EXILE HIRO、「ショートショート フィルムフェスティバル&アジア」(以下SSFF & ASIA)代表の別所哲也、作詞家の小竹正人によるコラボプロジェクト「CINEMA FIGHTERS project」の第4弾「昨日より赤く明日より青く -CINEMA FIGHTERS project-」が、2021年に全国の劇場で公開される。
「CINEMA FIGHTERS project」は小竹の歌詞の世界観を、さまざまな映画監督を迎えてショートフィルムとして映像化するプロジェクト。第4弾「昨日より赤く明日より青く」にはGENERATIONS from EXILE TRIBEのメンバー全員が主演や主題歌で参加する。本作の公開は本日9月27日に東京・明治神宮会館で行われた「SSFF & ASIA 2020」アワードセレモニーの中で発表された。
「昨日より赤く明日より青く」のラインナップは全6作品。セレモニーにはGENERATIONSの7人が登壇、各作の監督がリモート出演したほか、主題歌アーティストも発表された。佐野玲於の主演作ではSABUが監督を、KAZUKI(DOBERMAN INFINITY)が主題歌を務める。SABU監督は「小竹さんの世界観をうまく表現できるか心配でしたが、面白くできたと思います」、佐野は「パンクな若者の姿を描いた作品です。『この人パンクだな』と思っていた監督とやり取りさせていただいたので(笑)、ニュアンスをつかむのにそれほど時間はかかりませんでした」と語った。関口メンディーの主演作の監督は新城毅彦が担当し、主題歌は数原龍友が歌う。新城監督は本作について「けっこう素敵なラブストーリーです」、関口は「ちょっと大人なラブストーリーで、今までやったことのない役柄」と説明。主題歌のレコーディング前に台本を読んだという数原は「作品を拝見したら、自分の思いとすごくリンクしていました」と明かした。
白濱亜嵐主演作の監督は山下敦弘、主題歌はDEEP SQUADが担当する。こちらもラブストーリーとのことで、山下監督は「普段やらない素直なラブストーリーをやらせていただきました」と話す。白濱は「ここ最近は貴族や大富豪など劇画チックなキャラクターが多かったんですが(笑)、今回はナチュラルさを意識して演技を付けていただき、お芝居の基礎から見直すことができました」と振り返った。中務裕太の主演作の監督は森義隆で、主題歌アーティストは鷲尾伶菜(E-girls)のソロプロジェクト・伶。森監督が「中務くんはあまり演技経験がないということでフレッシュに、彼らしい演技を見せてくれた」と明かすと、中務は「監督は僕のキャラクターを理解してくれたので、リラックスして役に取り組めました」と話した。
片寄涼太が主演と主題歌を務める作品は真利子哲也が監督を手がける。これから撮影されるというこの作品について真利子監督は「片寄くんの新しい面で脚本を作れないか、こういう機会だから楽しんで作ろうと考えた」と話す。また片寄は「今回は半分くらい英語のセリフなので、撮影に向けて役作りの一環として練習しているところです」と作品の世界を垣間見せた。こちらも撮影間近という小森隼の主演作では久保茂昭が監督、LDHの新人ユニット・iScreamが主題歌を務める。LDHのアーティストとはミュージックビデオや「HiGH&LOW」シリーズなどで縁の深い久保監督は「すごい監督ばかりで恐縮していますが、新しい挑戦ができれば」と意気込み、小森も「10代から知っていただいている久保監督とのタッグでワクワクしています。自分にできることと向き合いながらがんばりたい」と笑顔を見せた。
エグゼクティブプロデューサーを務めるEXILE HIROも登壇して「初めてGENERATIONSがチームとしてコラボさせてもらいます。素晴らしい監督の皆さんに個性を引き出していただければ。完成が楽しみです」と話し、映画ファンの期待を煽った。このほかセレモニーには狂言師の和泉元彌、エッセイストの犬山紙子、女優の筒井真理子、小池百合子東京都知事らが登壇。「SSFF & ASIA」各賞受賞者を祝福した。