニ」は大団円を迎えた。

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