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永積崇がグランドピアノで弾き語り、コンドルズ近藤良平と赤レンガ倉庫から熱演配信

山頂をイメージしたセットの上で新曲を歌う永積崇(左)と小道具の魚を抱えた近藤良平。(Photo by Sugawara Kota)
5年以上前2020年07月03日 7:05

近藤良平(コンドルズ)と永積崇(ハナレグミ)によるオンラインライブ「great journey 4th - online」が昨日7月2日に配信された。

2016年にスタートした「great journey」は毎回“journey(旅)”をテーマに、2人が音楽、ダンス、トークなどのパフォーマンスを繰り広げるシリーズ。初のオンライン開催となった今回も、無観客の神奈川・横浜赤レンガ倉庫1号館 3Fホールから2人のセッションが届けられた。

まずは架空のジャズバー「Red Dragonfly」を舞台にバーテンダーに扮した永積と客の近藤によるシットコムからライブが始まる。ほぼセリフなしの芝居でコミカルなやり取りを披露したのち、永積が「ジャズバーというわりに、置いてあるレコードがどう見てもジャズじゃないっていう。ボブ・マーリーとかRCサクセションとかデヴィッド・ボウイとか(笑)」とツッコむと、近藤が「家にあった80'sをいっぱい持ってきた」と明かした。

続いて永積がこの公演のために書き下ろした楽曲を歌唱することに。永積は「なかなか旅に出られませんから。せめて歌の中だけでも旅の気分が出ればいいんじゃないかと思って」と語り、標高3000m級の山頂をイメージしたセットの上で伸びやかに歌声を響かせる。その傍らでは近藤がパペットや犬の形のおもちゃ、色紙で作った海や魚などの小道具を使ってさまざまな風景を作り出し、配信ならではのカメラワークでファンタジーな世界を届けた。

トークパートで近藤は、永積が専門学校時代にジャズを専攻していたことに触れ、ルイ・アームストロング「What A Wonderful World」を“いい風景”として覚えることができると、英語詞を適当な日本語に置き換えた「空耳アワー」のようなコーナーを展開。また近藤が奏でるフラメンコ調のギターに合わせて、永積が崎陽軒のシウマイ弁当の中身をメキシコ風に歌うという場面もあった。

終盤にはハナレグミの曲「サンニブ」のメロディのループに乗せて、2人が入れ替わり立ち替わり派手な衣装でランウェイを歩くファッションショーのようなステージも。ランウェイを降りた永積が両肩にジョウロを付けた奇抜な衣装のままドラムソロを披露した。最後は永積がグランドピアノでナット・キング・コールの名曲「Smile」を弾き語り、その歌声に乗せて近藤が舞い踊るという熱演を繰り広げてライブの幕を下ろした。

なお「great journey 4th - online」のアーカイブ映像は7月5日23:59まで視聴可能。チケットはZAIKOにて1500円で販売されている。

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