betcover!!が7月4日(土)に無観客ライブ「絆」を有料で生配信する。
7月1日に約1年ぶりのニューアルバム「告白」をリリースするbetcover!!。このレコ発ライブが7月4日に東京・WWWで開催される予定だったが、新型コロナウイルス感染拡大状況を踏まえ、無観客ライブとして当日生配信されることが決定した。チケットの価格は1500円で、現在電子チケット販売プラットフォーム・ZAIKOにてチケットが販売されている。また購入者は終演後から7月7日20:30までライブのアーカイブ映像を視聴することができる。
現在YouTubeでは、「告白」のリリースに先がけてアルバムの同梱DVDに収録される「Jungle」のライブ映像を公開中。またbetcover!!と同世代の小室ぺい(NITRODAY)、崎山蒼志、Momによるアルバムの推薦コメントが新たに到着した。
小室ぺい(NITRODAY) コメント
僕はひとり、眠れないぬるい夜に、どこかに何か忘れてきたような気分で、しかしそれが何なのかは思い出せず、ただひたすらに歩みを進めていた。
そして気がつくといつの間にか体は凍えそうな海の真ん中に浮かんでいた。寒いのは裸で、遠い浜には足跡も見あたらない。みんな波がさらっていったようだ。
完全と思われた静けさの中に耳をすませば、魚たち、流木、潮風、僕、それぞれにぶつかり合う音が聴こえてくる。そして不意に闇の中から現れるヤナセジロウ。目が合うも彼はなにも言わず、ただ宙に浮きながら雄大なる太平洋のリズムに身を揺らしている。すべての音は重なり合いだんだんと曲をなしていった。ヤナセジロウは時に叫び、囁き、語り、言葉をつむいだ。彼とその場にある全ての間で命のやり取りがなされていた。僕は、どれくらいになるだろうか、しばらく彼らの様子を見守っていた。
突然、音が止んだかと思うと、そこには終わりを受け止めた無数の孤独が漂っていた。しかし僕は同時につい先まで確かに存在していた命の気配を感じ取っていた。帰り際、ヤナセジロウは懐から取り出した一本のマッチ棒で海に火を放った。
暖かい、暖かい、暖かい…。薄く目が開く。
どうやら夢を見ていたようだ。僕はベンチで白い朝と、ともに降り出した光のようなやさしい雨に身体を起こした。
崎山蒼志 コメント
聴いていて自分の根源から感情が沸き上がるような瞬間が多々あります。
強く揺さぶられ、掴まれます。
それでいて足がふわっと浮くような、風が抜けるような瞬間も多々あります。そのどの瞬間も切なさをはらんでいて、不意に泣きそうになります。
ヤナセさんの非常に映像が近く、力強くも時に優しく儚い歌詞(と音楽)は、まるで、幾多の物語をみているようです。『告白』永続的な作品だと思います。
Mom コメント
betcover!!は朗らかになった。
愛情深くなった。
理性からの解放! イマジネーション爆発!
砂嵐みたいなギターをかき鳴らして、出し抜けにがなって、最後ははにかんでくれる。
『Love and Destroy』は身につまされます。
また近いうちに飲みましょう。
betcover!! Online live “絆”
2020年7月4日(土)19:00~20:30(予定)