8月末をもって閉店した東京のライブハウス・秋葉原CLUB GOODMANと同ビルの音楽スタジオ・スタジオリボレが10月に営業を部分的に再開することが決定。また再始動を支援するクラウドファンディング「BIRTH CRY PROJECT」がスタートする。
新型コロナウイルス感染拡大の影響により事業継続の目処が立たなくなったため、閉店することを6月22日に発表した秋葉原CLUB GOODMANとスタジオリボレ。その後閉店日である8月31日にはTwitter公式アカウントを介し、復活への動きを模索していることが明かされた。
プロジェクト名の「BIRTH CRY」は7月に秋葉原CLUB GOODMANで行われた七尾旅人の配信ワンマンのタイトルで、七尾自らが「今、まだ閉店を覆そうと奮闘しているスタッフさんたち。たとえ、それが覆らなかったとしても、その遺伝子を受け継ぐような箱が新たに作れたら」という思いを込めて命名した。今後スタジオリボレは店名をSTUDIO GOODMAN AKIBAに変更し、10月上旬にプレオープン。新型コロナウイルスの感染拡大防止のため人数制限を行いつつ、店内見学や電話予約によるスタジオ利用を受け付ける。そして内装をリニューアルし、10月17日から地下2階の5部屋のみで営業を行う予定だ。
秋葉原CLUB GOODMANは店名を変えず、10月17日から試験的に無観客ライブ配信のみに絞って営業を再開。10月17日には聖飢魔IIのギタリスト・エース清水と元グラスバレーの本田海月によって結成されたユニットface to ace、31日にはZABADAKの無観客ライブ配信が決定している。
さらにCAMPFIREにて、2店舗の復活に向けての支援を募るクラウドファンディングが行われることも決定。プロジェクトページには七尾、Analogfish、石原正晴(SuiseiNoboAz)、一楽儀光(ドラびでお)、JOJO広重(非常階段)、DARTHREIDER、灰野敬二、森田釣竿(漁港)、吉田靖直(トリプルファイヤー)ら同会場とゆかりのあるアーティストたちのメッセージが掲載されるほか、支援者へのリターンが用意される。プロジェクトは10月5日を目処に開始を予定している。