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バンもん!8周年ライブでファン投票リクエスト曲をカウントダウン、しかしランキングは意外な結果に

約4年前2020年10月11日 2:07

バンドじゃないもん!MAXX NAKAYOSHIが10月10日に東京・恵比寿ザ・ガーデンホールにてワンマンライブ「バンもん!八周年記念リクエストアワード 2020~すゑひろがりインフィ二ティ~」を開催した。

この日は昨年10月の7周年記念ライブと同様に、バンもん!がデビューした2012年10月以降に発表した楽曲を対象にファン投票が行われ、上位を獲得した楽曲がカウントダウン形式で披露された。ライブはソーシャルディスタンスを確保するために座席数を半分にしたうえで観客を迎えて行われ、来場者は公演中に席から立ったり大声を出すことは控えるようアナウンスされた。また、会場に足を運ぶことができないファンに向けてZAIKOを使用した有料配信も行われた。

開演時間を迎えるとまずは、「M-1グランプリ」の出囃子であるFatboy Slim「Because We Can」が流れる中、すゑひろがりずがステージに現れた。彼らは“お囃子にあらず、やんごとなく仲睦まじ”ことバンドじゃないもん!MAXX NAKAYOSHIの前説として、ショートコント「伝統芸能でお送りするスーパーマリオブラザーズ」を披露。観客は声を出せないため笑い声は一切起きないが、2人のネタがライブ前の会場をウォームアップさせた。

そしていよいよバンもん!のメンバーが1人ずつステージに登場。白黒を基調とした新衣装で、ファン投票15位の「UP↑ぷらいむ」と同点15位の「ナナコロ!」、14位の「ヒラヒラ」を続けてパフォーマンスした。3月にスタートする予定だった全国ツアー「神降臨▽天地創造ツアー ~バンもん!が7日間で世界を創るまでの記録~」が新型コロナウイルス感染拡大の影響で全公演中止になったバンもん!にとって、観客の前でライブを行うのはひさびさのこと。メンバーは客席を見ながら「本物のもんスター(バンもん!ファンの呼称)がいる!」と大喜び。定番のメンバー紹介は、観客が発声NGのためコール&レスポンスができず普段とはだいぶ雰囲気が違っていたが、メンバーはうれしそうに自己紹介をしていた。その後、メンバーに呼び込まれて再びすゑひろがりずがステージに登場。彼らはバンもん!の曲名を「そちのえびす顔で浮世はいみじ」「夢見心地 肝 神通力」「御霊のみ参ずる所存」「否否否否否否頭打ち」「尖り踵」「決めま匠」と和風に変換し、メンバーや観客を“えびす顔”にした。

その後もカウントダウンが続くが、昨年4位で今年も上位に入ることを予想したファンが多かった人気曲「NaMiDa」が12位となり、ランキングは大波乱。ここ数年の曲が支持を集める一方で、2人編成時代の1stシングル「ショコラ・ラブ」や、そのカップリングである「お姫様ごっこ」といった初期曲もランクインした。普段であればライブの終盤に入りがちな曲も序盤から続々と披露されるという、リクエストアワードならではの異色のセットリストでライブは進行。6人は目の前の観客とカメラの向こうの視聴者の両方に視線を送りながら、楽しそうにパフォーマンスを繰り広げた。

叫ぶように声を上げてエモーショナルに歌いオーディエンスの胸を熱くさせた5位「Q.人生それでいいのかい?」を経て、ライブはついにラストスパートに突入。この先の投票結果についてメンバーが口々に「意外じゃない?」と語ったのち、4位として披露されたのは昨年1位だった「君の笑顔で世界がやばい」だった。トップ3が読めない状況にファンの期待と興奮が高まる中、3位にランクインしたのは過去に3回程度しかライブで披露されたことがない「Fan+tic.」。意外なダークホースの出現に、会場も配信も共に一層の盛り上がりを見せた。さらに2位にランクインした「ピンヒール」を切なく歌い上げ、いよいよ1位の発表。今年のトップを飾った曲は、コロナ禍以降の今年6月にリリースされたため観客を入れてのライブでは披露されたことがない「ゴッドソング」だった。多くのファンにとっては予想外ながらも納得の結果で、今年のリクエストアワードは終了した。

アンコールで再びステージにメンバーが現れると、大自然を思わせる鳥の鳴き声とパーカッションの音が鳴る中、6人は雄大な夕日の映像をバックに、ゆよゆっぺが制作した新曲「レジェンドあいらぶゆー」を初披露。しかし歌が始まると壮大なイントロから一転して、さまざまなジャンルが目まぐるしく展開していく。メンバーは緩急差の激しいメロディに乗せて、「ゴッドソング」の流れを汲んだような壮大なテーマを歌い上げた。曲が終わると彼女たちは、ライブ終了後の10月11日にこの「レジェンドあいらぶゆー」が配信リリースされることを告知。さらに「10月11日はもう1つのリリース日」ということで、この日に誕生日を迎える鈴姫みさこにサプライズでバースデーケーキが運び込まれた。

ケーキを持ったみさこにメンバーが一斉に「お誕生日おめでとう!」と声をかけ、6人は観客を背にして記念写真を撮影。するとみさこはメンバーに「みさこからもお礼してもいい?」と言い、ステージ上のスクリーンにムービーが流れ始めた。そこに映ったのは、スーツを着たみさこがWOWOWのオフィスを訪れ、編成制作局の編成部長に「番組をください!」と直談判し、持ち込み企画を社員にプレゼンする様子。これにより11月から音楽専門チャンネル・歌謡ポップスチャンネル内のプログラム「WOWOW PLUS MUSIC -深夜1時の音楽タイム-」にて、バンもん!のレギュラー番組「バンもん!のうぉーうぉーPLUS」がスタートすることが明かされ、このことを知らなかったメンバーは驚きの声を上げた。みさこへのサプライズ、その他のメンバーへのサプライズが終わると、続けて彼女たちはもんスターへのサプライズとして、11月から全国ツアーが開催されることを発表。歓声は上がらないものの、会場中は喜びで満たされた。

最後に挨拶として、みさこは観客や視聴者に向けて「アイドルにしかない文化ってめちゃくちゃあるじゃん? ステージから愛を届けて、みんなから愛をもらってっていう。アイドルはほかの音楽やエンタメとかとはまたちょっと違う、愛をぶつけ合う存在だと思うから」と、アイドルというジャンルならではの魅力について力説。「今、みんなすごく大変なときだと思うけど、バンもん!ちゃんたちはまだまだ戦い続けたいと思うので、もんスターのみんなも笑顔で一緒に戦い続けてくれたらくれたらとってもうれしいです」と、今後もアイドルとして突き進むことを宣言した。この日のラストナンバーは、メンバー全員で選曲したという「キメマスター!」。昨年3位を獲得した人気曲でありながら、今回の投票では惜しくもランクインしなかったため残念がる声もあったこの曲を、最後に6人は全力でパフォーマンス。曲が終わると1人ずつ観客に挨拶の言葉を述べてステージを後にした。

「バンもん!八周年記念リクエストアワード 2020~すゑひろがりインフィ二ティー~」2020年10月10日 恵比寿ザ・ガーデンホール セットリスト

01. UP↑ぷらいむ(15位)
02. ナナコロ!(15位)
03. ヒラヒラ(14位)
04. 強気、Magic Moon Night~少女は大人の夢を見る~(13位)
05. NaMiDa(12位)
06. 6 RESPECT(11位)
07. お姫様ごっこ(10位)
08. ロマンティック▼テレパシー(9位)
09. ショコラ・ラブ(8位)
10. White Youth(7位)
11. プリズム☆リズム(6位)
12. Q.人生それでいいのかい?(5位)
13. 君の笑顔で世界がやばい(4位)
14. Fan+tic.(3位)
15. ピンヒール(2位)
16. ゴッドソング(1位)
<アンコール>
17. レジェンドあいらぶゆー
18. キメマスター!

※▽と▼はハートマーク

※記事初出時、本文に一部誤字がありました。お詫びして訂正いたします。

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