ももいろクローバーZが本日9月3日に東京・六本木ヒルズアリーナで行われた映画「最高の人生の見つけ方」のジャパンプレミアに登壇した。
10月11日公開の「最高の人生の見つけ方」は、ジャック・ニコルソンとモーガン・フリーマンが主演を務めた同名映画を原案とする作品。余命宣告を受けた2人の女性が出会い、12歳の少女の“死ぬまでにやりたいことリスト”を実行するために奮闘する様子が描かれる。2人の女性のうち大真面目な主婦・幸枝を吉永小百合、大金持ちの女社長・マ子を天海祐希が演じ、マ子の秘書・高田にムロツヨシが扮している。劇中には幸枝とマ子が少女の夢を叶えるためにももクロのライブに行き、突如ステージ上に呼び込まれる場面があり、吉永と天海はモノノフに扮して実際にライブに参加。2人がももクロと一緒に「走れ!」を歌うシーンが撮影された。
本日のジャパンプレミアにはももクロのほか、吉永、天海、ムロ、前川清、監督の犬童一心が出席。モノノフ(ももクロファンの呼称)が掲げる色とりどりのペンライトの光に迎えられ、サインや写真撮影などに応じながらレッドカーペットを歩いた。ファンとの交流を終え、ステージに登壇した吉永は「今日は会場の皆様の熱気にすっかり煽られて、ほとんど自分が自分じゃないような状態になっております。そして、ももクロさんとご一緒できてモノノフとしては本当に幸せな気持ちです」と挨拶。会場から「フゥー!」という歓声が沸くと、ムロは「モノノフの皆さん、吉永さんと天海さんに『フゥー!』って言う人たちは君たちだけだよ!」とツッコミを入れていた。また百田夏菜子は「今回はモノノフの皆さんと一緒にこの映画に参加できて、ももクロチーム一同、本当にびっくりしています。あと、先ほど吉永さんが『モノノフです』とおっしゃった音源を個人的にいただけたらいいなと思います(笑)」と感激した表情で述べた。
百田はライブシーンについて、「お客さんが一番びっくりしていて、客席に吉永さんと天海さんが来るシーンがあるんですけど、『隣に来ても平然とした顔をしていてくださいね』と言われたモノノフさんが一番つらかったと思います。どうしても見ちゃいますもん! そういう緊張感もありつつ、いつも通りのライブを楽しんでほしいなという思いでやらせていただきました。本当に一緒に踊ることができて、人生の宝物ができました」とコメント。ほかのももクロメンバーも大きくうなずいていた。
ライブ中、キレキレのヲタ芸で吉永と天海にエールを送っていたムロは、「僕はモノノフの皆さんにムロツと呼ばれているんですけど、『ムロツ! それ間違ってる! うちらそれやんないから!』と言われて、『いや、そういう役だから!』と思ってました」と話して会場に笑いを起こす。また吉永は「1万2000人のファンの方々の前で踊ってしまって、私にとっては一生に一度のことでした」と笑顔で振り返り、天海は「皆さんが振ってくださるペンライトや声援、そして笑顔がどれだけステージの上にいる私たちを励ましてくださったか、ぜひ映画を観て確認してください。本当に勇気をいただきました。モノノフの方にもぜひ観ていただきたい!」と客席に向かって呼びかけた。