東京・シアタークリエで上演中のミュージカル「RENT」のゲネプロが昨日11月3日に同劇場にて行われた。
「RENT」は1996年にアメリカ・ブロードウェイで初演されたミュージカル。20世紀末のニューヨーク・イーストヴィレッジを舞台に、当時の若者のライフスタイルや世相を描く。11月2日にシアタークリエで開幕した本公演では花村想太(Da-iCE)と平間壮一がマーク、堂珍嘉邦(CHEMISTRY)と甲斐翔真がロジャー、遥海と八木アリサがミミ、加藤潤一と光永泰一朗がコリンズ、RIOSKE(COLOR CREATION)と上口耕平がエンジェル、フランク莉奈と鈴木瑛美子がモーリーンをWキャストで演じる。3日のゲネプロには花村、堂珍、八木、光永、上口、フランクらが出演した。
ミュージカル初出演にして主演を務めた花村は、持ち前の歌唱力と美声を生かしてマークを好演。11月1日に行われた囲み取材では「前回、前々回と出てらっしゃる平間さんや堂珍さんが『RENT』の世界観を伝えてくださって、不安に思うことはあまりなかったです。主演ではあるんですが、あまり主演感はないんじゃないかなと思いつつ、言葉だけではなくステージ上の振る舞いやお芝居で皆さんに作品に込められたメッセージを皆さんにお届けできたら」と本作にかける思いを語った。
3度目の出演となる堂珍は「役が与えられているんですが、その中で人間性がうまく役と溶け合って、役と本人の人柄が出たり入ったりするのがすごく面白かった。その中で夢や悩みをシェアしながら、どんどん『RENT』にのめり込んでいった感じです」と今回のメンバーでの稽古を振り返った。平間もコロナ禍での稽古について触れ「食事中に会話をしないとか細かなルールがあって。お話ししたくて触れ合いたくてしょうがないところを必死に我慢して。みんな会話したいんだなとかコミュニケーションとりたいんだなという姿を見て愛おしさがあふれました。本番では逆にそこで溜め込んだパワーが爆発していくんじゃないかと思います」と本番への期待を語った。
「RENT」の東京公演は12月6日までシアタークリエで上演されたあと、11、12日に愛知・愛知県芸術劇場で上演される。
ミュージカル「RENT」
2020年11月2日(月)~12月6日(日)東京都 シアタークリエ
2020年12月11日(金)・12日(土)愛知県 愛知県芸術劇場
<出演者>
マーク:花村想太(Da-iCE) / 平間壮一
ロジャー:堂珍嘉邦(CHEMISTRY) / 甲斐翔真
ミミ:遥海 / 八木アリサ
コリンズ:加藤潤一 / 光永泰一朗
エンジェル:RIOSKE(COLOR CREATION) / 上口耕平
モーリーン:フランク莉奈 / 鈴木瑛美子
ジョアンヌ:宮本美季
ベニー:SUNHEE / 吉田広大
ICHI、コリ伽路、奈良木浚赫、小熊綸、吉田華奈、吉原シュート